薬剤師は3年以内に3割程度が転職するというデータがあります。そして目先の給料や待遇のみで転職を決めてしまい、失敗してしまうというのは、薬剤師転職あるあるです。
今回は、初めての転職で失敗しないための情報および考え方について、なが~く書きましてのでお時間があれば読んでみてください。
こんなたくさん読み切れないよという人は、とりあえず下記の信頼できる人材紹介会社に登録してください。登録が完了したらこの項目(クリックすれば該当項目に飛びます)だけは読んでおいてください
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待遇や年収を優先的に考慮して、多数の薬局やDgsの求人から選びたいときは、ファルマスタッフがおすすめです。その強みは全国、都市部から地方まで対応している点にあります。
あなたの希望条件に一致する求人をコンサルタントが見つけてくれるので、薬剤師の方々が転職活動で良い条件を少しでも見つけるのに役立つでしょう。
るるーしゅ
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目次
初めての転職で不安な薬剤師のために
薬剤師は師士業(ししぎょう)のひとつで、国家資格を得るまでは大変だけど、いったん就職さえすれば経済的にも恵まれ、かつ社会的なステータスも得られるとイメージされ、人気のある(特に女性)職業でした。
しかし薬剤師以外の師士業(弁護士、司法書士、会計士、社会保険労務士、介護福祉士など)では、国家資格を有していても食べていけなくなっている人も増えてきているようです。
何故、食べていけなくなっていくかというと、大きく二つの理由があります。
ひとつは、市場内の需給バランスの問題、もうひとつは「必要とされる人材」「必要とされない人材」の二極化によるものです。
上記の画像は、薬剤師の需給予測で、先ほど挙げた市場内の需給バランスの問題です。
数年後には薬剤師の需要と供給のバランスが崩れることを示唆していますが、実際、新型コロナの影響で処方箋枚数が減り、都市部では薬剤師余りが起きています。
売り手市場というのは、需要>供給のため、買い手で競争が起き、高値で買ってもらえるという状態です。
逆に買い手市場とは、需要<供給のため、買い手が相手の足元をみることができるので、安値傾向になってしまいます。
今まで薬剤師の業界は売り手市場だったので、何も考えず、好条件の転職ができました。
しかし買い手市場に移行しつつある今は、しっかりと考えて転職しなければ、失敗し転職を繰り返してしまい、結局は「必要とされない薬剤師」になってしまうかもしれません。
2020年11月25日に、薬剤師向けの業界紙であるPNB(ファーマシーニュースブレイク)と薬事日報に、薬剤師の雇用状況が変化していることが紹介されています。
売り手市場から買い手市場に変化してて、安く買いたたかれるなら転職しない!という選択をするのもひとつです。
ただ、薬剤師として生きていけなくなる理由として、市場内の需給バランスの問題、そして薬剤師の二極化をあげました。
つまり買い手市場だからという理由だけで転職しないというのは、あなたの薬剤師としての働き方、もしくは生き残りを考えた際の正解かどうかは分かりません。
少し回りくどい言い方をしましたが、簡単に言うと、今の職場のままで「必要とされる薬剤師」になれますか?そして何より、今の職場を辞めたいと思ったら理由は無視していいのですか?ということです。
薬剤師の転職理由は人それぞれ
- 年収をあげたい
- 残業時間が多い
- 有給休暇が全然使えない
- 専門資格を取得したい
- 悪い人間関係を何とかしたい
- 上司のえこひいきにうんざり
- もっと楽な職場で働きたい
- 成長できる環境で働きたい
- 加算とれとれに耐えられない
薬剤師が転職する理由は、人それぞれでネガティブな転職もあれば、ポジティブな転職もあります。
ただ薬剤師は専門職であるため専門職能の向上には関心は高いものの、就職や転職リテラシーが低いと言われていて、転職を繰り返してしまう人も少なくないです。
- 自己分析が十分できていない
- キャリアゴール、キャリアデザイン、キャリア戦略が描けていない
- 業界研究や企業研究を十分にやらない
- 求人企業を選ぶ際の判断軸が定まっていない
- 就職や転職の仕組みを十分に活用できていない
- 転職市場と自分の市場価値を正しく把握できていない
- 多様な職業の選択肢、働き方の選択肢を知らない
前置きが長くなりました、その転職リテラシーが低い薬剤師が、少しでも失敗しないように転職活動時に注意することをまとめました。
転職リテラシーに自信のない薬剤師の方はこちらの記事を参考に自分に合った薬剤師としての働き方をていただければと思います。
転職活動として注意すべきこと
次の職場を見つけるまでは退職しない
まずは、次の職場を見つけるまでは退職しないということです。つまり今の会社に勤めながら次の職場を探すのが一般的な方法です。
理由は三つあります。
一つ目は、退職してから期間をあけての転職になると、面倒な手続きが出てきます。
具体的に言うと、年金、健康保険、厚生年金の手続きです。
そしてもう一つは、転職先を決める前にやめてしまうと、焦りがでて、雇用条件やキャリア形成の視点からあまりよくなくても転職を決めてしまうことがあるためです。
最後は、採用者側の視点で考えると、退職してしまった方は、責任感がない、もしかしたらうつ病など健康に不安がある人なのかも?と思われてしまう場合があります。
必要不可欠な「キャリアの棚卸し」
今の会社に不満があり、転職を検討している。
そこでまず、することはなんでしょうか?
