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今後、薬局に求められる地域の医療情報室としての役割についてまとめてみた

地域連携薬局に求められる地域のDI室としての役割

今回は2021年8月より始まる地域連携薬局の要件のひとつである地域の医療情報室としての役割について考えてみようと思います。

地域の医療情報室としての役割?何それ、初めて聞いた…という人がいるかもしれませんので下記に地域連携薬局の要件の該当部分を載せます。

(10)地域の他の医療提供施設に対する医薬品の適正使用に関する情報提供(規則第 10 条の2第3項第 10 号関係)
地域連携薬局は、地域の他の医療提供施設に対して、新薬の情報、同一薬効群における医薬品の有効性及び安全性の情報や特徴、後発医薬品の品質に関する情報や製剤の工夫等の特徴等、医薬品の適正使用に関する情報を広く提供し、地域の医薬品情報室としての役割を果たすことを求めたものであり、認定申請又は認定更新申請の前月までの過去1年間において情報提供した実績が必要である。
なお、このような情報提供は、単に一度提供したら役割を果たすものではなく、必要に応じてその都度情報提供を行うとともに、他の医療提供施設から必要な情報提供の相談があればそれに応じること。

その他も気になるという人は、下記の記事で記載していますのでよかったら読んでみてください。

図にするとこんな感じですね。また情報は一方的に送るだけではなく、医療情報の問い合わせ窓口としての役割も期待されています。

病院のなかにあるDI室の役割を地域で担うのが地域連携薬局です。

わたしも主処方元に医療情報を発信するのは日常茶飯事で行っていましたが、他の薬局やその処方元となると数えるくらいの経験しかないですね。ただ今後、薬局として生き残るためには地域連携薬局というのは避けては通りづらい部分だと思います。

どんな情報を提供すればいい?

要件によると地域連携薬局が提供する情報としては以下の通りです。

地域連携薬局として提供する情報
  1. 新薬の情報
  2. 同一薬効群における医薬品の有効性及び安全性の情報や特徴
  3. 後発医薬品の品質に関する情報や製剤の工夫等の特徴等
  4. 医薬品の適正使用に関する情報

上記の4つの情報を提供することが求められていますが、一番簡単にできるのは④の適正使用に関する情報だと思います。

その他は、すこし情報提供した際に、「なにこれ?」みたいなものが出てくると思いますので、まずは④の情報を提供して地域連携薬局として周りに認められるようになってきてから①~③の情報も提供していくのがオススメかなと思います。

周りへの抵抗も少ないのが適正使用情報なのでオススメ

新薬の情報を提供するのもオススメなのですが、そこまでのDIスキルがあるかが少し不安なところです。とはいえ、私のリベルサスの内容などは地域で共有しておくことは重要だと思います。

とはいえ、私はそこまで新薬情報発信していませんので、新薬情報を提供する際には以下のサイトがオススメです。

上記が分かりやすいですが、将来的には自分で元情報を翻訳して分かりやすく提供する技術もつけましょう。可能であれば、新薬が出た際には、pmdaの審査報告書を読むようにしましょう。

オススメな適正使用情報の提供例

じゃあ適正使用情報ってどんな情報を提供するのか事例を考えてみようと思います。

上記のツイートは5月13日に出た厚生労働省が発出した小柴胡湯加桔梗石膏の添付文書の「使用上の注意の改訂指示」に関する通知から作成しています。

この「使用上の注意の改訂指示」で重大な副作用が追記された数週間後に、DSU(医薬品安全対策情報)が発出された店舗に譲歩が届くと思いますが、この間、タイムラグがあります。

地域連携薬局はその間に情報を共有し、どの程度の頻度で起きるのか、初期症状はどうなのか?などを地域の医療提供施設と共有することが大切だと思います。

これくらいのニュース+αくらいなら作るのに、そう時間はかからないでしょうし、受け取った側は「そうなんだ、ありがとう」くらいの軽い感じ受け取ってくれると思います。

それの積み重ねで関係性が築けてくると、「じゃあ代替薬どうしようか?」とか「この薬って本当に効果あるの?」とかいう話にも発展しやすいかと思います。

ちなみに大手はどうするの?

2021年5月6日にI&H株式会社が医薬品情報室(DI 室)を新設したことが発表されていました。

日本調剤も高度DIチームのファインダットもありますから、本社から店舗へ情報提供や相談というのがスムーズにできやすい環境なのかなと思います。

この情報提供は若手に依頼してみませんか?

地域連携薬局に求められる地域のDI室としての役割ですが、わたしとしては薬局にいる若手に任せてあげてほしいなと思います。

理由としては、最近の若い子のほうがDIスキルが高いということと、これから若手の薬剤師は薬剤師過剰時代なので自分に自信が持てるような仕事を担わせてあげたいです。

転職などの際に、「わたしは地域のDI室の役割として月に2~3回程度、医療情報を要約して近隣の薬局、クリニックに提供しにいってました」とか言えるようになると、その薬剤師の市場価値が高まると思いますからね。

るるーしゅ

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アラフォーの薬剤師です。
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