≫【2023年度版】薬剤師向け転職サイトの利用方法

男性薬剤師の皆さん、育児休暇をとってパートナーの産後うつを防ぎましょう。

今回は、2021年に開催された第31回医療薬学会のシンポジウムでの話題を元に、男性の育児休暇の重要性についてまとめたいと思います。

これから子どもをもつ予定の男性薬剤師や男性薬学生は、この情報を参考にして職場選びや転職先を考えましょう。

また、その他の方々には、男性が育児休暇を取ることが当たり前になるよう、支援していただけるとありがたいです。

るるーしゅ

るるーしゅ

私も微力を尽くして、男性の育児休暇取得を当たり前にしたいと思います。

妊産婦の死因の1位が自殺?

では何故、男性の育児休暇取得を当たり前にしていきたいかというと、妊産婦の死因の1位が自殺というデータがでているからです。

人口動態統計(死亡・出生・死産)から見る妊娠中・産後の死亡の現状

ただこの自殺が妊産婦の死因の主要というのは日本だけではなく、アメリカでも同様のようです。(参考:Suicidal Risk During Pregnancy, After Childbirth on the Rise

これは「自分は大丈夫」という女性ほど自分で抱え込んでしまう可能性があるので注意しましょう。

るるーしゅ

るるーしゅ

ホルモンバランスの乱れによって誰にでも起こりうることなんですね…

産後うつに効果的な予防は?

シンポジウムの中では、産後うつの予防に効果的な取り組みはこの2つしであると紹介されていました。

  • 睡眠時間をしっかりとること
  • 朝日を浴びること

これらを実践するためには、赤ちゃんの夜泣き対応を男性がすることが必要です。

しかし、翌日仕事がある男性に夜泣き対応を任せることは負担が大きく現実的に難しいですよね。

るるーしゅ

るるーしゅ

・・・私も全然できていませんでした。

男性が夜泣き対応などの育児をしっかりとサポートするためには、育児休暇をとることがとても大切です。

今後子どもをもつ方々には、職場で育児休暇を取得できるかどうかを考えてほしいと思います。

また、私のように育児休暇を取らずに、運よくパートナーが産後うつになっていない何とかなっている人たちは「育児休暇取るのが普通だよ」と背中を押す役目をしてほしいです。

2022年4月からは、意向確認の声かけが義務化されますが、過去の「俺たちの時代はこうだった。だから~」といった考え方を持つクソ野郎がいる限り、男性の育児休暇取得が進まない可能性があると思います。

そういった考え方を改め、男性も積極的に育児に参加することが必要である雰囲気づくりをしていきましょう。

取るだけ育休にも注意

今回の記事を読んだ男性諸君は、パートナーの出産の際に育児休暇を取得すると思いますが、取るだけ育休にも注意する必要があります。

会社の制度や風潮から育休をとったものの、育児・家事を担う意識が低いと、パートナーはあなたの分の食事を作る手間が増えただけってことにもなりかねません。

るるーしゅ

るるーしゅ

この記事を私の妻が読んだら、「お前のどの口が言うんだ?」と発狂すると思います…

皆さんはしっかりやりましょうマジで。

大手チェーン薬局の男性育児休暇の取得状況は?

大手チェーン薬局は、子育てサポート企業認定マークのくるみんやプラチナくるみんを取得していることも多いので実際にどれくらい男性の育児休暇が取得しているのか調べてみようと思います。

尚、2023年4月からは従業員が1 ,000人を超える企業は男性労働者の育児休業取得率等の公表が必要になるため、もっと具体的な数字が分かると思います。

日本調剤

日本調剤はくるみん認定を2021年から取得していますが、男性の育児休暇についてはのっていませんでした。

しかし従業員の仕事と家庭を両立させるため(次世代育成支援)の行動計画が公開されていました。

仕事と子育てを両立させることができる働きやすい環境を整備することによって、継続した就業者が増えるよう、次のように行動計画を策定する。

目標1:産休・育休制度の社員への周知徹底を図る。

<対策>
・2021年7月~ 社内イントラネットにて社員への制度の情報提供
・2021年7月~ 男性社員の育児参加を促すための情報提供

目標2:育児中の社員を対象とした施策を実施する

<対策>
・2022年5月~ 育児中の社員を対象とした研修・座談会等の実施
目標3:有給休暇、特別休暇等の取得促進を図る

<対策>
・2021年7月~ 有給休暇や配偶者出産時休暇、子の看護休暇取得の情報提供

企業情報見ていたら、一月当たりの労働者の平均残業時間 正社員薬剤師 16.3時間(2020年度)というのを目にして、「正直けっこうきついな」と思いました。

アインファーマシーズ

アインも日本調剤同様にくるみん取得していますね。

男性の育児休暇取得率は53.9%と日本の平均超えていますね(13%くらい)。

ちなみに月の残業時間の平均は5.7時間と普通ですね。

ウエルシア薬局

つづいてドラッグストアにいきますが、まずはウエルシア薬局です。ウエルシアはくるみんを取得していますが、企業ページにも男性の育児休暇取得については記載ありません。

業員の仕事と家庭を両立させるため(次世代育成支援)の行動計画では以下の記載がありました。

目標1:計画期間内に、男性の育児休業の取得率を次の水準以上にする。
男性社員・・・取得率を7%以上にすること

<対策>
●令和2年6月~男性も育児休業を取得できることを周知するため、全従業員に育児・介護休業法及び社内規定を通知する。

スギ薬局

スギ薬局は、くるみんの上のプラチナくるみんを取得していますね。そして男性の育児休暇取得率は42.0%(2022年2月時点)です。

その他の大手

そのほかの大手も含め表にします。

まだ非公開のところが多いですね、2023年の6月以降には公開されてくると思いますので更新します。

会社くるみん男性育休
日本調剤くるみん非公開
アインファーマシーズくるみん53.9%
クオールくるみん非公開
総合メディカルプラチナ33.9%
クラフトなし非公開
アイセイなし非公開
I&H(阪神)なし非公開
ウエルシアくるみん非公開
スギ薬局プラチナ42.0%
マツモトキヨシなし非公開

ちなみに男性の育児休暇取得率は、どれくらいの期間を休むと育児休暇と認識するかの定義がわからないです。1週間休んだだけでも男性の育児休暇取得済となるのか等、不明

最後に

今回は男性の方も育児休暇をとることを当たり前にしていこう!そのためにはみんな一人一人協力してほしいなと思います。

薬学生のみんなは、男性の育児休暇取得について聞いてみたりするといいかもしれませんね。

もし今の職場で、育児休暇が難しい場合は頑張ってファーストペンギンになるか、もしくは転職を考えてみてもいいかもしれないです。

シンポジウムの中でも、育児休暇の取得できるかどうか考えることで、自分のキャリアを考えるきっかけになった人が多いことが紹介されていました。

るるーしゅ

るるーしゅ

よりよい人生を送るために働いているわけだからね。

男性の育児休暇について前向きに考えることができない(古い価値観)組織が、今後大きく成長していくとは思えないので、これを機に見限るのもおかしい考えではないと思います。

従業員満足度が低い組織は、顧客満足度が高くなるわけないですからね。

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