まず実施することは、薬キャリやファルマスタッフなどの人材紹介会社に登録することです!
…というのは嘘で、まずは「キャリアの棚卸し」が必要不可欠です。
薬局で薬の棚卸しはしたことあるけど、キャリアの棚卸しってなんだよ?ってなる方、多いと思いますので説明します。
キャリアの棚卸しとは、「これまで自分が何をやってきたのか」を洗い出す作業のことです。具体的には、薬剤師になってから現在までを振り返り、やってきた業務を書き出します。そこから自分が持っているスキルや経験を整理し、自分の強みや得意なことを見つけ出して、転職活動での会社選びや仕事選びに役立てることがキャリアの棚卸しをする目的です。
この作業を飛ばして、給与や待遇、知名度だけで、応募する会社を選んでも、転職はうまくいかず何度も転職を繰り返してしまう薬剤師になってしまいます。
キャリアの棚卸しって自分一人でできる気がしないんですけど…
メガネ
るるーしゅ
確かにスキルや経験を整理し、自分の強みや得意なことを見つけ出しって、自分自身で客観的にみるのは難しいよね。
そういう時は、業界に詳しいキャリアコンサルタントなどを頼るといいと思うよ
求人情報はどのように入手すべきか?
求人情報を見つける方法としては、上記の画像のような方法があります。
- 企業のホームページをチェックする
- 求人サイトなどの求人媒体から情報を得る
- SNSを通じて、求人情報を得る
- 求人情報を縁故、紹介を通じて知る(リファラル採用)
- 人材紹介会社へ登録する
- 突然、ヘッドハントの連絡が入る
薬剤師の業界で、ヘッドハントの話はあまり聞いたことがありませんが、その他の求人情報の入手方法は言われればわかるものが多いと思います。
ただ求人サイトと人材紹介会社の区別がついていない方がいるかもしれないので説明したいと思います。
求人サイトと人材紹介会社の違い
求人サイトは、GUPPYやファーマシスタなど求人情報がたくさん載っている電話帳みたいなサイトです。仕事内容に加え、給与相場などを自由に検索、閲覧が可能です。
数多くの求人情報を比較、検討したうえで、転職サイトを通じて手軽に応募することができます。
一方、人材紹介会社は、転職エージェントなどといった言い方もしますが、マイナビ薬剤師やファルマスタッフなどが該当します。大体、薬剤師の転職サイトというと、この人材紹介会社を指すことが多いと思います。
薬局などから求人の依頼を受け、求職者に転職などのサポートをして無事に転職が完了すると、薬局側から手数料(年収の30%程度)支払われるというビジネスモデルです。
企業側も手数料を支払ってでも欲しいという人材を採用するときに利用するので、求人サイトののっている情報より好条件のことが多いです。
また非公開案件なども数多く扱っています。
何故、非公開と求人を募集するのかというと、同業他社にばれたくないというのもあれば、高い給与を払っているけど使えない薬剤師の後釜を探しているなんていう際に非公開にしたりしているそうです…
自分がその対象だと思うと怖いですよね…
求人サイトは利用すべき?
