☛ 初めての転職で不安な薬剤師の方はコチラを!

今後、薬局に求められる地域の医療情報室としての役割についてまとめてみた

3 min 925 views

地域連携薬局に求められる地域のDI室としての役割

今回は2021年8月より始まる地域連携薬局の要件のひとつである地域の医療情報室としての役割について考えてみようと思います。

地域の医療情報室としての役割?何それ、初めて聞いた…という人がいるかもしれませんので下記に地域連携薬局の要件の該当部分を載せます。

(10)地域の他の医療提供施設に対する医薬品の適正使用に関する情報提供(規則第 10 条の2第3項第 10 号関係)
地域連携薬局は、地域の他の医療提供施設に対して、新薬の情報、同一薬効群における医薬品の有効性及び安全性の情報や特徴、後発医薬品の品質に関する情報や製剤の工夫等の特徴等、医薬品の適正使用に関する情報を広く提供し、地域の医薬品情報室としての役割を果たすことを求めたものであり、認定申請又は認定更新申請の前月までの過去1年間において情報提供した実績が必要である。
なお、このような情報提供は、単に一度提供したら役割を果たすものではなく、必要に応じてその都度情報提供を行うとともに、他の医療提供施設から必要な情報提供の相談があればそれに応じること。

その他も気になるという人は、下記の記事で記載していますのでよかったら読んでみてください。

図にするとこんな感じですね。また情報は一方的に送るだけではなく、医療情報の問い合わせ窓口としての役割も期待されています。

病院のなかにあるDI室の役割を地域で担うのが地域連携薬局です。

わたしも主処方元に医療情報を発信するのは日常茶飯事で行っていましたが、他の薬局やその処方元となると数えるくらいの経験しかないですね。ただ今後、薬局として生き残るためには地域連携薬局というのは避けては通りづらい部分だと思います。

どんな情報を提供すればいい?

要件によると地域連携薬局が提供する情報としては以下の通りです。

地域連携薬局として提供する情報
  1. 新薬の情報
  2. 同一薬効群における医薬品の有効性及び安全性の情報や特徴
  3. 後発医薬品の品質に関する情報や製剤の工夫等の特徴等
  4. 医薬品の適正使用に関する情報

上記の4つの情報を提供することが求められていますが、一番簡単にできるのは④の適正使用に関する情報だと思います。

その他は、すこし情報提供した際に、「なにこれ?」みたいなものが出てくると思いますので、まずは④の情報を提供して地域連携薬局として周りに認められるようになってきてから①~③の情報も提供していくのがオススメかなと思います。

周りへの抵抗も少ないのが適正使用情報なのでオススメ

新薬の情報を提供するのもオススメなのですが、そこまでのDIスキルがあるかが少し不安なところです。とはいえ、私のリベルサスの内容などは地域で共有しておくことは重要だと思います。

とはいえ、私はそこまで新薬情報発信していませんので、新薬情報を提供する際には以下のサイトがオススメです。

上記が分かりやすいですが、将来的には自分で元情報を翻訳して分かりやすく提供する技術もつけましょう。可能であれば、新薬が出た際には、pmdaの審査報告書を読むようにしましょう。

オススメな適正使用情報の提供例

じゃあ適正使用情報ってどんな情報を提供するのか事例を考えてみようと思います。

上記のツイートは5月13日に出た厚生労働省が発出した小柴胡湯加桔梗石膏の添付文書の「使用上の注意の改訂指示」に関する通知から作成しています。

この「使用上の注意の改訂指示」で重大な副作用が追記された数週間後に、DSU(医薬品安全対策情報)が発出された店舗に譲歩が届くと思いますが、この間、タイムラグがあります。

地域連携薬局はその間に情報を共有し、どの程度の頻度で起きるのか、初期症状はどうなのか?などを地域の医療提供施設と共有することが大切だと思います。

これくらいのニュース+αくらいなら作るのに、そう時間はかからないでしょうし、受け取った側は「そうなんだ、ありがとう」くらいの軽い感じ受け取ってくれると思います。

それの積み重ねで関係性が築けてくると、「じゃあ代替薬どうしようか?」とか「この薬って本当に効果あるの?」とかいう話にも発展しやすいかと思います。

ちなみに大手はどうするの?

2021年5月6日にI&H株式会社が医薬品情報室(DI 室)を新設したことが発表されていました。

日本調剤も高度DIチームのファインダットもありますから、本社から店舗へ情報提供や相談というのがスムーズにできやすい環境なのかなと思います。

この情報提供は若手に依頼してみませんか?

地域連携薬局に求められる地域のDI室としての役割ですが、わたしとしては薬局にいる若手に任せてあげてほしいなと思います。

理由としては、最近の若い子のほうがDIスキルが高いということと、これから若手の薬剤師は薬剤師過剰時代なので自分に自信が持てるような仕事を担わせてあげたいです。

転職などの際に、「わたしは地域のDI室の役割として月に2~3回程度、医療情報を要約して近隣の薬局、クリニックに提供しにいってました」とか言えるようになると、その薬剤師の市場価値が高まると思いますからね。

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

オススメの転職支援サイト

その他にも薬剤師の働き方について記事を書いていますので参考にしてみてください

薬剤師の働き方について – KUROYAKU

るるーしゅ

るるーしゅ

転職サイトの比較で、どこを見てもオススメしている2社新鮮味がないかもしれませんが、オススメなんてそんなもんです。

~ブログランキングに参加しています。もしよろしければ下記の画像のクリックお願い致します~

るるーしゅ

るるーしゅ

アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
初めてのかたへ

関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA