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ルイボスティーは妊娠中には危険です!について思うこと

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ルイボスティーは妊婦に危険?

イギリスやドイツで人気の高いルイボスティー、日本でもカフェインレスのため妊娠中の方によく飲まれているお茶です。
しかし、ルイボスティーを過剰に服用したことにより赤ちゃんに悪影響がでてしまったという症例報告が発表されたことで、「ルイボスティー=妊娠中に安全ではない」と心配する方も増えているようです。

今回は、薬剤師の視点で妊娠中のルイボスティーの服用は危険なのかまとめてみます。

本記事は一般の方もよく読まれている内容なので、普段より分かりやすく記載しております。

ルイボスティーと赤ちゃんへの影響の発表はどれくらいでているの?

まずルイボスティーを妊娠中に飲むことで赤ちゃんへの悪影響があることの研究発表がどの程度あるのかを調べてみます。医中誌という日本での研究論文が検索できる有料Webサービスで「ルイボスティー」と検索してみました。

医中誌では5件関連する発表を見つけることができました。

妊娠後期のルイボスティー摂取による胎児動脈管早期収縮が推定された一例(会議録/症例報告)
Author:宮副 美奈子(東北大学病院 周産母子センター), 濱田 裕貴, 田中 宏典, 只川 真理, 星合 哲郎, 斎藤 昌利, 西郡 秀和, 八重樫 伸生
Source: 東北連合産科婦人科学会総会・学術講演会プログラム・抄録集 143回 Page79(2017.06)

動脈管早期閉鎖症の発症に母体ルイボスティー摂取の関連が疑われた1例(会議録/症例報告)
Author:佐久間 一理(福島県立医科大学附属病院 総合周産期母子医療センター新生児部門), 郷 勇人, 篠原 未来, 佐藤 賢一, 柏原 祥曜, 宮崎 恭平, 知識 美奈, 清水 裕美, 小笠原 啓, 佐藤 真紀, 桃井 伸緒, 細矢 光亮
Source: 日本小児科学会雑誌 (0001-6543)122巻12号 Page1866(2018.12)

動脈管早期閉鎖症に母体ルイボスティー摂取の関連が疑われた1例(会議録/症例報告)
Author:佐久間 一理(福島県立医科大学附属病院 総合周産期母子医療センター新生児部門), 郷 勇人, 篠原 未来, 佐藤 賢一, 柏原 祥曜, 宮崎 恭平, 知識 美奈, 清水 裕美, 小笠原 啓, 佐藤 真紀, 桃井 伸緒, 細矢 光亮
Source: 日本小児科学会雑誌 (0001-6543)123巻6号 Page1065(2019.06)

動脈管早期閉鎖・右心不全の新生児例 妊娠中のルイボスティー飲用は動脈管早期閉鎖のリスク因子となり得る(会議録/症例報告)
Author:新田 晃久(獨協医科大学埼玉医療センター 小児科), 田中 慎一朗, 水谷 亮, 松原 知代
Source: 日本新生児成育医学会雑誌 (2189-7549)31巻3号 Page876(2019.10)

ルイボスティー摂取により胎児動脈管早期収縮をきたしたが、中止後改善し生児を得た1例(原著論文/症例報告)
Author:宮副 美奈子(東北大学病院 総合周産期母子医療センター), 濱田 裕貴, 齋藤 昌利, 田中 宏典, 只川 真理, 星合 哲郎, 西郡 秀和, 八重樫 伸生
Source: 周産期医学 (0386-9881)50巻7号 Page1143-1146(2020.07)

詳細の内容までは読むことができませんが、すべて症例報告です。
ルイボスティーを飲んでいた胎児の動脈管が早期に閉鎖(収縮)したルイボスティーが原因かもしれないという内容です。

本当にルイボスティーが原因なのかは、症例報告からはわかりません。先ほど紹介した一番新しい発表では、毎日1000mL程度ルイボスティーを服用していたのを中止したら、動脈管閉鎖が改善しているので、因果関係では?とも思いますが、正直よくわかりません。

ルイボスティーは危険かも?と思うから、因果関係のように見えているだけかもしれません…

上記のような妊娠中の女性でルイボスティーをよく飲む患者と飲まない患者で、胎児の動脈管閉鎖の頻度に差があるかのデータなどが出てくると、ルイボスティーの安全性について判断しやすくなります。

ルイボスティーは結局危険なの?