求人サイトは、さきほども紹介したように求人情報がたくさん載った電話帳みたいなものです。そのため、たくさんの求人サイトに登録する必要はないと思います。
複数登録すると、メールなどで求人情報過多になってしまい、志望先を絞り切れなくなり、望みにかなった企業や職種にたどり着けない可能性があります。
そのため下記の1社、多くても2社程度に絞っておくべきだと思います。
- GUPPY(https://www.guppy.jp/)
- JobMedely(https://job-medley.com/)
- ファーマシスタ(https://pharmacista.jp/)
人材紹介会社は利用すべき?
まず、一般的転職マニュアルの書籍において、人材紹介会社(転職エージェント)は利用したほうがいいと記載されています。
薬剤師の人材紹介会社もマイナビ薬剤師等の大手から、名も知られていないような個人の会社もありますが、下記の内容により役に立つから職業として成り立っているわけです。
- キャリアカウンセリング
- 自分で業界研究するより、質の高い情報を持っている
- 専任担当者がつき転職をサポート
- 未公開求人を持っている
- 平日夜や週末も対応
- 職務経歴書の書き方指導
- 面接対策 企業との交渉代行など
冒頭で紹介したPNBの記事では、買い手市場にシフトしてきている状況では、薬剤師がひとりで満足のいく転職を遂行するのは困難であると書かれています。
勤務しながら、転職先を探す場合には、業界の情報を詳しく知っている人からのサポートは有益です。
人材紹介会社は、怪しいから絶対利用しないという薬剤師の方がいますが、薬は副作用があるから飲まないと言っているのと似ているなと個人的に思っています。
人材紹介会社におんぶにだっこだとまずいかもしれませんが、自分の判断軸をしっかり持ったうえで活用すれば転職活動が有利になることは間違いありません。
人材紹介会社は利用するなら、どこを利用したほうがいいか?
グーグルの検索BOXに、「薬剤師 転職サイト」と入れると予測で”選び方”というのが出てくるため、どの人材紹介会社を利用するかについての関心は高いのかと思います。
基本的な薬剤師の人材紹介会社の選び方
まず絶対なのは、厚生労働省の認可をしっかり受けている人材紹介会社を利用しましょう。
とは言ったものの、有名な人材紹介会社を利用することがほとんどでしょうから、そこが認可されていないってことは考えられないので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。
つづいて重要なことは自分の働きたい職場の求人情報をもっているかどうかです。
派遣薬剤師として働こうと思ったときどうすればいいか分かりますか?
派遣薬剤師として働く場合も薬剤師の転職サイトに登録すれば、OKと思っている薬剤師いるかもしれませんがマイナビ薬剤師やリクナビ薬剤師に登録しても派遣薬剤師として働けません。
派遣薬剤師の雇われ先は、労働者派遣事業の許可を得ている会社です。人材紹介会社が職業紹介事業と労働者派遣事業の両方を取得している場合もあるので、転職サイト=派遣もOKと勘違いしてしまうことがあります。
また人材紹介会社も、網羅的に求人案件を抱えている「総合型」の人材紹介会社と、特定の業種や職種に強い「特化型」の人材紹介会社があります。
特化型の人材紹介会社だけでOK?
薬剤師として働くなら特化型のみ登録すればいいのでは?と思うかもしれませんが、転職活動では視野を狭めるというよりは、視野を広げておいたほうが有利ですので、最低でも総合型と特化型1つずつ登録することをすすめます。
るるーしゅ
何より総合型だからといって、薬剤師分野の求人が特化型より少ないとか、あまりないかな…マイナビやリクナビって大きいからね
つづいて人材紹介会社の紹介実績や定着率についてです。
人材紹介会社のビジネスモデルは、求職者に求人を紹介して転職した際に求人先から成果報酬が発生するものですから、求職者のことを考えないで転職させている場合、定着率が低くなります。(ミスマッチが起きている)
そんなのどこで調べればいいんだ?と思うかもしれませんが下記のWebサイトでおおよその情報を得ることが可能です。
るるーしゅ
厚生労働省認可の人材紹介会社なら
13ーユー〇〇〇〇〇〇(6桁)が乗っているので、それを上記のWEBサイトに入力してみると実績が出るから、興味があればやってみて
次は、人材紹介会社のアクセス面からです。
メールのみのやりといで、求人を紹介してもらうなら、どこを利用しても大差はないでしょう。
ただキャリアについての面談や、面接時の同行、交渉をしてもらいたい場合は、人材紹介会社の店舗が近くにあったほうが便利です。(今はコロナ禍なのでWeb面談などの対応もあります)
最後に、人材紹介会社の外部認定という視点でみてみます。
人材紹介会社は、ものすごい数の会社があり、求職者がどの会社を利用すればいいのか分からないという事態がおきています(この辺は薬局の地域連携薬局や専門医療機関連携薬局の話とも似てますね)
そこで厚生労働省は、「職業紹介優良事業者認定制度」というに認定制度を作り、これを認定していると一定以上のレベルを有している人材紹介会社ですよとアピールすることができるようにして、求職者が選びやすいようにしたわけです。
人材紹介会社の口コミなどは?と気になる方いるからしれませんが、あまり気にしなくていいと思います。
薬剤師のブログなどに実際に利用してみたなどや、口コミ紹介しているところありますが、その情報の妥当性やが微妙かなと思ってしまいます。
妥当性は、その口コミが本当なのか?といったことでアンケート調査とかしたことがあればわかると思いますが、回答率って5%未満だったりするんですよね…
そうなると5%未満の人でわざわざ口コミ書いてくれるような人の意見を、一般化してもいいのかな?自分に当てはめていいのかな?って気になってしまいますよね。
ブログの管理人の経験談も、人材紹介会社のシステム面でしたら参考にしてもいいと思いますが、担当者がダメだったとかは、人材会社全体の話にしてはダメですよね…
るるーしゅ
薬剤師でも、大手チェーンのひとつの薬局での対応を組織全体での対応といいたがる薬剤師もいるんだけど…
以上を踏まえた具体的な人材紹介会社名は?
全国に実店舗数が多く 、非公開求人の数も多い、実績も豊富、また職業紹介優良事業者 という外部認定を取得している「総合型」のマイナビ薬剤師と「特化型」のファルマスタッフが客観的にみると頭一つ抜けている印象です。
るるーしゅ
上記二社は、冒頭の「キャリアの棚卸し」の相談にも対応してくれますよ
両方登録するのがいいと思います(理由は後述)が、どちらかにしたいというなら下記の視点で選んでみてください。
\ 悪質な転職サイトは利用しないで /
薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?
現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。
るるーしゅ
悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。
このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)
薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。
悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。
- 業界最大手でしっかりしたサポートを受けたい
- 日本調剤の子会社を利用が難しい(日本調剤に勤務していたやいまひとつ信用できない等)
- 薬局、病院以外の選択肢も視野にいれている(マイナビ薬剤師は、医療現場以外の求人情報も豊富)
- マイナビ薬剤師のWEBコンテンツの薬読を利用したい
- 薬局業界の今後の展望について色々教えてもらいたい(薬局業界のリーディングカンパニーの日本調剤の子会社のため、今後の展望について詳しい)
- 有資格者(キャリアコンサルタント)によるカウンセリング希望者
- 派遣での勤務も検討している
- 土日での対応を希望する人
人材紹介会社を利用する際に注意すべきこと
