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薬局薬剤師って今後淘汰されるの?ちゃんとやっていれば大丈夫なの?

今回は、薬剤師免許をもった人のSNSのなかで、度々話題にあがる今後の薬剤師は淘汰されるのか?という内容について、わたしなりの思考をまとめたいと思います。(現時点では下書き程度)

SNSとかだと、何を根拠に言っているんだとか、どの視点(虫の目、鳥の目、魚の目)で発言しているのか不明、また淘汰というのが一体どういったことを意味するかも様々な気がするんですよね。

るるーしゅ

るるーしゅ

私は薬局薬剤師なので薬局薬剤師以外はあまり分からないです。

淘汰されるの?されないの?

まずわたしの考えでは、今のままでは淘汰される側の薬剤師になる人は多いと思います。

理由としては、

  1. 薬剤師の需給予測で、今後職能が拡大しても需要<供給というデータがでていること
  2. 対物から対人といわれつつも対人業務を示せるエビデンスが乏しい(出来ていない)
  3. 規制緩和による薬剤師の効率化(在宅勤務や調剤の外注化の流れ)
  4. 日本、薬剤師の数が世界のなかでもトップクラスに多い
  5. AIに代替されるかもと言われているテクニシャンレベルの薬剤師が多い?
  6. キャリアを考えなくてもやってこれた(働き方を考えなくてもやってこれた薬剤師が多い)
  7. 日本は人口減少、地方では消滅する自治体が?みたいな話が出ている中で調剤報酬があがるとは思えない。むしろ1点10円を地域によって変えるか?みたいな話も出ていたり
  8. 日本の調剤医療のGDP比がイギリス、ドイツの3倍(個人優遇で非効率的)

ただ、一方で大丈夫じゃね?みたいな楽観視できる要因としては

  • 薬剤師過剰になるって、ずっとずっと前から言われているけど全然そんな時代になっていないじゃん
  • 薬剤師過剰になっても、ろくに仕事もできないオッサン、オバサンが淘汰されるだけだから、ちゃんとやっていれば大丈夫でしょ

こんな感じですかね。

この楽観視する意見を私は強く否定することもできないです。つまるところ、危機感をあおるデータもあるけど、楽観視できるデータもあるってとこなんだと思います。

重要なのは何をすること?

時代遅れと言われそうですが、VUCAの時代をどうやって生きていくかってことになるのかなと思っています。

ちなみにVUCAとは以下の単語の頭文字をとったものです。

V(Volatility:変動性)
U(Uncertainty:不確実性)
C(Complexity:複雑性)
A(Ambiguity:曖昧性)

倒産する薬局も増えているそうですし、チェーンのフタツカさんがココカラファインにM&Aされるし、1000店舗もあったクラフトが借金返済で事業再生ADRとか、安定はしないだろうなという印象です。

薬剤師過剰になるって、ずっとずっと前から言われているけど全然そんな時代になっていないじゃんってホント?

上記で、楽観的なコメントとして、全然過剰時代なんて起きていないという意見がありましたが、もう少し高い視点で見てみると既に一部の地域などでは薬剤師過剰時代は始まっているような気がします。

また大学の就職を担当としている人はご存じかと思いますが、大手チェーンを希望しても、都市部のみの勤務地希望だとなかなか内定ももらえないといったことも起きていますよね。

薬剤師過剰になっても、ろくに仕事もできないオッサン、オバサンが淘汰されるだけだから、ちゃんとやっていれば大丈夫でしょ

こっちはその通りだと思いますが、このちゃんとというのが、なかなかの曲者のような気がしています。

というのもVUCAの時代を生き抜くには、雇われ力(転職力)があったほうが有利なのは疑いようがないですよね。くすりや疾患の知識が豊富でも他者とのコミュニケーション等で問題があれば、使えない人材です。

るるーしゅ

るるーしゅ

あと、最近の若い薬剤師はレベルが高いと思います。能力にそこまで差がないのであれば、若い人のほうが市場価値は高いです。

社会や組織、患者が何を求めているのか、つまり市場価値を意識しないとダメなのですが、薬剤師ってそういうことを考えてこなかった方が多いと思います(その結果が、今の状況を招いているともいえますが)

わたしはなるべく物事はPPDACのフレームワークで考えて結論をだそうと思っています。そうしないとどこがおかしいのかでよく分からなくなってしまいますからね(汗)

キャリア相談をマジでやってあげて

将来が不安だから、これからは薬剤師×〇〇だ!とかなって、〇〇を作らなきゃで本業が疎かになる若手薬剤師が出てくるのも困るってのはわかります。

ただ井の中の蛙状態になっていて、「将来とか気にしなくても大丈夫だから~」となっているのも危ないと思いますよ。

「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし

誰が言ったのかは知りませんが、特別、いまなにかを行動しなくても淘汰されない薬剤師もいるとは思います。ただ淘汰される側にまわった薬剤師にはきっと思い当たる節はでてくるんだと思います。

中堅以上の薬剤師が若手のキャリア支援をやってあげてほしいのですが、なかなか難しいですよね。ただそれでも上にたつ立場として若手のキャリアをサポートしてあげてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

今日はここまで~あとでもう少しデータとか引用して説得力を高めようかなと思っています

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