今回は薬剤師の転職の最適回数について考察していきます。
一昔前までは、薬剤師は引く手あまたの超売り手市場で、退職しても10分後には次の職場が見つかるなど言われていて、正直言っておかしな状況でした。
そういったおかしな状況も都市部も中心に徐々に変化してきていたのですが、この新型コロナの影響により売り手市場から買い手市場にシフトしています。
るるーしゅ
新卒の薬剤師が、薬局希望で落とされる時代ですからね…
買い手市場にシフトしたことにより、薬剤師の市場価値を意識して将来を見据えないと結構厳しい未来が待っているかもしれません。
自分のキャリアは自己責任ですので、しっかりと自分でキャリアを切り拓いていきましょう。
目次
薬剤師の転職の最適回数は?
それでは前置きが少し長くなりましたが、薬剤師の転職の最適回数についてです。
これはちょうど今読んでいた本にいいことが書いてあったので、それをパクろうと思います。
薬剤師の転職の最適回数は2回です。
しかも、トータル2回ではなくて、あと2回ということです。
本当は、今いる環境に満足がいかないなら、次の転職先が、終の棲家になるようなところを探すのが理想ですが、そうすると真面目な薬剤師ほど、なかなか転職できなくなってしまうと思います。
最初の職場は、働いてみたら「思ってたんと違う」となるのは仕方ないと思います。また大手だったりすると、上司や職場環境は 運 みたいなことはどうしようもないです。
3年以内に3割程度は退職するわけですから、最初の職場にこだわり続ける必要はないと思います。また転職することで今までの会社の良かった点やダメだった点などを比較できたりして、視野が広がることも間違いないと思います。
経営の神様ことドラッカーさんが、こんなことを言っていたようなので最初の職場にこだわりすぎないようにしましょう。
じゃあ次の職場選びは絶対失敗したくないという気持ちも分かりますが、気負って慎重になりすぎるとチャンスを逃してしまうことも少なくないと思います。
買い手市場にシフトしているのに、テキトーなこと言うなって怒られそうですが、自分の市場価値を考えて行動した結果なら、転職が1回失敗したところでなんとかなるんじゃないかなと思ってます。
どんな環境でも、視点を変えたりすれば得られるものはありますからね。(もちろん環境に恵まれていたほうがいいのは言うまでもないですが)
転職するタイミングは?
つづいて、じゃあどんなときに転職を考えるのか?ということですが、これもドラッカーさんが響くことを言っていますので紹介したいと思います。
自らの価値観に反するところに身を置くならば、人は自らを疑い、自らを軽く見るようになる
自分の価値観に反する場合、これを薬局だとどんな感じですかね。
ク〇ベリンを売ることにノルマを課せられたり、一包化は数だけ数えておけばいい、一包化の際に落ちてしまった錠剤をそのまま使うとかは、「こんなことするために薬剤師になったんだっけ?」と自分を嫌いになりそうですね。
あともう一つ、分かりやすいのがあります。
組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないとき
この成果が認められないときは、結構つらいですよね。ただこの成果が認められないという場合、若手が主観的にしか評価できておらず、ピーピー喚いているのもあるので難しいケースもありますが…
じぶんが働いている組織が、どのようなことに対して評価するのかは、しっかりと知っておく必要があるかと思います。
最後に
今回は、「一生、同じ会社で働きますか?」という書籍を読んだので、忘れないように薬局に当てはめてまとめてみました。
今後の薬剤師の需給予測を見ても、薬剤師は過剰になることは目に見えています。
特に大都市で働いている若手薬剤師の方は、「絶対に転職しない(せずに済む)」とはなかなか言い切れない世の中ですので自分の人材商品としての価値をみてみるといいと思います。(特に1回も転職したことのない薬剤師の方)
るるーしゅ
このあたりも読んでいただけますと幸いです。
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るるーしゅ
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