【薬剤比較】花粉症に効く医療用の点鼻ステロイド比較しました

新人、学生向き

今回は、前回の花粉症時の点眼薬の選び方と同様に、点鼻ステロイドの比較をしていきます。

【薬剤比較】花粉による眼のかゆみに効く医療用の点眼薬比較しました

2019年3月30日
まぁ、先に言ってしまうと点鼻ステロイドの商品間でくすりの効き目に対する差はありません!!




点鼻ステロイド薬の使い分けについて

メガネ
なんとなく点鼻ステロイドって新しく出たアラミスト、ナゾネックスのほうが優れていると思ってしまいますがそうでもないんですね
るるーしゅ
うん、効果に関しては同等だね、1日1回でいいという点は優れているけどね
メガネ
でも、患者さんの中には1日複数回使用するほうがいいって人もいますよね~

点鼻ステロイドのコストについて

商品名 約14日分の薬価
アラミスト点鼻液27.5μg56噴霧用3mg6g 1893.9円
ナゾネックス点鼻液50μg56噴霧用5mg10g 1791.6円
エリザス点鼻粉末200μg28噴霧用5.6mg 1669円
フルナーゼ点鼻液50μg56噴霧用4.08mg8mL 1260.9円
フルチカゾン点鼻50μg「トーワ」56噴霧4.08mg8mL 769.2円
アルロイヤー点鼻液50μg8.5mg8.5g 448.8円
リノコートパウダースプレー鼻25μg1.50mg0.9087g 964.4円
メガネ
アラミスト、ナゾネックス、エリザスがやっぱり他の点鼻薬と比べて高いですね


有効性について比較

ナゾネックス(モメタゾン)VSアルロイヤー(ベタメタゾン)

通年性アレルギー性鼻炎の患者対照のDB-RCT
ナゾネックス1日1回200㎍とベタメタゾン1日2回200㎍(400㎍/日)、プラセボの比較
ナゾネックスとベタメタゾンで有効性に差はなし

ナゾネックスVSフルナーゼ(フルチカゾンプロピオン酸)

通年性アレルギー性鼻炎の患者対照のDB-RCT
ナゾネックス1日1回200㎍とフルチカゾンプロピオン酸1日1回200㎍、プラセボの比較
ナゾネックスとフルチカゾンプロピオン酸で有効性に差はなし
るるーしゅ
どっちも差はでていないね、あと国内の治験時にもベクロメタゾンおよびフルチカゾンプロピオン酸と比較してるよ。
ベクロメタゾンにはまさかの敗北してたり・・・

エリザス点鼻VSフルナーゼ

エリザスの第Ⅲ相試験にて
通年性アレルギー性鼻炎の患者に対してエリザス1日1回400㎍VSフルナーゼ1日2回100㎍(200㎍)、プラセボの比較
エリザスはプラセボより有意差あり、フルナーゼとは非劣性

アラミストVSフルナーゼ

アラミストの第Ⅲ相試験にて
花粉症443人に対してアラミスト110 μg/日分1、フルナーゼ200㎍/日分2、プラセボの投与
アラミストはプラセボとは有意差あり、フルナーゼには非劣性
るるーしゅ
どれも大差はないね、副作用に対しても大きな差はない


その他の選び方について

アラミストが目に効くという話について

メガネ
アラミストが目のかゆみに効くっていうのはどうなんですか?
るるーしゅ
うん、目のかゆみにも効くよ、ただその効果がアラミストだけなのかは不明。
ナゾネックスでもあるから、個人的には点鼻ステロイドのクラスエフェクトだと思う。
アラミストの審査報告書の中でも突っ込まれています。
季節性アレルギー性鼻炎を対象とした、抗原対象及び地域が異なる4つの海外試験において、本剤は眼症状に対してプラセボと比べ有意な改善を示し、また、国内長期投与試験(FFR100688試験)においても通年性アレルギー性鼻炎の眼症状に対して持続的なスコアの減少を認めたことから、アレルギー性鼻炎に伴う眼症状に効果を示すことも本剤の特徴と考えられること(ここまでメーカー側の主張)

アレルギー性鼻炎に伴う眼症状にも効果を示すとする点についても、FP点鼻液等との比較データは得られておらず、必ずしも本剤に特徴的な効果とは判断し難いものと考える。(こっちがpmda側)

~身長抑制および使用回数、および粉末等の観点の補足はそのうちします~