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ChatGPTと薬剤師について

最近、話題を集めているのは、OpenAIが開発したChatGPTです。私も使用してみましたが、「これはヤバイ」という感想を持ちました。

るるーしゅ

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こんな感じで論文の情報収集も効率化できるのでは?と考えています。(まだエラーになることありますが)

別の記事で、医学論文の要約や批判的吟味を検証した記事があるのでよかったら見てください。

ChatGPTは、2022年11月に公開された自然言語処理の人工知能モデルです。以前、私が書いたように、AI(人工知能)の台頭によって、薬剤師の仕事がなくなるのではないかという懸念がありましたが、実際にChatGPTを使ってみて、私たち薬剤師の仕事の将来について考えてみたいと思います。

ChatGPTでできることは?

ChatGPTを使用してみれば、一目瞭然なのですが、端的に言うと与えたお題に対して高精度の回答をしてくれます。

以下はChatGPTを知らない人向けにどんなことが出来るのかまとめてくださいというお題を出した際の回答です。

  1. 質問応答
    ChatGPTは、与えられた質問に対して適切な回答を返すことができます。検索エンジンのように、大量の情報を取り込んで精度を高めることもできます。
  2. 文章生成
    ChatGPTは、与えられたテーマに基づいて文章を生成することができます。ニュース記事や小説、広告など、様々な形式の文章を生成することができます。
  3. 翻訳
    ChatGPTは、異なる言語間での翻訳にも取り組むことができます。機械翻訳技術を利用して、自動的に言語を判別し、翻訳することができます。
  4. 自然言語処理
    ChatGPTは、自然言語処理技術を利用して、文章や文書の分析、要約、感情分析、固有表現認識などを行うことができます。
  5. 対話システム
    ChatGPTは、ユーザーとの対話システムとして利用することもできます。自然な対話を行い、ユーザーが求める情報を提供することができます。

ChatGPTの進化により、検索エンジンとしての利用が可能になると期待されています。従来の検索エンジンは、キーワードに該当するサイトから情報を集め、利用者が必要な情報を探す仕組みでした。
しかし、ChatGPTを検索エンジンとして利用すると、複数のサイト情報を組み合わせた回答を得ることができます。これにより、より正確で詳細な情報を得ることができると期待されます。

るるーしゅ

るるーしゅ

チャット形式で色々とお題に対して高精度の回答をしてくれるChatGPTはブログ書く身としては便利です。

薬剤師業務でChatGPTを活用できるのか?

ではこのChatGPTを薬剤師業務で活用することができるのかについて、まずはChatGPTに聞いてみましょう。

  1. 医学用語や薬剤名の解説
    ChatGPTは、医学用語や薬剤名に関する知識を持っており、それらの解説を提供することができます。例えば、薬剤師が患者さんに説明する際に、ChatGPTが適切な解説を提供することで、患者さんの理解を助けることができます。
  2. 副作用や禁忌事項の情報提供
    ChatGPTは、医薬品に関する情報源から蓄積された情報をもとに、副作用や禁忌事項について提供することができます。薬剤師が患者さんに医薬品について説明する際に、ChatGPTが提供する情報を利用することで、正確かつ詳細な情報を提供することができます。
  3. 病気や治療法に関する情報提供
    ChatGPTは、病気や治療法に関する情報を提供することができます。例えば、薬剤師が患者さんに特定の病気について説明する際に、ChatGPTが提供する情報を利用することで、より詳細かつ正確な情報を提供することができます。
  4. ニュースや論文の情報収集
    ChatGPTは、大量の医療関連のニュースや論文から情報を収集することができます。薬剤師が最新の医療情報について情報収集する際に、ChatGPTが提供する情報を利用することで、より効率的かつ正確な情報収集が可能になります。

日本では薬局で一人薬剤師が多いので、「これなんだっけ?」みたいな事例に遭遇した際にすぐ回答を得られることは有用だと思います。

るるーしゅ

るるーしゅ

ただし、現時点ではたまに誤った回答をするので鵜呑みしないようにしましょう。尚、英語で質問するほうが精度が高いです。

医師よりChatGPTの回答のほうが共感できる?

