突然ですが、わたし薬剤師るるーしゅ、現在転職活動の最中です。
わたしと同じように今のままでいいのかな?と悩んでいる薬剤師の方もいると思いますので、今回は私の転職活動の内容について共有しようと思います。
あくまでn=1のデータですし、私の内容が読者の皆さんにもあてはまるわけではありませんが、考え方等参考になる部分もあると思います。
まず結論を言うと、「このまま今の会社で働き続けてもいいのかな?」とか「もっと他の会社では活躍できるのではないか?」というモヤモヤしているなら、さっさと転職活動を始めてみたほうがスッキリすると思います。
るるーしゅ
キャリア相談してみるのがオススメです。案外、転職しないほうがいいよってアドバイスもらえますから(n=3)
それではまず漫画パートからです。
目次
転職活動を開始したきっかけ
まず転職活動を始めるきっかけとなったのは、上司とのいざこざです。
ただ以前からTwitterをフォローしている方は、覚えているかもしれませんが2年くらい前から、「このまま今の会社で働き続けてもいいのかな?」とか「もっと他の会社では活躍できるのではないか?」というモヤモヤを持っていました。
とはいえ、社内でまったく評価されていないわけでもなかったので、もう少しここで頑張れば…と思っていたのですが、他の会社でもあると思いますが人事評価制度の変更で給与が下がってしまいました。
るるーしゅ
給与がすべてではないですが20代の頃から今の会社にうつって下がって、また下がるのか…と思うと、う~ん…ってなりますよね。
会社からの評価にモヤモヤする部分をもっていたところに、上司からの評価も微妙だったため、私の中の頑張らな糸がプツンと切れてしまったわけです。
とはいえ、今すぐこの会社を辞めたいとかではなく、いつでも動けるように準備しておかないと今後、一歩の踏み出しが遅くて後悔するだろうなと思ったわけです。
例えるなら、二塁にいつでも盗塁できるように一塁ベースべた踏みではなくリードをとっておこうって感じです。(一応、わたし中学生二年生まで野球部でした。ダビスタにハマってやめましたけど)
転職活動として実施したこと
他者に相談してみる
そんなこんなで転職活動を開始しました。
まず最初の活動のステップとして、他者視点での評価といった感じで、私の素性を知っている薬剤師に相談してみました。
最近、転職した薬剤師(けっこう自分と立場が近しい人)にどのようにして転職したかを聞いたら、人材紹介者(転職エージェント経由)とか教えてもらったり、やっぱりこの40歳手前になると色々とこれからのこと考えますよねと共感してもらえたりしました。
また別の転職活動している方からは、売り時は35歳くらいまでだったかもと言われたり、別の方からは「あまり市場価値なんてあると思わないほうがいいですよ」と言われたりしました。
るるーしゅ
自分の中でも少し客観的に考えるきっかけになりました
やっぱりお互いのことを知っている人からのアドバイスっていうのは参考になりますよね。
漫画の中でオチとして「競馬当たれば、年収あがるから転職なんてしなくていいよ」みたいなクソアドバイス使っている(その後、ちゃんとアドバイスくれました)のですが、実際わたしも相談されたりすると、こんな感じの対応してるなと思います(笑)
ちなみにSNS等で転職相談にのります!!みたいなのありますが、実際どうなんですかね?
これからの業界の変化や、どのような薬剤師が必要とされていくのか、今されているのか?などを踏まえた上で、個々の薬剤師としてやりたいことを明確にしないと、なかなかうまくいかないんじゃないかなと思ってしまいます。(個人の感想です)
プロに相談してみる
では、次のステップとしてプロ視点で、いくらか評価してもらおうと思い、人材紹介会社(転職エージェント)に登録しました。
\ 悪質な転職サイトは利用しないで /
薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?
