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【備忘録】薬剤師のための転職マニュアル~失敗しない転職をするために~

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はじめに

上記の画像は薬剤師の需給予測で、数年後には薬剤師の需要と供給のバランスが崩れることを示唆しています。しかし想定外の新型コロナウイルス感染症の流行により処方箋枚数が2割程度減少しているため、薬剤師の需要が減り、売り手市場から買い手市場へと変化してきています。

そこで本記事では、転職やキャリアデザインについての書籍などを参考に、薬剤師のための転職マニュアルを作成しました。

薬剤師は今まで売り手市場だったため、テキトーに転職しても何とかなりましたが、現在買い手市場へ移行しつつありますので、他業種で行われている転職の方法が大変参考になると思います。

  • 図解入門業界研究 最新薬局業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版]
  • 令和時代 薬剤師生き残りの処方箋
  • このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
  • 転職と副業のかけ算
  • 生涯年収を最大化する生き方 どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
  • 誰にも聞けない転職の正解がわかる本 これだけは知っておきたい「転職」の基本と常識 改訂新版 <全図解・最新版> 退職・転職成功マニュアル
  • 転職の「やってはいけない」
  • 転職大全
  • 退職・転職を考えたらこ1冊
  • 医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略~未来は、自分で切り拓く~

薬剤師の転職理由は人それぞれ

  • 年収をあげたい
  • 残業時間が多い
  • 有給休暇が全然使えない
  • 専門資格を取得したい
  • 悪い人間関係を何とかしたい
  • 上司のえこひいきにうんざり
  • もっと楽な職場で働きたい
  • 成長できる環境で働きたい
  • 加算とれとれに耐えられない

薬剤師が転職する理由は、人それぞれでネガティブな転職もあれば、ポジティブな転職もあります。
ただ薬剤師は専門職であるため専門職能の向上には関心は高いものの、就職や転職リテラシーが低いと言われていて、転職を繰り返してしまう人も少なくないです。

  • 自己分析が十分できていない
  • キャリアゴール、キャリアデザイン、キャリア戦略が描けていない
  • 業界研究や企業研究を十分にやらない
  • 求人企業を選ぶ際の判断軸が定まっていない
  • 就職や転職の仕組みを十分に活用できていない
  • 転職市場と自分の市場価値を正しく把握できていない
  • 多様な職業の選択肢、働き方の選択肢を知らない

その転職リテラシーが低い薬剤師が、少しでも失敗しないように転職活動時に注意することをまとめましたので、転職リテラシーにあまり自信のない薬剤師の方はこちらの記事を参考に薬剤師として悔いのない仕事をしていってもらえるといいかなと思っています。

転職活動として注意すべきこと

次の職場を見つけるまでは退職しない

まずは、次の職場を見つけるまでは退職しないということです。つまり今の会社に勤めながら次の職場を探すのが一般的な方法です。
理由は二つあります。

一つ目は、退職してから期間をあけての転職になると、面倒な手続きが出てきます。
具体的に言うと、年金、健康保険、厚生年金の手続きです。

そしてもう一つは、転職先を決める前にやめてしまうと、焦りがでて、雇用条件やキャリア形成の視点からあまりよくなくても転職を決めてしまうことがあるためです。

必要不可欠な「キャリアの棚卸し」

今の会社に不満があり、転職を検討している。
そこでまず、することはなんでしょうか?

まず実施することは、薬キャリやファルマスタッフなどの人材紹介会社に登録することです!

…というのはで、まずは「キャリアの棚卸し」が必要不可欠です。
これは転職する際の理由に限らず、次のステップにすすむためには、まず自分を見つめなおす必要があります。

この作業を飛ばして、給与や待遇、知名度だけで、応募する会社を選んでも、転職はうまくいかず何度も転職を繰り返してしまう薬剤師になってしまいます。

人材紹介会社は利用すべき?

一般的な転職マニュアルの書籍において、人材紹介会社(転職エージェント)は利用したほうがいいと記載されています。

薬剤師の人材紹介会社もマイナビ薬剤師等の大手から、名も知られていないような個人の会社もありますが、下記の内容により役に立つから職業として成り立っているわけです。

人材紹介会社の役立つ理由”
  • キャリアカウンセリング
  • 自分で業界研究するより、質の高い情報を持っている
  • 専任担当者がつき転職をサポート
  • 未公開求人を持っている
  • 平日夜や週末も対応
  • 職務経歴書の書き方指導
  • 面接対策 企業との交渉代行など

勤務しながら、転職先を探す場合には、業界の情報を詳しく知っている人からのサポートは有益ですので利用することをオススメしますが、紹介料というハードルが雇用主側には発生しますので、スムーズにいかない場合もあります。

人材紹介会社は利用するなら、どこを利用したほうがいいか?