人材紹介会社はどこがいい?ということで、マイナビ薬剤師とファルマスタッフがオススメと紹介させてもらいましたが、実は人材紹介会社をどこを選ぶかより、どのように利用するかのほうが100倍大切だと思っています。
人材紹介会社は複数利用したほうがいい?(賛否有)
人材紹介会社のビジネスモデルは求人者から報酬を得るのでは求人募集をしている企業から報酬を得ています。
つまりあなたのためを思って転職先を選んでいるのか、企業からお金をもらって求人を紹介しているのかは分かりません。
人材紹介会社は、企業から得られる報酬の多寡によって求人者にオススメする求人を変更してしまうケースがあります。しかし、複数の人材紹介会社に登録していると、向こうは本当にオススメの求人を紹介しないと報酬が得られなくなりますので、こちら側のペースで進めることができます。
転職の「やってはいけない」という書籍の中でも、人材紹介会社は1社に絞るなと書かれており、10社程度、まずは登録すること推奨しています。
(尚、10社登録しても面倒見がいいと思える会社は3社程度であると書かれています)
情報収集もかねて、人材紹介会社、片っ端から登録し、その後の電話確認や担当者の印象で選んでいくという方法を転職の「やってはいけない」という書籍ではオススメしています。
ただ一方で、「私にも転職ってできますか?」という書籍では複数の人材紹介会社に登録して、相手にするのが大変だったということが紹介されています。
これは私も分かるところがあります。複数登録して、全員の担当者との相性を確認するなんて、正直めんどくさいです。
るるーしゅ
まずはハズレを引く可能性が低いところに登録して、そこでの対応をみてからでいいのではないかと思います。
とりあえず下のファルマスタッフ登録しておきましょう。
オススメの転職サイト
- ファルマスタッフ
待遇や年収を優先的に考慮して、多数の薬局やDgsの求人から選びたいときは、ファルマスタッフがおすすめです。その強みは全国、都市部から地方まで対応している点にあります。
あなたの希望条件に一致する求人をコンサルタントが見つけてくれるので、薬剤師の方々が転職活動で良い条件を少しでも見つけるのに役立つでしょう。
担当者の見極め方
人材紹介会社の担当者がいいか悪いかで転職がうまくいくか変わってきます。転職大全によると、人材紹介会社の担当者は以下に分類できるそうです。
- カウンセラー:話を丁寧に聞いてくれる人(傾聴)
- アドバイザー:迷ったときに助言をしてくれる人
- コーチ:導いてくれる人
- メンター:経験を語ってくれる人
- コンサルタント:答えを持っている人
中には、上記に当てはまらない「情報をひたすら捌く人」もいます。情報源として付き合うか、利用しないを選べばいいかと思います。
また5つに分類しましたが、もう少し分かりやすく、こういった担当者がオススメだよっていうのを記載します。
- 話していて不快ではないこと
- しつこく何度も連絡してこないこと
- 薬剤師の職種や業界について精通していること
- 案件ベースの「いい、悪い」ではなく薬剤師のキャリア形成という視点でのアドバイスをくれること
- 「他にいい案件がないか?」という質問にも粘り強く付き合ってくれること
- 入社するうえでの「懸念点はどこか」の質問にきちんと回答してくれること
るるーしゅ
こちらのほうがわかりやすいですよね。
人材紹介会社の担当者には本音を伝えること
人材紹介会社を利用するのは、業界に詳しい人から、自分のことを他者目線で評価してもらうことはとてもメリットがありますが注意しなければいけないことがあり、案外多くの方が出来ていないことがあります。
それは、人材紹介会社の担当者に建前で話し、本音を言わないことです。
- 年収をあげて、もっと好きなものを我慢せず買いたい
- 残業時間を少なくして、プライベートを充実したい
- 有給休暇がもっと使える環境で、旅行に行きたい
- 専門資格を取得して、もっと薬剤師として活躍したい
- 職場の人間関係で、プライベートまでネガティブになりたくない
- 薬剤師として成長できる環境で働きたい
- 加算とれとれで、薬剤師の仕事を嫌いになりたくない
本音を話さないままでは、なかなかいい転職には結び付きません。
自分は業界のことを知らないから、かかりつけ薬剤師制度をやりたくないと言ったら、担当者に馬鹿にされるんじゃないか?とか思って、建前で話すとか絶対にやめたほうがいいです。
こんなことをやってみたいをいうのがなければ、具体的にこういうことはやりたくないということを伝えて、自分の仕事に対する価値観を、担当者と共有することが大切です。
るるーしゅ
人材紹介会社の担当者との相性が重要ということです。
また人材紹介会社をもっと有効活用するために下記のことを共有するといいです。
- 相手の持っている強み、情報を把握すること