現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。
るるーしゅ
悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。
このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)
薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。
悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。
久々の登録で忘れていましたが、人材紹介会社に登録するとソッコーで電話かかってきます。
これは人材紹介会社のビジネスモデルから考えれば、その通りなんですが、人材紹介会社は転職希望者が転職を成功したら、成果報酬として仲介料(年収の3割程度)が支払われます。
そして転職希望者は複数登録することも多いため、基本、早く声をかけたほうが有利になります。
るるーしゅ
うちの薬局をかかりつけ薬局にしませんか?みたいな勧誘と一緒ですね。
だから、連絡も早いんです。ただ電話には出ないでメール等でのやり取りもできますので安心してください。
私の場合では、受付担当の方から電話があり、基本情報の確認、その後、転職アドバイザーと話して転職活動の方向性を確認し、キャリア面談の日程を決めました。
私はいますぐ新しい職場にうつりたいとかではなく、「転職のチケット」を手元に持っておきたいと思っていました。
なので転職アドバイザーの方に伝えた内容としては
- 自分の薬剤師としてキャリアの方向性を確認したい
- 自分に市場価値はあるのか知りたい
- 転職したほうがいいのかのプロ視点でのアドバイスが欲しい
- 好条件の求人があれば転職を検討したい
と、このようなことを伝えました。
そして、私は仕事が終わった後にウェブで面談を希望したため、夜にウェブで面談しました。だいたい1時間弱、転職アドバイザーの方とお話していました。
転職アドバイザーの方との面談は、やはりプロ視点ということで、とても参考になりました。
中でも40歳手前ということで、転職先で20年~25年働く際のイメージというのは持たないとダメということを気づかされ(よくよく考えれば当たり前なんですが)、じゃあマネジメントとしてどのような業務をすることになるか、などを考えるようになりました。
ちなみに現時点では、好条件の求人というのは見つかりませんでした。年収を上げたいのであれば、今より休みを減らして働くか、もしくは地方というのが選択が必要とのことでした。
るるーしゅ
これは今の私の年収からなので、読者の場合はケースバイケースではないかと思います。
そして、転職アドバイザーとの面談で、有益だったのが、今のままでもそこそこ需要はあると思うし、今後もすぐに必要とされないスキルではないという評価をいただけたのが自分のなかで良かったです。
今より好条件の求人はないかもしれないが、漫画の中であげているような、会社にしがみつかなきゃ生きていけない薬剤師でもないかと安心しました。
とりあえず、私にあいそうな求人があれば紹介するといっていただけましたし、そこで面接してみて少し視野を拡げてみて、転職した後の生活のイメージ(どのような感じの業務で、生活水準がどうなるか休みはどうなるかなど)してみてはいかがとのことでした。
最後に
今回はわたしの転職活動について紹介しました。
最近、私を含め、周りの友人も転職エージェントに登録して、キャリア相談を受けているということが分かりました。(そしてあまり転職をすすめられず、今のところのままでもいいような…というアドバイスを受けています笑)
やっぱり業界の変化を現場でひしひしと感じているから、変化へ柔軟に対応できるよう様々な選択肢を用意しているんだろうなと改めて思いました。
ただこれは、私の周りにいる=理屈っぽいやつらが多いというバイアスはあるかもしれませんね。
こういう考えの薬剤師が私の周りには多い可能性はあります。
この記事を読んで、私と同じようにモヤモヤしているけど、転職活動するにはあと一歩が踏み出せないという人は、是非とも私同様に上司とぶつかってきてください(仲間を増やしたい)
人材紹介会社(転職エージェント)に登録することに、なんか後ろめたさや引き返せなくなるみたいなイメージがある薬剤師もいるかもしれませんが、全然そんなことないですからね。
るるーしゅ
転職エージェントをうまく活用するのだ!!
やっぱりモヤモヤした感情を抱えたまま、日々を過ごすより、このモヤモヤは消してキャリアの方向性をしっかりとした上で働いたほうが絶対効率的だと思います。
このモヤモヤは別にわたしのように人材紹介会社じゃなくても上司や友人との話でもいいと思います。
私の場合は、これからの中長期的なキャリアを考える上では、自分の市場価値やスキルの賞味期限、今後の業界の方向性や求人情報を知らないとダメだろうなと思い、それを解決できそうな相談相手が人材紹介会社(転職エージェント)だったというだけです。
そういうことを相談できる友達いないんですよね
メガネ
るるーしゅ
うるせえ、くそメガネ
選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」
転職における失敗とは?転職の思考法より
上記の言葉は、わたしが気に入っている言葉のひとつです。転職のチケットを常に携帯し、転職する・しないの決断ができるようにしておいたほうがいいと思っています。