≫【2023年度版】薬剤師向け転職サイトの利用方法

理解しておかなきゃ話が噛み合わない!薬の効くってどういうこと?

薬が効いたとは一体どういうこと?

「○○をしたら、よくなった、だから○○は有効だ」こういった言説はよく耳にします。
いわゆる「さんた論法」と呼ばれています。健康食品などでは騙されないのですが、いざ薬になると薬の専門家でも騙されてしまうので注意しましょう。

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる02.jpg

るるーしゅ

今回はくすりが効いたとはどういうこと?というのについて考えます。 まぁ考えるというか、前提となる考えのひとつなのでしっかりと理解しておいてほしいです。

患者が感じる薬の効果とは?

  • 薬の薬理作用
  • プラセボ(ノセボ)効果
  • 自然経過

この三つが合わさったものである

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる09.jpg

るるーしゅ

薬の効果=薬の薬理作用ではない!! ここ、絶対間違えちゃダメ!!

勘違い事例①:風邪に抗菌薬

風邪に抗菌薬が効くとかいうやつですかね?

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg

メガネ

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる04.jpg

るるーしゅ

そうだね、風邪に抗菌薬は効かないよね。 ただこの効かないとは、薬の薬理作用として風邪に抗菌薬は無効であるという意味だよね。

そうですね、ただプラセボ効果や自然経過でよくなっているのを患者は、抗菌薬のおかげでよくなったと捉えてしまうんですよね…

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg

メガネ

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる02.jpg

るるーしゅ

そうそう、だから患者に抗菌薬は風邪に無効です!といった言葉だけでは「私の風邪には効くんです」といった信念対立になっちゃうかもしれないね… だからしっかりと患者のナラティブも聞いた上で、いい落としどころにしていければな~って感じだね。

勘違い事例②:ジェネリックは効かない

ジェネリックに対してもありそうですよね

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg

メガネ

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる04.jpg

るるーしゅ

そーなんだよね、ジェネリックに変更した途端、悪化したとかいうと本当に医師や薬剤師が薬の薬理作用のせいにするんだよね

やっぱりノセボ効果ですかね?

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる11.jpg

メガネ

ノセボ効果(nocebo effect)とは?

薬剤投与を継続していても被験者が「投与されていない」または「この薬は効かない」と思い込むことによって薬剤の効果がなくなるケースの

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる05.jpg

るるーしゅ

全部がノセボ効果ではなく本当にジェネリックの品質(薬理作用)の問題もあるんだろうけど、やっぱりノセボ効果であると考えたほうが妥当かなって思うことは多いよね

ジェネリックと同じ基準で、発売されている先発医薬品では問題がまず起きませんからね

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる12.jpg

メガネ

勘違い事例③:健康の秘訣はDr.Papper?

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる02.jpg

るるーしゅ

ちなみに今回の前提は、薬だけではなくその他にも言えるんだよね

いわゆる「さんた論法」ですね

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる15.jpg

メガネ

さんた論法とは?

  • やってみた
  • よくなった
  • 効果があった

と、判断することです

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる04.jpg

るるーしゅ

そう、本屋とかに行くと一般向けの健康本はこんなのばっかだよね~ さんた論法は、因果関係が不明なのに、因果関係であると判断してしまうんだよね

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる02.jpg

るるーしゅ

こういった話には、Dr.Papperの話が効果的かもしれない

Dr.Papperって、あのおいしくない飲み物ですよね?薬の味がする…

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる11.jpg

メガネ

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる01.jpg

るるーしゅ

いや、個人的にドクターペッパーは好きだけどな… アメリカに106歳まで生きたおばあちゃんがいたんだけど、そのおばあちゃんは何故自分が長生きかは、毎日ドクターペッパーを3本飲んでいるからだ!と言っていたらしい 106歳のお婆ちゃんが“不健康すぎる”長生きの秘訣を暴露!「1日3本ドクターペッパー」「飲むなと忠告した医者は皆死んだ」

いや、さすがにドクターペッパーは違うでしょ…

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる11.jpg

メガネ

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる07.jpg

るるーしゅ

そうだね、これはcausal(因果)ではなくcasual(偶然)だと思うよね。ただこれがそれっぽい理論がくっついてくると、人はcausal(因果)だと勘違いしてしまうから、やっぱり疑うことは重要だよ

(・・・カッコつけたくて英語用いてきやがった)

https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg

メガネ

今回は、薬が効くとは一体どういうことなのか?その前提について事例を用いて解説致しました。
是非ともこのことは、きちんと理解して患者さんが薬などを使用した後に起きた現象について、それは薬によるものか?それとも別か?と考えるくせをつけていただえれば幸いです。

薬剤師の皆さん、今の働き方に不満や不安はありませんか?

今すぐ転職を考えていない人のためのキャリア戦略より

薬剤師を取り巻く環境が大きく変化してきていますので、今の職場に不満や不安がある薬剤師は、早めに転職活動して働く・稼ぐ・生きるのバランスをしっかりとりましょう。

るるーしゅ

るるーしゅ

「もし今よりいい求人があれば転職する」ぐらいに思えれば気持ちも楽になりますよね

多くの薬剤師が登録している転職支援サイト

ファルマスタッフ
https://www.38-8931.com/

るるーしゅ

るるーしゅ

アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
初めてのかたへ

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA