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【薬剤師の方へ】ハイリスク薬のピルシカイニドは絶対絶対、注意しなきゃダメだ!!

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ハイリスク薬のピルシカイニドの適正使用について

先日、兵庫の病院でピルシカイニド(先発:サンリズム)を不適切な用法用量で使用した結果、患者が死亡したというニュースが報道されていました。

わたし自身、ピルシカイニドをあまり調剤した経験がなく知識がないため、今回の事例と同様のミスをしてしまうかもしれませんので今回、ピルシカイニドについて調べてみました。

るるーしゅ

るるーしゅ

ピルシカイニドはハイリスクオブハイリスク薬って感じ

調剤する際はチェックリスト用いて、チェックしたほうがいい

ピルシカイニドの基本情報

効能・効果

下記の状態で他の抗不整脈薬が使用できないか、又は無効の場合
頻脈性不整脈

用法・用量

通常、成人にはピルシカイニド塩酸塩水和物として、1日150mgを3回に分けて経口投与する。
なお、年齢、症状により適宜増減するが、重症又は効果不十分な場合には、1日225mgまで増量できる。

用法及び用量に関連する使用上の注意

腎機能障害のある患者に対しては、投与量を減量するか、投与間隔をあけて使用すること。
特に、透析を必要とする腎不全患者では、1日25mgから投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。

重要な基本的注意

腎機能障害のある患者(本剤は腎臓からの排泄により体内から消失する薬剤であり、血中濃度が高くなりやすく、持続しやすいので、投与量を減量するか、投与間隔をあけて使用すること(「薬物動態」の項参照)。特に、透析を必要とする腎不全患者では、高い血中濃度が持続するおそれがあるので、1日25mgから投与を開始するなど、患者の状態を観察しながら慎重に投与すること。)

腎機能障害患者での体内動態

本剤は腎排泄型の薬剤であり、下記のごとく腎機能障害患者、腎機能が低下している高齢者では半減期が延長する。したがって内因性クレアチニンクリアランス(Ccr)を指標とした障害の程度に応じて、投与間隔をあけるか、あるいは症例によって投与量を減じるなど、用法及び用量に十分注意する必要がある。
50≦Ccr:半減期は腎機能正常例とほぼ同じ。
20≦Ccr<50:半減期は腎機能正常例に比し約2倍に延長する。
Ccr<20:半減期は腎機能正常例に比し約5倍に延長する。

添付文書から読み取れる内容としては、通常は1日3回、1回50㎎。
透析患者では1日25㎎でスタートする。
腎機能低下事例では、減量の必要がありそうだが具体的な量の記載はなし。

るるーしゅ

るるーしゅ

添付文書だけの情報だと、正直あまりよく分からないですね

ピルシカイニドの用法用量(外部資料より)

ピルシカイニドの用法用量については、添付文書だけだと正直、あまりよく分からなかったので外部の資料を検索してみます。

まずは日本腎臓病薬物療法学会の腎機能低下時に最も注意が必要な薬剤投与量一覧での記載です。

GFRまたはCCr(mL/min)用法・用量
60以上1日150 mg を分3
(1日225 mg まで増量可)
30~601日1回50㎎
10~301日1回25㎎
10未満
透析
1回25㎎を48時間毎
腎機能低下時に最も注意が必要な薬剤投与量一覧34版より

上記とは別に患者の体重も踏まえた投与量がありましたので紹介します。

るるーしゅ

るるーしゅ

添付文書の通常量から開始できる高齢者って、かなり少数では…

ピルシカイニドの過量の事例

兵庫の病院の事例以外にもピルシカイニドの過量投与の事例は数多く報告されています。

力尽きたので、あとで反映させる

調べてみた感じでの所感

今回はピルシカイニドの適正使用のために情報収集してみましたが、このピルシカイニドはかなりハイリスクな薬で、間違えたら、致命的になるくすりですよね。

ハイリスク薬だから当然なのですが、ハイリスク薬のなかでも本当に注意しなきゃいけない薬剤と感じました。この抗不整脈薬が肝代謝、腎代謝が入り混じっているため、間違えないような仕組み(チェックリストなど)での運用が望ましいと思います。

またピルシカイニドってシメチジンやセチリジンと相互作用し、リスクが増大するみたいなのでセチリジン(レボセチリジン)は見逃しそうなので注意しておこうかなと思います。

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

オススメの転職支援サイト

その他にも薬剤師の働き方について記事を書いていますので参考にしてみてください

薬剤師の働き方について – KUROYAKU

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アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
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