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患者が知りたいことは、薬の作用機序ですか? – 薬剤師の視点から

薬剤師として、我々は患者に薬に関する正確な情報を提供する役割を担っています。

しかし、多くの薬剤師は、専門的な知識に焦点を当てるあまり、患者が実際に求めている情報を見過ごしてしまうことがあります。

患者が薬の作用機序を理解することは重要ですが、それだけではなく、彼らが抱える疑問に幅広く対応することが必要です。

薬剤師と患者の間の情報ギャップ

新人薬剤師や薬学生が、薬の作用機序について深い知識を持っているため、その情報を患者に伝えることに力を入れることがよくあります。

一方で、患者は薬の作用機序を知ることより、薬を飲むことでどのように自分の体に影響を与えるのか日常生活にどのような影響を及ぼすのかに関心を持っています。

この情報のギャップが、薬剤師と患者のコミュニケーションに障壁となることがあるのです。

プラセボ効果を高める3つのこと

  • 評判がいいこと
  • 値段が高いこと
  • 画期的な方法であること

ちなみにこれのソースは?

メガネ

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るるーしゅ

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わかんね…ジョン・ヘイガース(john haygarth)っていう人が言ったらしいが見つけられなかった。 ちなみに私は代替医療解剖 で読んだ。

患者が本当に知りたいこと

患者が知りたい情報は、非常に多岐にわたります。

病気の原因、治療の進行、副作用、服用方法など、患者は自分の健康に直接関わる情報を求めています。

また、患者は自分の病気についての社会的な理解や、他の患者がどのような経験をしているのかを知りたいと思っていることもあります。

これらの情報が患者の不安を和らげ、治療へのコミットメントを強化するのです。

患者は薬の作用機序について知りたいとはあまり思ってはいないかもしれない。そこまでは分かりました。 ではどんなことを知りたいと思っているんですか?

メガネ

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るるーしゅ

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それに関しては、1999年のBMJで発表された文献を参考にするといいよ。 Sharing decisions with patients: is the information good enough?

患者がよく訪ねる疑問

  1. What is causing the problem?
    (病気の原因は?)
  2. Am I alone? How does my experience compare with that of other patients?
    (私だけ?他の患者と比較してどうなのか?)
  3. Is there anything I can do myself to ameliorate the problem?
    (病気を改善するための私になにかできることはあるのか?)
  4. What is the purpose of the tests and investigations?
    (検査や調査の目的は何?)
  5. What are the different treatment options?
    (他の治療は何かあるか?)
  6. What are the benefits of the treatment(s)?
    (治療を受けるベネフィットは?)
  7. What are the risks of the treatment(s)?
    (治療を受けるリスクは?)
  8. Is it essential to have treatment for this problem?
    (この病気のために治療は必ず必要なのか?)
  9. Will the treatment(s) relieve the symptoms?
    (治療によって、症状を緩和できるのか?)
  10. How long will it take to recover?
    (回復するまで、どれくらいかかるか?)
  11. What are the possible side effects?
    (副作用は?)
  12. What effect will the treatment(s) have on my feelings and emotions?
    (治療は患者や気分にどのような影響をおよぼすか?)
  13. What effect will the treatment(s) have on my sex life?
    (治療は性生活にどのような影響をおよぼすか?)
  14. How will it affect my risk of disease in the future?
    (この病気によって、将来どのようなリスクがあるのか?)
  15. How can I prepare myself for the treatment?
    (治療のための準備は?)
  16. What procedures will be followed if I go to hospital?
    (入院する場合の手続きは?)
  17. When can I go home?What do my carers need to know?
    (いつ家に帰ることができるのか?)
  18. What can I do to speed recovery?
    (早期に回復する方法は何か?)
  19. What are the options for rehabilitation?
    (リハビリの選択肢は?)
  20. How can I prevent recurrence or future illness?
    (再発や新たな病気を予防するにはどうしたらいい?)
  21. Where can I get more information about the problem or treatments?
    (病気や治療の情報はどこで手に入るのか?

Coulter, Angela, Vikki Entwistle, and David Gilbert. “Sharing decisions with patients: is the information good enough?.” BMJ: British Medical Journal 318.7179 (1999): 318.より一部改変

ながっ…

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るるーしゅ

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頑張ったんだから、そう言うこと言わない!!

薬剤師が提供すべき情報

薬剤師は、薬の作用機序だけでなく、患者が抱える疑問や不安に対応する情報を提供することが重要です。

これには、病気の管理方法や生活習慣の改善、治療の選択肢など、幅広いトピックが含まれます。

患者のニーズに合わせた情報提供が、患者と薬剤師との信頼関係を築く上で必要不可欠です。

プラセボ効果と情報提供

薬の作用機序を明確に説明することは、プラセボ効果を引き起こす可能性があります。

これは、患者が薬に対してポジティブな期待を持つことで、治療効果が向上する現象です。

プラセボ効果を高めるためには、薬の評判、価格、及び治療法の革新性についての情報が重要です。

これらの要素を考慮した情報提供は、患者の治療結果に良い影響を及ぼすことが期待されます。

プラセボ効果を高める3つのこと

  • 評判がいいこと
  • 値段が高いこと
  • 画期的な方法であること

ちなみにこれのソースは?

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るるーしゅ

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わかんね…ジョン・ヘイガース(john haygarth)っていう人が言ったらしいが見つけられなかった。 ちなみに私は代替医療解剖 で読んだ。

結論

患者と効果的にコミュニケーションをとるためには、薬剤師として具体的なアクションプランが必要です。患者の疑問や不安を理解し、それに対する情報を的確に提供する能力を養うことが大切です。

さらに、患者が自分で健康管理をする上で役立つ具体的なアドバイスを提供し、必要に応じて薬の作用機序について分かりやすく説明することが求められます。

薬剤師として、患者のニーズに対応し、幅広い情報を提供することが重要です。

患者が薬の作用機序だけでなく、病気に関する多様な情報を求めていることを理解し、それに応じた対応をすることで、患者の治療結果の向上に寄与することができます。

患者との信頼関係を築きながら、その健康と安心をサポートする役割を全うしましょう。

るるーしゅ

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この中で薬剤師として関われることは何か? 意図が不明な服薬指導はただの薬剤師の自己満足にすぎないかもしれない。 そういったことも考えてもらえたらなと思う。

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るるーしゅ

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るるーしゅ

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私自身も不安があり、客観的な視点でプロに評価してもらい、選択肢が広がりました。(記事はコチラ

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るるーしゅ

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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