これは人材紹介会社を利用する際に、人材紹介会社にしてもらいたい内容にもよるかと思います。
メールのみのやりといで、求人を紹介してもらうなら、どこを利用しても大差はないでしょう。

ただキャリアについての相談や、面接時の同行、交渉をしてもらいたい場合は、人材紹介会社の店舗が近くにあったほうが便利です

また高額な紹介料が発生するため、しつこい電話勧誘や、強引な転職の進め方などに注意する必要があります。

全国に実店舗数が多く 、非公開求人の数も多い、実績も豊富、また職業紹介優良事業者 という外部認定を取得しているマイナビ薬剤師ファルマスタッフがオススメです。

職業紹介優良事業者

両方登録するのがいいと思います(理由は後述)が、どちらかにしたいというなら下記の視点で選んでみてください。

マイナビ薬剤師がオススメな人
  • 業界最大手でしっかりしたサポートを受けたい
  • 日本調剤の子会社を利用が難しい(日本調剤に勤務していたやいまひとつ信用できない等)
  • 薬局、病院以外の選択肢も視野にいれている(マイナビ薬剤師は、医療現場以外の求人情報も豊富)
  • マイナビ薬剤師のWEBコンテンツの薬読を利用したい
ファルマスタッフがオススメな人
  • 薬局業界の今後の展望について色々教えてもらいたい(薬局業界のリーディングカンパニーの日本調剤の子会社のため、今後の展望について詳しい)
  • 有資格者(キャリアコンサルタント)によるカウンセリング希望者
  • 派遣での勤務も検討している
  • 土日での対応を希望する人

人材紹介会社は、求職者からお金をもらって紹介しているのではなく、企業から報酬を得るために情報を提供してくれる会社です。
そのため、1社だけではなく、複数の人材紹介会社に登録し、人材紹介会社同士でも競ってもらうようにしてもらうことをオススメします。

人材紹介会社を利用する際に注意すべきこと

薬剤師の転職を考えた場合、マイナビ薬剤師やファルマスタッフなどの人材紹介会社を利用することは、働きながら次の職場を探すうえでは有益なのですが注意すべき点があります。

人材紹介会社は複数利用すること

人材紹介会社のビジネスモデルは求人者から報酬を得るのでは求人募集をしている企業から報酬を得ています。

つまりあなたのためを思って転職先を選んでいるのか、企業からお金をもらって求人を紹介しているのかは分かりません。

人材紹介者のしくみ

人材紹介会社は、企業から得られる報酬の多寡によって求人者にオススメする求人を変更してしまうケースがあります。しかし、複数の人材紹介会社に登録していると、向こうは本当にオススメの求人を紹介しないと報酬が得られなくなりますので、こちら側のペースで進めることができます。

転職の「やってはいけない」という書籍の中でも、人材紹介会社は1社に絞るなと書かれており、10社程度、まずは登録すること推奨しています。
(尚、10社登録しても面倒見がいいと思える会社は3社程度であると書かれています)

情報収集もかねて、人材紹介会社、片っ端から登録し、その後の電話確認や担当者の印象で選んでいくという方法を転職の「やってはいけない」ではオススメしています。

薬剤師の業界が売り手市場から買い手市場に移行し始めたら、この方法が転職失敗のリスク最小化する方法になるでしょう。

人材紹介会社の担当者には本音を伝えること

人材紹介会社を利用するのは、業界に詳しい人から、自分のことを他者目線で評価してもらうことはとてもメリットがありますが注意しなければいけないことがあり、案外多くの方が出来ていないことがあります。

