先日、薬局やドラッグストア界隈で話題になったAmazonが処方薬のネット販売に参入について自分なりに考え等をまとめておこうと思いました。
元の記事はこちらです。
有料記事なので、私は内容を読めませんが友人のツイートで概要がまとまっていましたので興味がある人は見ておいてください。
日本にAmazonが参入してきたことにより、書店は半分になったと聞きます。薬局業界にもAmazonが参入したら、多くの薬局が影響を受けるのかもしれませんね。尚、このAmazonの参入のニュースによりアメリカ同様、日本でも大手チェーンの株価は下がったようです。
目次
あくまでも電子処方箋発行後の世界の話
まず参入といっても来年から始まる電子処方箋発行後の話のようですね。なので電子処方箋が発行されるとどうなるのか?というのも知らないとダメそうですよね。
今の紙媒体での処方箋が電子化されるってやつですね、リフィルで不安な処方箋の紛失とかなくなりそうですね。
で、私があまり想像がついていないのが、この電子処方箋をどうやって患者が薬局に渡すのか?っていうところです。
今までの紙ベースの流れの延長で、薬局にいって、マイナンバーカードで資格確認すれば処方箋が受け付けられるっていうのは出来ると思いますが、なんか時間の無駄ですよね。
オンライン服薬指導しなくても、WEB上で薬局に処方箋受け付けられるようにしておきたいけど、具体的にはどんな感じなんですかね?分からないです。
今現在のように、①患者が処方箋を写真でとり、薬局に送る→②薬局は写真内容でくすりを用意(出来たら報告)→③患者が来局し原本を渡して服薬指導・くすりを受け取り帰宅
それとも、薬局のWEBサイトやスマホアプリなどから電子処方箋を受け付けることが出来るようになるのか…
るるーしゅ
後者のパターンもありだとすると、どうやって受け付けるかがポイントですよね。
各薬局のウェブサイトからも受付可能になると、そりゃ大手チェーンのほうが強いでしょうからね。そうなるとアマゾンを経由するというのは中小としてはアリですかね。
10月からモデル事業が開始されるので、オンライン服薬指導するしないに関わらず、どうやって受け付けるのか気になります。
あと電子処方箋になると、処方箋の入力業務が減りますので医療事務さんの需要が減るのではないかなと思っています。
Amazon経由でのオンライン服薬指導で気になるところ
冒頭のとーふさんのツイートの動画内でも指摘があったように、処方箋受付した薬局から、くすり作ってAmazonに渡して、Amazonの配送網にのせてって考えると、手元にくすりが届くまで数日かかりそうですよね。
るるーしゅ
Amazonが調剤の外部委託を受けると、くすりが届くのが早くなるのでよりスムーズだと思います。
外部委託についても容認されるだろうなと思うと、Amazonの脅威はありますよね。
電子処方箋の導入で大きく流れが変わる可能性
Amazonが参入するってことより、やっぱり電子処方箋の導入で薬局業務が大きく変わっていきそうですよね。もちろん導入されたからといって、すぐに電子処方箋に切り替わるわけじゃないでしょうが、若い世代を中心にオンライン診療→オンライン服薬指導というのが進んでいくと思います。
オンライン服薬指導でくすりをもらう際、どういう薬局・薬剤師が好まれるか?これは我々、雇われ側が考えなきゃいけないところですよね。
薬剤師として知識がある人、これは王道でしょうが一般の方がどの薬剤師が優れているかなんてわからないでしょうから、やっぱり〇〇専門薬剤師などの分かりやすいものが必要になってくるんだと思います。
容姿が優れている人、批判の声はあるかもしれませんがサービス業という側面もあるので重要だと思います。
今後の変化に対応できたものが生き残っていくのでしょうから、なるべく好奇心旺盛に動いてチャンスをつかんでいきたいなと思っています。
あとは、前からも言っている話ですが、薬局を取り巻く環境が変化してきているので、薬剤師としてのキャリアをしっかりと考えたほうがいいと思います。
薬剤師が過剰になって淘汰されるのかは、分からないところもありますが、淘汰される関係なしに自分のキャリアパスは考えておいて損はないはずです。
るるーしゅ
キャリアを考えなくてもうまくいく人はいるけど、うまくいかない人はしっかりと考えていないことが多いと思います。
勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし
ってやつです
1 件のコメント
面白く読ませていただきました
とりあえず第一報、これからどうなるか気になるところですね
患者ニーズは自宅に届く便利さか、それとも薬剤師個々の魅力か・・
門前薬局の高い利用率、調剤中買い物できるDgSを選ぶ患者さん、なんとなく便利さが強そうです。
処方箋予約やpay払いのポイント還元を重視する方もきっといるでしょうね
もしかしたら、患者さんにとっては電子処方箋のメリットが一番薄いのかもしれません
今後の鋭い考察にも期待しております!