2023年5月に発表された新しい研究では、ChatGPTという人工知能のチャットボットが、医師によるものと比較して、患者の質問に対して質が高く、共感性に富んだ回答を提供することが判明しました。

Redditの公開フォーラムr/AskDocsからランダムに選ばれた195件の質問を使用して、ChatGPTと医師の回答を比較したところ、評価者によってChatGPTの回答が78.6%の割合で好まれました。

また、ChatGPTの回答は平均して医師の回答よりも長く、詳細であることが分かりました。

これは医療界にとって大きな意味があります。

ChatGPTのようなAIチャットボットが高品質かつ共感的な回答を提供する能力を持つことは、医師の仕事をサポートし、患者とのコミュニケーションを向上させる可能性があります。

ただし、チャットボットによる回答は専門家による最終チェックが必要であることを考慮する必要があります。

この研究の結果は、AI技術が医療分野でどのように活用される可能性があるかを示唆しており、今後のさらなる研究と開発が注目されます。

このような技術の適切な活用は、医療提供者と患者双方に利益をもたらし、ケアの質を向上させる可能性があります。

医師の回答よりChatGPTの回答のほうが…ですか。薬剤師はどうなのでしょうか…

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

正直、医師と比較すると薬剤師の説明は画一的かもしれないので、よりChatGPTの回答のほうが…ってなりそうだよね

今後、必要になる薬剤師スキルについて

少し前までは、人工知能の台頭なんてもっと先の夢物語だと思っていたのですが、ChatGPTを触っているともうすぐ目の前まで来ているんだなと感じます。

上記のツイートの中でも、ChatGPTにより多くのホワイトカラーの仕事に影響が出ることが示唆されています。

薬剤師も例外ではなく、今後必要になるスキルも異なってくると思います。

経産省が2022年に公表した未来人材ビジョンによると、現在は「注意深さ・ミスがないこと」「責任感・まじめさ」が重視されていますが、将来は「問題発見力」「的確な予測」「革新性」が一層求められます。

これは薬剤師にも当てはまる内容だと思います。ChatGPTでは、お題に対して高精度の回答をしてくれますが、お題を出さなければ回答はしてくれません。

るるーしゅ

るるーしゅ

問いを立てる力は必要です。

また過去の膨大なデータを収集することはできますが、その情報を踏まえてこれから起こることは自分で考えなければいけませんし、判断しなきゃいけません。

終わりに

今回はChatGPTを利用してみて感じた衝撃や、それを踏まえて今後の薬剤師業務への活用や必要となるスキルの変化などについて解説しました。

ただでさえ薬剤師を取り巻く環境が変化してきているのに、プラスで人工知能も出てきて、まさにVUCAの時代突入って感じですね。

銀行勤務で仕事ができる人も、昔はそろばんができる人だった。
しかし電卓が登場して、今後は電卓をうつのが早い人ができる人になった。
今度はエクセルが出てきて、仕事が出来る人はエクセルを活用できる人になった。

るるーしゅ

るるーしゅ

環境が変わると、求められる能力は変わってきますよね。

スキルアップには時間を要すると思いますので、これからの自分の薬剤師としてのキャリアを十分考えた上で戦略的に行動していったほうがいいと思います。

上記の表は、記事内でも紹介した未来人材ビジョンで紹介されていた内容です。現状の勤務先に満足していないけど、転職する気もないといったどうしようもない状態の人が多いようです。

るるーしゅ

るるーしゅ

死んだ魚の目をして働いている薬剤師もいますよね…

時代が大きく変化しそうな今だからこそ、私たちの中に眠る可能性という名の神を信じて行動していったほうがおもしろいし、幸せな人生になるのではないかなと思っています。

  • 今こそ変革期、仕事に魅力がなければ、薬剤師キャリアを見直す好機です。
  • 新技術・環境で、スキルや知識を磨き、成長につなげましょう。
  • AI連携による新しい働き方や高品質医療を追求し、挑戦を試みましょう。

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るるーしゅ

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まずは転職市場に自分を出してみて、どのくらいの会社からオファーがもらえるのかを確認してみるといいです。

そのうえで魅力的なオファーがあれば転職を考え、見つからなければ現職でのスキルアップに注力するという選択もあります。

自分がどうなりたいのか、どうなれるのかを常に考えながら、目の前の仕事を通じてキャリアを形成していくことが大切です。

まずは目の前の仕事においてできることと、自分自身の市場価値を確かめることから始めてみるのがよいと思います

るるーしゅ

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るるーしゅ

るるーしゅ

薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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