それは、人材紹介会社の担当者に建前で話し、本音を言わないことです。

本音を話さないままでは、なかなかいい転職には結び付きません。

業界のことを知らないから、かかりつけ薬剤師制度をやりたくないとか言ったら、馬鹿にされるんじゃないか?とかそういうのはいいんです。

建前のこんなことをやってみたいをいうより、具体的にこういうことをやりたくないということを伝えて、自分らしくこう仕事したい価値観を共有することが大切です。

また人材紹介会社をもっと有効活用するために下記のことを共有するといいです。

  • 相手の持っている強み、情報を把握すること
  • 自分が欲しい情報を明確にすること

人間的な相性や、信頼できない、合わない担当者の場合は変更してもらいましょう。

オマケ

私が転職、キャリアデザインの本を読んでいる理由①

一つ目は、2019年の薬学教育学会での多様化の時代に求められるキャリアの考え方というシンポジウムの内容で自分の就職、転職リテラシーキャリアデザインの知識のなさにやべっとなったからです。。

キャリアデザインとは、「自分の職業人生を自らの手で主体的に構想・設計すること」であり、必ずしも就職・転職活動とは関係なく、常日頃から将来のキャリアゴールを描き、そこに向けて自身のエンプロイアビリティを高めるための計画を立てることです。しかしながら、国家資格を有する専門家ゆえに、専門職能の向上には関心は高いものの、キャリアデザインの考え方や手法への関心は低く、大学教育の中でそれらが扱われることはほとんどありません。

また同シンポジウムの中で人材紹介会社の内容では…

るるーしゅ

るるーしゅ

最近の薬学生の就職事情として、影響力の強い友人に影響されて就職先を選ぶ人って結構いるみたいなんだ。

自分のことなのに、そんなことでいいんですかね… ちなみに、るるーしゅさんはどうやって決めたんですか?

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

親父が見つけてきてくれた!! 就活なんてしたくなく、薬局ならどこでもいいや~的だったね。

本当にダメ薬剤師ですね

メガネ

メガネ

私が就職転職リテラシーが低い

私自身、現状はなんとかなっていますが、薬剤師の就職・転職リテラシーが低く、今後については不安な部分が沢山あります。(リアルで会ったことある人は、私が抱える問題はわかりますかね…)

そして職場内でも、すこし調子に乗ってきて、言いたいことはしっかり言うので、とそういった発言が、どう転ぶかわからないという不安も抱えています。

私が転職、キャリアデザインの本を読んでいる理由②

一昔前までは、薬剤師の免許を持っていれば「将来安泰」みたいなイメージがあったのだけど、昨今の情勢を見る限り、それも幻想にすぎず、しっかりと考えなきゃダメだなと思いました。

薬剤師の免許は、返納または取り消されない限り、持ち続けることができるが、免許を持っているだけで将来が安泰といえる時代はもはや終わったといえる。これからは、薬剤師としての職能を最大限に発揮してやりがいを得る者だけが生き残れる時代になるだろう。

デキる薬剤師をつくる現場の教科書の序文より引用

薬剤師を取り巻く環境は大きく変化するのは、ご存じかと思います。
その中で自分のやりたいことができるようにしたいというよりは、選択肢をたくさんもっていて、かかりつけ薬剤師のノルマ化みたいな絶対やりたくない仕事はやらないくらいの余裕を持っていたい。そのために今からでも出来ることはしておきたいです。

人間、追い込まれてしまうと焦って冷静な判断ができなくなってしまいます。
そのため会社に対して不満や不信感を持ったら、なるべく早い段階で転職活動をしてみることをオススメします。

違う病院で働く友人、知人、先輩、SNS上での知り合い等、誰でもいいと思います。

自分の立ち位置人生観を振り返るために、他者から見える自分を知る機会を作るんです。

相談にのってもらえる人がいなければ

最終的に転職時に利用しなくてもOKなので、追い込まれる前に登録して関係性を築いておいたりして、視野を広げておきましょう!!

るるーしゅ

るるーしゅ

薬剤師歴15年目に突入しました!!
まだまだ勉強不足なので賢い皆さん色々教えてください。
あまり勉強していないよという方は一緒に学んでいきましょう!

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2 件のコメント

  1. 転職、キャリアデザインの本で良い本がございましたか?
    科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
    http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/52319324.html
    NGなのは、好きな仕事、給料が高い、業界や職種、仕事の楽しさ、性格診断、直感、適性にあった仕事を求めるな
    ストレングスファインダーは適職診断には向かない、とギャラップ社も言っています

    • >氷海さん

      お久しぶりです。コメントありがとうございます。
      この本、気になっていたんですよね。確かその他にも一番やりがいを感じるのは裁量権(自由)があることみたいなのがあって、確かに我々薬剤師にも当てはまること多いなと思っていました。

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