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【薬剤師が解説】熱さまシートなどの冷却ジェルシートは、こどもに熱がある時に使わないほうがいいのですか?

冷却ジェルシートを使うことは、意味がないことなのか?

ドラッグストアや薬局には、冷えピタ®や熱冷まシート®といった額に貼る冷却ジェルシートが販売されていますよね。
わたしも自分は熱っぽい時や子どもに熱がある時に使っています、ただ冷却ジェルシートは熱を下げる効果がないから使うやつ馬鹿じゃないの?といった意見も耳にします。
今回は薬剤師の立場で、冷却ジェルシートは効果があるのかを説明致します。

冷却ジェルシートに解熱効果はない

冷却ジェルシートによる冷却の原理は,ジェルに含まれている水分が蒸発することによる「気化熱」によって貼付部の温度が局所的に下がるというものです。身近な原理で言うと、打ち水と同様です。

冷却ジェルシートの説明には、「皮膚の温度を2℃冷やし続ける」という記載がありますが、これは体温ではありません。

つまり、こういうことです。

局所温度を2℃下げる ≠ 体温を2℃下げる

そもそもクーリングに解熱効果はない

冷却ジェルシートがやり玉にあげられることが多いが、氷枕・水枕も同様である。また鼠径部などの太い血管を冷やすことで~というのも正直効果的というエビデンスは見つけられませんでした。

るるーしゅ

るるーしゅ

効果あるというエビデンスあれば教えてください

冷却ジェルシート の使用は結局どうなの?

長々と冷却ジェルシートについて書きましたが、じゃあ実際に使用はどうなのかについて書こうと思います。

解熱効果に期待するなら使う必要はありませんが、そもそも熱を下げる理由のひとつとして不快感を和らげることが挙げられます。

つまり、冷却ジェルシートにより不快感を和らげるなら、使用してもいいと思います。

るるーしゅ

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熱を下げることはあくまでも手段であって、目的は発熱による不快感や体力の消耗を防ぐことだからね

ただ注意として、乳児で冷却ジェルシートにはがれて口をふさいでしまったなどということにならないように注意しましょう。(症例報告などあるかと思いましたが見つけられませんでした)

また保護者のなかには、冷却ジェルシートを誤解しているケースも多いので適切に情報提供する必要があるかと思います。(解熱効果があると思い、本人が嫌がっているのに無理やり使用するなど)

参考資料

細野恵子, and 岩元純. “大学病院と公立病院における小児科看護師の発熱対処行動: 冷却ジェルシートに関する知識と発熱児への対応.” 紀要 2 (2008): 15-20.

Sullivan, Janice E., and Henry C. Farrar. “Clinical report—fever and antipyretic use in children.” Pediatrics (2011): peds-2010.PMID: 21357332

細野恵子, and 岩元純. “発熱児に対する母親の対処行動の特徴.” 市立名寄短期大学紀要 39 (2006): 43-46.

勝 博史.冷却ジェルシートにはクーリング効果があるのか? 苦痛緩和には効果的だが、体温を下げることまでは期待できない(Q&A)、日本医事新報 (0385-9215)4952号 Page60-61(2019.03)

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
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