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アリドネパッチ(ドネペジル)を服薬指導する際に薬剤師が最低限知っておくこと

アリドネパッチはどんな薬か?

アリドネパッチは、アルツハイマー型認知症治療薬に分類されるコリンエステラーゼ阻害剤です。この薬は、脳内の神経伝達物質であるアセチルコリンの分解を抑えることで、認知症の症状の進行を遅らせる効果があります。アルツハイマー型認知症における認知症症状の進行抑制に用いられます。体調が改善されたと感じても、医師の指示に従って使用を続けることが重要です​​。

アリドネパッチを使う前に、確認すべきことは?

  • アリドネパッチの禁忌患者
    • 過去にアリドネパッチやピペリジン誘導体に対して過敏症のあった人​​。
  • アリドネパッチの注意患者
    • 心臓に障害がある人、電解質異常がある人
    • 洞不全症候群や伝導障害がある人
    • 消化性潰瘍、気管支喘息や閉塞性肺疾患の既往がある人
    • 錐体外路障害(パーキンソン病など)がある人
    • 妊婦または妊娠の可能性がある人、授乳中の人​​。

アリドネパッチの用法や用量は?

通常、軽度から中等度のアルツハイマー型認知症では1日1回27.5mg、高度の場合は4週間以上経過後に1日1回55mgに増量します。症状に応じて1日1回27.5mgに減量することもあります。貼付部位は背部、上腕部、胸部の正常な皮膚で、毎日ほぼ同じ時間に貼り替えます​​。

アリドネパッチの服薬中の注意点は?

  • 不整脈のリスクがあり、特に心臓病や電解質異常がある人は注意が必要です。
  • 意識障害、めまい、眠気などがあらわれる可能性があります。
  • 皮膚症状が発生することがあり、貼る場所を毎回変更し、7日以上の間隔をあけてください。
  • 光線過敏症があらわれるおそれがありますので、直射日光を避けてください。
  • 貼付部位の温度上昇により吸収が増える可能性がありますので、過度の熱を避けてください​​。

アリドネパッチの重大な副作用および初期症状は?

  • QT延長
    • 初期症状: めまい、失神、動悸
  • 心室頻拍、トルサード・ド・ポアント、心室細動
    • 初期症状: 動悸、胸の不快感、失神
  • 洞不全症候群、洞停止、高度徐脈、心ブロック
    • 初期症状: 意識の低下、動悸、息切れ
  • 心筋梗塞、心不全
    • 初期症状: 胸痛、呼吸困難、冷汗、むくみ、体重増加
  • 消化性潰瘍、十二指腸潰瘍穿孔、消化管出血
    • 初期症状: 吐血、黒色便、腹痛、吐き気
  • 肝炎、肝機能障害、黄疸
    • 初期症状: 全身のだるさ、食欲不振、皮膚や白目の黄色い着色
  • 脳性発作、脳出血、脳血管障害
    • 初期症状: 顔面の歪み、言語障害、手足の麻痺
  • 錐体外路障害、悪性症候群
    • 初期症状: 筋肉のこわばり、発熱、意識障害
  • 横紋筋融解症
    • 初期症状: 筋肉痛、褐色尿
  • 呼吸困難
    • 初期症状: 息切れ、呼吸の苦しみ
  • 急性膵炎
    • 初期症状: 激しい腹痛、吐き気、嘔吐
  • 急性腎障害
    • 初期症状: 尿量の減少、むくみ
  • 血小板減少
    • 初期症状: 出血傾向(鼻血、歯茎からの出血)、青あざ​​。

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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