また胎児の動脈管閉鎖を起こす要因として、ポリフェノールやフラボノイドがあるそうです。ただポリフェノールやフラボノイドを気にしすぎるのも何かおかしいのではないかなと思います。

るるーしゅ

るるーしゅ

ポリフェノールやフラボノイドは日常的に口にするものにきっと入ってるんじゃないかな… それを制限するのはかなりのストレスになると思うし、栄養に偏りがでてしまうかもしれないじゃん?

確かに果物には入ってそうですし、代わりにどうすればいい?ってきかれても分からないですよね

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

代案もないのに、安易に注意して下さいだけしか言わないなら、それはアドバイスではなくて呪いの言葉かもしれないな~って思っちゃう

下記の妊娠中に避けたほうがいい食べ物のリストは知っていていただきたいですが、ルイボスティーに関してはそこまで気にしなくてもいいのではないかと思います。

妊娠中に避けたほうがいい食べ物
  • ナチュラルチーズ
  • 生魚・生肉
  • 未殺菌のジュースや牛乳
  • 生卵

ルイボスティーにリスクがあるのか、ないのかの二択なら、あると回答するのが正しいかもしれません。

ただリスクがあったとしても頻度が低い、世界でも妊娠中に安全というのが共通認識なことから、気にしすぎることによるメンタルヘルス、それに伴う胎児の影響を考慮する必要もあるかなと思います。

注意が必要なルイボスティー

ただルイボスティーにも注意が必要な製品もあります。
ルイボスティー以外の茶葉が含有されている製品もあります。その場合の安全性は不明ですので、やめといたほうがいいかと思います。(海外ではカモミールティーで影響があった事例が報告されています)

また妊娠中はルイボスティーを飲むと、母体や胎児にいいことがある!なんていうことはありません。活性酸素がうんちゃらなんていうのは、あまり真にうけないほうがいいです。

なのでルイボスティーの味が気に入らないようなら無理して飲む必要はありません。

るるーしゅ

るるーしゅ

麦茶、コーン茶や黒豆茶など自分にあったものでいいと思います。

妻が妊娠した際に、わたしはコストコのルイボスティーを買ってあげたのですが、「味が気に入らない」ということで妻は飲みませんでした(汗)
ちなみに私自身はルイボスティーを好んで飲んでおります。(最近はコストコ行けていなくて、伊藤園のものを煮出して飲んでいたり、セブンで1Lパックのものを買ったりと…)

るるーしゅ

るるーしゅ

味の違いなどはよく分かりません

個人的つぶやき

今回の話は、私自身もリスクコミュニケーションで難しいな~と思います。

妊娠中にはルイボスティー飲まなきゃいけないと思ってた方には、そんなことないよーとお話しすればいいのですが、好んで飲んでいるとなると、ルイボスティーだけをどこまで制限すべきなのだろうか、そしてポリフェノールを問題視してしまうと、一体なにをどの程度なら口にしたほうがいいのだろうか?

皆さんの中でこの問題にいい落としどころがあれば、コメントで教えていただけると助かります。

ちなみに私がもっているお母さんを診よう プライマリ・ケアのためのエビデンスと経験に基づいた女性診療では、麦茶やルイボスティーは妊婦にオススメしております。

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

オススメの転職支援サイト

その他にも薬剤師の働き方について記事を書いていますので参考にしてみてください

薬剤師の働き方について – KUROYAKU

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転職サイトの比較で、どこを見てもオススメしている2社新鮮味がないかもしれませんが、オススメなんてそんなもんです。

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アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
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