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30歳過ぎると、基本的なことを教わるのは難しい
今回は、私が最初に勤務していた薬局で一緒に働いた上司(副薬局長)が私を心配してくれて言ってくれた言葉を紹介します。
若い女性薬剤師に「こんなことも知らないの、このオッサン」って思われるんですね。それはつらいです
メガネ
るるーしゅ
「教えて」が言えない中堅薬剤師って結構いる気がする
そもそも即戦力が期待される年代なのに、調剤報酬とか全く分かっていなかったりする人いますよね・・・
メガネ
るるーしゅ
わたしも人のこと言えなかったからな…
(ハイリスク加算の算定要件分かってなく、ずっと算定していなかった)
薬歴管理料をSOAPで薬歴書けば算定要件を満たすと思ってたりしませんか?
ハイリスク加算、乳幼児服薬指導加算、かかりつけ薬剤師、服薬情報提供料、重複投薬等防止加算、服用薬剤調整支援料2、このあたりは算定できることが多いかと思います。
今回の調剤報酬改定でも調剤料などのテクニカルフィーは減少され、服用薬剤調整支援料2などのインテリジェントフィーは評価されていました。算定できることが、生き残る薬剤師かどうかはわかりませんが、「ハイリスク加算って初めて聞いたんですが…」とかいう薬剤師はきついのではないかと思ってしまいます。
免許だけの薬剤師は淘汰される?
るるーしゅ
これは以前の記事の画像だけど、コロナの影響で処方箋枚数が減少しているため、都市部などでは薬剤師けっこう潤っているんだよね。2.3年後には余りそうな気もするし…
ICT化についてこれない薬局も多そうですしね…
メガネ
るるーしゅ
30代くらいまでの薬剤師は是非とも、こうなったときに自分に居場所があるのか考えてほしい
薬局業界の未来
- ICT化がすすむ
- 薬局の数は約3万軒まで減少
- 専門医療機関連携薬局、地域連携薬局
るるーしゅ
周りに相談する相手がいない場合は、業界およびキャリア相談ができる転職エージェントに登録してみるのもひとつの手です
\ 悪質な転職サイトは利用しないで /
薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?
現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。
るるーしゅ
悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。
このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)
薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。
悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。
最後に
今回はわたしが一番最初に勤務していた薬局で、上司から心配されて言われたことを紹介しました。
実際に私はこの上司の言うことを実行したかというと、実行しませんでした。
理由は現状維持バイアスが発動していたためですね。(今、思えばですが)
たとえ有益であったとしても、知らないものや経験したことのないものを受け入れることに心理的な抵抗が生じ、現状を維持したくなること
大学卒業からの就職はなんか流れに乗っている感じですが、転職って人生のレールからはずれる気がして、不安ですよね…
とはいえ、薬局を取り巻く環境が変化してきてますから、二年目三年目の薬剤師に「そんなことも知らないんですか?」と言われることのないように日々自己研鑽を忘れないようにしましょう。