☛ 初めての転職で不安な薬剤師の方はコチラを!

ワルファリンとアセトアミノフェンの併用による相互作用を調べてみた

2 min 769 views

ワルファリンとアセトアミノフェンの相互作用

今回はワルファリン服用中の患者にアセトアミノフェンの使用による相互作用の影響を調べてみました。

まずワルファリンなんですが、リスクが高い薬なうえに相互作用起こす薬剤が多すぎなやつですよね。わたしもあまり調剤することがないので苦手な薬剤です。

添付文書

まずは添付文書からですね、併用注意の部分にのっています。

アセトアミノフェン
臨床症状・措置方法
本剤の作用を増強することがあるので、併用する場合には血液凝固能の変動に十分注意しながら投与すること。
機序・危険因子
機序不明

あまりよくわかりませんね、だから避けたいところですがワルファリンってアセトアミノフェンの代替となるNSAIDsでも同様に相互作用起こすので、「どうしたもんかな…」ってなりますよね

Dynamed

つづいてDynamedで相互作用を調べてみます。

ワルファリンまたは他のクマリン抗凝固薬を投与されている患者は、アセトアミノフェンの摂取を制限するように注意する必要があります。INRの上昇は、安定したワルファリン療法を受けている患者において、中用量から高用量(2および4 g /日)でアセトアミノフェンを開始してから1〜2週間以内に発生しました。

引用している文献内容の概要は以下の通りです。36人の患者へのRCTです。

Parra, David, Nick P. Beckey, and Gary R. Stevens. “The effect of acetaminophen on the international normalized ratio in patients stabilized on warfarin therapy.” Pharmacotherapy: The Journal of Human Pharmacology and Drug Therapy 27.5 (2007): 675-683.

そしてもうひとつ文献を引用して、記載があります。

ワルファリン療法を受けている患者にアセトアミノフェンが追加または中止された場合、INRを数週間早期かつ頻繁に監視することを検討してください。

こちらの引用文献もこんな感じです。これはクロスオーバー試験みたいですね。

Mahé, Isabelle, et al. “Interaction between paracetamol and warfarin in patients: a double-blind, placebo-controlled, randomized study.” Haematologica 91.12 (2006): 1621-1627.

アセトアミノフェン4000㎎/日だと結構すぐにINRあがってしまうみたいですね

ちなみにどういう機序なんですか?

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

Dynamed様によると

ワルファリン代謝の阻害または凝固因子形成の妨害

が考えられるメカニズムらしい

国内の文献

日本での症例報告もありましたので紹介します。

尾﨑正和, et al. “高用量アセトアミノフェンとワルファリンの併用により PT-INR の著明な延長をきたした 2 症例の検討.” 医療薬学 43.4 (2017): 223-229.

上記文献ではアセトアミノフェン2400㎎/日を使用していた期間ではあまり影響はでてないように見えます(症例報告ですが)

今回のデータからの考察

今回、SNSで元ネタがなんだかわからないですがワルファリンとアセトアミノフェンの併用について盛り上がっていましたので調べてみました。

まぁ多分、ワクチン後の副反応で発熱した方にどうするの?ってことですよね。服用する期間が短いし、1500㎎/日がいいとこなので安定している方にはそんなに気にしなくてもいいかな~というのが落としどころかなと思いました。

もちろん、ワクチン後の副反応にくすりを飲まなきゃいけないわけでもありませんから、そのあたりも情報共有して落としどころを決めてもらえるといいのではないかなと思いました。

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

オススメの転職支援サイト

その他にも薬剤師の働き方について記事を書いていますので参考にしてみてください

薬剤師の働き方について – KUROYAKU

るるーしゅ

るるーしゅ

転職サイトの比較で、どこを見てもオススメしている2社新鮮味がないかもしれませんが、オススメなんてそんなもんです。

~ブログランキングに参加しています。もしよろしければ下記の画像のクリックお願い致します~

るるーしゅ

るるーしゅ

アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
初めてのかたへ

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA