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塗布、塗擦どっちなの?保湿剤の塗り方あれこれまとめました

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保湿剤の塗る方法についてのまとめ

医療現場にいては、数多くのコントラバーシーがあります。
今回は、保湿剤の塗り方についてのコントラバーシーについて、まとめましたので参考にして下さい。

そもそも塗布と塗擦の違いは何?

塗布と塗擦の違いはなんでしたっけ?

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メガネ

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るるーしゅ

塗布は、優しく伸ばして塗る、薄く塗り広げる 塗擦は、擦り込む、軽く擦り込むように塗るだね

ちなみに、保湿剤は添付文書上だとどっちなんですか?

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メガネ

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るるーしゅ

保湿剤の代表格のヒルドイドソフト軟膏の記載は塗擦だね

ヒルドイドソフト軟膏®の用法及び用量

通常、1日1~数回適量を患部に塗擦又はガーゼ等にのばして貼付する。

じゃあ、擦り込むのが正解なんですか?

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メガネ

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るるーしゅ

う~ん、この辺り、なかなかカオス(混沌)なんだよね。 個人的には塗布でいいと思うけどさ…

塗擦派の意見

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るるーしゅ

まずは塗擦派の意見の代表としては、大谷道輝先生だね。

あ~聞いたことあります。皮膚科領域に強い薬剤師の先生ですよね。

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メガネ

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るるーしゅ

うん、日経DIクイズ 皮膚疾患篇でも塗擦について塗布とちがうからきちんと説明するようにと記載しているからね、かなりの塗擦派だと思う

保湿剤は塗擦派について

皮膚科領域のスペシャリストである大谷道輝先生が、保湿剤は塗布ではなく塗擦なので、擦り込むほうが効果的と説明している。
(ちなみに私が探した限りでは、大谷先生以外で保湿剤の塗擦にこだわる人は見つけられませんでした)

塗布派の意見

ちなみに塗布派は誰なんですか?

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メガネ

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るるーしゅ

マルホのメーカーサイトかな? 動画の中で、こすらずに優しく塗り広げますって言ってるし

ええっ?!大谷先生の記事や添付文書では、塗擦なのに???

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メガネ

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るるーしゅ

そうなんだよ、カオスだろ? 勿論サイトには、一例という但し書きついているんだけどさ

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るるーしゅ

あと、意外と知らない!? くすりのTips中でも擦り込むなって書かれているね

保湿剤は擦り込まなくてよい
保湿剤を擦り込んで使用する患者さんが多く、またそのように指導する薬剤師も多いのですが、擦り込むとかえって皮膚のバリア機能を低下させ、症状を悪化させてしまうことがあります。そのため、なるべく優しく保湿剤を使用するように指導しましょう。
意外と知らない!? くすりのTipsP191より引用

塗擦の指導はやめたほうがいい気がしてきました。 ちなみに海外とかはどうなんですかね?

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メガネ

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るるーしゅ

この2017年発表の保湿剤のレビュー文献によると…

After rubbing moisturizer in both palms, it should be lightly applied along hair follicles direction.
The Role of Moisturizers in Addressing Various Kinds of Dermatitis: A Reviewより

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るるーしゅ

両手に保湿剤を伸ばした後、やさしく毛並みに沿って塗れって言ってる気がする(英語苦手)

保湿剤の塗布派について

擦り込むのは、皮膚バリアにダメージを与えるから、やさしく塗り広げるように!
皮膚科医の意見はこっちかもしれない?

どっちの意見が妥当?

これ、どっちの意見が妥当だと思いますか?

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メガネ

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るるーしゅ

擦り込むのは、皮膚バリアにダメージ与えるからダメってのは妥当な意見だと思う。 だから塗擦ではなく、塗布の指導が妥当だと思うけど…まぁ念の為、処方元に確認とっておくのがいいと思うよ。

そうですね、こういう両論あるんだってことを医師と共有しておくことが大切ですよね

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メガネ

本記事のまとめ

  • 皮膚科領域の薬剤師の先生は塗布ではなく、塗擦
  • 添付文書上では塗擦
  • 販売元のメーカーでは、塗布
  • 皮膚科の専門医も塗布を支持している人が多い

薬剤師の視点だけで、どっちが正しい間違っていると判断して説明してしまうと医師、患者との信頼関係にヒビが入り、うまくいかなくこともあるので柔軟に対応しましょう。

今回は保湿剤の塗り方について、どうやって塗るべきなのか専門家でも意見が割れていることについて書きました。
添付文書上の記載内容、販売メーカーサイトでの患者向けの動画での内容、そして薬剤師、医師で指導内容が違う可能性があるというカオスな状況です。こういったカオスな状況は、情報をきちんと共有して対応していくことが重要ではないかな思います。

このブログ記事を見た薬剤師の皆さんが店舗スタッフや処方元と情報共有して対応していただけるきっかけになれば幸いです。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございます。
その他にも外用剤についての記事がございますのでよろしければどうぞ

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

るるーしゅ

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転職サイトの比較で、どこを見てもオススメしている2社新鮮味がないかもしれませんが、オススメなんてそんなもんです。

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アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
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