- 自分が欲しい情報を明確にすること
担当者とはいい関係を築いておこう
人材紹介会社がいま持っている求人情報に魅力を感じなくても、人材紹介会社の担当者とはいい関係を築いておくことをオススメします。
これは今後、好条件の求人情報が人材紹介会社に入ったときに、担当者がその求人を誰に紹介しますか?という視点で考えれば、おのずとわかるかと思います。
担当者の方に「〇〇さん、こういう求人探していたな~連絡してみようかな~」と思ってもらえるような関係を築いておくと、とても有利ですよね。
迷ったら転職しないのも一つの選択
転職は文字通り、自分のキャリアや人生の大きな転機となります。
そして転職が初めての人は、自分が無意識にひかれたレールの上を走っていることを認識し、はじめての意思決定に心が揺らぐことでしょう。
選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」
転職における失敗とは?転職の思考法より
転職活動を頑張ったんだから、転職しなきゃと自分を追い込む必要はありません。それは覚悟といわず、自暴自棄になっているだけかもしれません。
迷ったら転職しないというの一つの選択です。
また転職しなくても、転職活動を通して、自分が働くうえで大切なもの、自分の強み、業界情報など、たくさんのことを得ることができたかと思います。これは絶対に無駄になるものではありません。
円満退職を心がけましょう
転職する場合、必ず今いる職場を退職しなければなりません。そして退職で揉めてしまうケースはよく耳にします。
「民法上では2週間」とされていますが、円満退職を考えるなら「相手の都合」を考えることがとても大切です。最低でも退職する2か月前(出来れば3カ月前)には上司へ報告しましょう。
- 電話やメールで、突然「やめたい」と上司に伝えてしまう。
- 上司に相談する前から、同僚、後輩に「やめる」とふれまわる
- 繁忙期にやめようとする
退職の報告が済んだら、残務処理、引継ぎ、職場へ返却するものなどしっかりこなし、立つ鳥跡を濁さずでいきましょう。
例)薬局での引継ぎリスト
- 日々の業務内容の説明
- 処方元医療機関の処方の癖やその医療機関の医師、職員の人柄
- 特別な配慮を必要とする患者情報
- 医薬品の在庫等(卸への発注時間、方法、納品時間等含め)
職場へ返却するもの
- 健康保険被保険者証
- 社員証・IDカードなどの身分証明書、社員章、名刺、名札
- 白衣・制服
- 業務用の関係書類など
- 通勤定期券
るるーしゅ
円満退職については、転職の際に人材紹介会社を利用していたら、担当者を頼ってみるのもいいと思います。
前の職場の自慢はやめましょう
転職する前は、魅力的にみえて新しい職場も入ってみたら、アレッと思うことはあるかもしれません。俗に言う隣の芝生は青く見えるっていうやつですね。
そうなると、「前の職場ではこうだった」とか言いたくなるかもしれませんが、グッと我慢しましょう。
るるーしゅ
知識が多い薬剤師にありがちですが、正直適応力が乏しいということを露呈しているだけで、「必要とされなくなります」
薬剤師の供給過剰が予想される未来において、本記事がよりよい転職につながり、次世代を担う薬剤師の方々の人生を豊かなものにするヒントになれば、著者としてこれに勝る喜びはありません。
- 図解入門業界研究 最新薬局業界の動向とカラクリがよ~くわかる本[第2版]
- 令和時代 薬剤師生き残りの処方箋
- このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
- 転職と副業のかけ算
- 生涯年収を最大化する生き方 どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
- 誰にも聞けない転職の正解がわかる本 これだけは知っておきたい「転職」の基本と常識 改訂新版 <全図解・最新版> 退職・転職成功マニュアル
- 転職の「やってはいけない」
- 転職大全
- 退職・転職を考えたらこの1冊
- 医療・介護職の新しいキャリア・デザイン戦略~未来は、自分で切り拓く~
2 件のコメント
転職、キャリアデザインの本で良い本がございましたか?
科学的な適職 4021の研究データが導き出す、最高の職業の選び方
http://smoothfoxxx.livedoor.biz/archives/52319324.html
NGなのは、好きな仕事、給料が高い、業界や職種、仕事の楽しさ、性格診断、直感、適性にあった仕事を求めるな
ストレングスファインダーは適職診断には向かない、とギャラップ社も言っています
>氷海さん
お久しぶりです。コメントありがとうございます。
この本、気になっていたんですよね。確かその他にも一番やりがいを感じるのは裁量権(自由)があることみたいなのがあって、確かに我々薬剤師にも当てはまること多いなと思っていました。