本内容は動画でも解説しています。
「転職は何年目にするのがベスト?」
「3年は働いてからのほうがいい?」
「入社して半年での転職はダメ?」
薬剤師のかたで転職を考えたことがない人はいませんよね。
私の周り(職場およびSNS等で仲良くしている薬剤師)でも、新卒からずっと同じ職場ですという人は少なく、一度や二度は転職している人が大多数です。
そして転職を考えている薬剤師の方の中には、「いつ転職するのがベストなのか」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
なかには新卒入社したばかりの人や、転職を何度も繰り返している人は、今転職するのは不利だと感じているかもしれません。
そこでこの記事では「薬剤師は何年目くらいで転職するのがいいのか」と悩んでいる人に向け、解説してきます。
目次
薬剤師の転職タイミング:何年目が最適か?
薬剤師の転職タイミングはいつがいいんだろう?と悩んでいる人へのアドバイスとしては、私からの結論は、いつでもいいです。
誤解なきように説明しますが、これは「そうだ、京都へいこう」みたいなテンションで、「そうだ、転職しよう」と言っているわけではありません。
ただ転職するタイミングとしては何年目がいいのだろう?最適なタイミングはあるのかな?と考えること自体が不毛だと思っています。
大多数の人にとって、仕事とは幸せに生きるための方法のひとつだと思います。
転職することが目的なら、その目的を達成するために「何年目にするとうまくいくだろう?」とか「最適なタイミングはいつだろう?」とか考えるのもいいと思いますが、転職はあくまで幸せに生きるための手段ですよね。
なので、転職するのは何年目がいいのだろう?という考え方ではなく、自分がこれから幸せに生きるためにはどうしたらいいだろうか?という問いで考えたほうがいいと思います。
一年目以内での転職は不利?
入社後、一年目以内での転職は、理由が適切でないと不利になるかもしれませんという記事を目にしました。
確かにわたしも入社後、すぐに辞めた新人(医療人として問題あり)をみたことがあるので、否定はできません。
ただ「一年目以内の転職は不利」だからといって、一年間は今の職場で我慢して働いたほうがいいですか?と言われると、それは違うのではないかなと思います。
るるーしゅ
一般化が難しく、ケースバイケースだろうなと思います。
3年~4年目で転職したほうがいいってホント?
3年目、4年目くらいになったら一度、環境を変えてみるのをオススメするといったことで転職をすすめる記事もありますが、別にそれも気にしなくていいです。
あと石の上にも三年という言葉があるくらいだから、三年間は我慢して働こうというのも「うるせえバカ」と蹴散らして構いません。
確かに3年目、4年目の薬剤師は転職することが多いです。
これはおそらく結婚等でこれからの働き方を考える時期、今の職場で一通りの業務をこなせるようになった時期だからだと思います。
転職をしてダメなタイミングもないですし、転職したほうがいい一般化できるようなタイミングもありません。
自分なりの中長期的なキャリアを考えた上で行動しましょう。
若い薬剤師のほうが転職に有利
転職するのに何年目がいいとか、何年目がダメとかはないと言いつつ、このようなことを言うとおかしいと思われるかもしれませんが、若い薬剤師のほうが転職には有利です。
るるーしゅ
年齢が若い人のほうが市場価値は高いです。
なんで若い薬剤師のほうが市場価値が高いのかは、主に以下の3つの理由です。
- そこまで薬剤師能力に差はない
- 柔軟な働き方に対応できる
- 給与が低い(安く雇える)
そこまで薬剤師能力に差はない
順番に解説すると、最近の若い薬剤師は優秀です。たぶん、薬局の現場での仕事は20年目近い私と同様な患者対応ができます。
もちろん私のほうが出来る内容もありますが、そういった業務を必要としない薬局でしたら能力に大きな差はないと思います。そしてまだ若いから、伸びしろがあります。
柔軟な働き方に対応できる
つづいて柔軟な働き方が考え方ができるというのは、まだ若いので新しい組織のやり方にも対応可能というメリットがあります。
中堅~ベテランとなってくると業務の中で凝り固まっている部分があり、それで既存のスタッフと揉めてしまうということは多々ありますよね。
給与が低い(安く雇える)
そして最後は安く雇うことができるという点です。
20代の薬剤師と40代の薬剤師でしたら、20代の薬剤師のほうが安い給与で雇えることが多いです。
これらはあくまで一般薬剤師の募集という点が考えた場合です。専門性に特化した薬剤師が欲しいという場合にはあてはまらないのでご注意ください。
まとめ:薬剤師の転職は何年目がいいの?
薬剤師が転職を考える際、何年目がいいとか、1年目はダメとか、3年間は働けとか、そういった事は無視していいです。
もちろん、そういった通説を気にする会社もあるのは事実ですが、薬剤師を取り巻く環境が大きく変化している現状では、あまりそういった通説に振り回されるのはよくないです。
転職する際には何年目がいい?とかではなく、自分が幸せに生きるためにはどのような働き方をしたほうがいいのか?というのをしっかりと考えましょう。
考えた結果で、転職したほうがいいという結論に至ったのであればいつでも構いません。
自分が幸せに生きるためにはどのような働き方をしたほうがいいのか?というのを考える上では、今後業界がどのようになっていくのか?などの外因的な情報と、あなた自身は仕事にどのようなことを求めているのかを明確にする必要があります。
るるーしゅ
周りでキャリアの相談ができる人がいない場合は、キャリア相談にも対応してもらえる転職エージェントのファルマスタッフの利用を検討してみてはいかがでしょうか
\ 悪質な転職サイトは利用しないで /
薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?
現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。
るるーしゅ
悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。
このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)
薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。
悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。
るるーしゅ
上記の記事も参考にしてみて下さい