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「薬剤師の仕事向いていない」と悩む若手へ、先輩薬剤師からのアドバイス

本内容は動画でも解説しております。

薬剤師の仕事は、薬剤師免許を持っている者でなければできない責任ある仕事です。

しかし、薬剤師になっても実際に働いてみると、自分には向いていないと感じることもあるでしょう。

特に若手薬剤師は、新人期間や2~3年目などにこのような仕事に対する悩みや疑問が尽きないことがあります。

そこで、本記事では、若手薬剤師が抱える「薬剤師 仕事向いていない」という悩みについて考えていきます。

るるーしゅ

るるーしゅ

今回の内容は、自分で思っているだけの人向けです。本当に向いていないかも?っていう人は以下の記事も読んでみてください。

薬剤師の仕事に向いていないと感じる理由

薬剤師の仕事に向いていないと感じる理由は、人それぞれです。例えば、薬剤師として必要なコミュニケーション能力がない、薬の知識が不足している、調剤業務が苦手、ストレスに弱いなど、様々な理由が考えられます。

しかしながら、薬剤師の仕事は多岐にわたり、自分に合った業務を見つけることができる場合もあります。

薬剤師の仕事に向いていないと感じる理由
  • コミュニケーション能力がない
  • くすりの知識不足
  • 職場の同僚と人間関係を築けない
  • 調剤業務が苦手(遅い等)
  • ストレスに弱い等々

仕事に向いていないと思いやすい時期を知っておく

最初に、知っておいて欲しいことがあります。

それは多くの人が「今の仕事は自分には合わないのではないか?」と感じる可能性があるタイミングが存在するということです。

このことを前もって知っておくと、「今はその時期かもしれない」と気持ちを切り替え、やる気を維持しやすくなります。

新人期間

薬剤師としてのキャリアをスタートする新人の頃は、まだ仕事に慣れていないため、上司からの注意や指摘を受けることが多いです。

それとは別に、学生の頃に想像していた薬剤師像と、実際の現場が違うことに戸惑いや落胆を感じることもあるでしょう。また、就職活動時には聞いていたことが実際と違うことがあるため、リアリティショックを受けることもあります。

そのため薬剤師として働いてみたら、「自分はこの仕事に向いていないのかもしれない」と感じることがあります。

2~3年目

2~3年目は、仕事を一通り覚えてきた頃です。しかし、新しい仕事が任され、ミスや失敗をすることもあるかもしれません。

また一通り仕事ができるようになり、仕事に刺激がなくなり、薬剤師としての仕事の魅力を感じなくなる人もいます。

そのため、この時期に2~3年目に「自分はこの仕事に向いていないのかもしれない」と感じることがあります。

30~40代

薬剤師として30代になると、仕事の範囲が広がり、新たな役割を担うことが増えます。

例えば、管理薬剤師やエリアマネージャーになり、多くの部下を持つようになった場合、チームとしての成果を上げられないことで、自分に向いていないと感じることがあります。

また、周りが昇進していく中で自分が昇進に関心を持てない場合、その仕事に向いてないのではと感じることがあります。

先輩薬剤師からのアドバイス

自己分析が大切

自己分析は、薬剤師になるための第一歩です。自己分析をすることで、自分がどんな薬剤師になりたいか、得意・苦手なこと、自分の強みと弱みを把握することができます。そして、それらを元に自分に合ったキャリアプランを考えることができます。

また、自己分析をすることで、自分自身と向き合う時間を持つことができます。自分自身を深く理解することで、自分に合った働き方を見つけることができます。例えば、自分に向いている業界や職種、働き方などを発見することができます。

自己分析は、一度行うだけでなく、定期的に行うことが大切です。自己分析をすることで、自分自身の変化に気づくことができ、自分に合ったキャリアプランを常に見直すことができます。

ワークライフバランスの見直し

  • 自分のライフスタイルに合った働き方を見つけることが大切です。例えば、週に一度は自分の趣味や興味あることに取り組む時間を設けるなど、自分の時間を大切にすることができます。
  • ワークライフバランスを整えることは、過剰な労働やストレスが健康に与える悪影響を軽減するためにも必要です。そのため、休憩時間にはストレッチや軽い運動をすることで、体をリフレッシュさせることができます。
  • また、家族や友人との時間を大切にすることもワークライフバランスを整える上で重要です。週末には家族や友人との時間を作り、お互いの近況を話し合ったり、外出してリフレッシュすることで、ストレスを解消することができます。

薬剤師の仕事の幅広さを知ろう

薬剤師の仕事は、調剤業務や服薬指導に限らず、多岐にわたります。医療機関の薬剤管理や製薬会社の研究開発、学術研究など、様々な分野で活躍することができます。

しかし、薬剤師の仕事は単純に薬を渡すだけではありません。

薬剤師は、医師と協力して、患者に最適な薬物治療を提供することが求められます。

そのためには、薬剤師自身が常に最新の医療知識や情報を収集し、患者の状態に合わせた薬剤治療を行う必要があります。

多くの薬剤師が自分が所属する薬局や病院での仕事にとらわれ、薬剤師の仕事の幅広さを知る機会が少ないことが問題となっています。

そこで、SNSや学会を活用して、様々な薬剤師と交流することをおすすめします。同じ薬剤師でも、得意な分野や興味のある分野が異なります。

やっていたら天職になることもある?

グロウスパッションという言葉をご存じでしょうか?

「グロウスパッション」とは、仕事をしていく中で生まれる情熱のことです。

最初は「やっているうちに面白くなってきた」という感覚から始まります。薬剤師としての仕事も、最初はつらいと感じることもあるかもしれませんが、自分に合った業務を見つけたり、出来ることが増えてきたりすることで、やりがいを感じることができます。

るるーしゅさんも薬剤師の仕事向いていないって思ったことあるんですね…

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

そうだよ、だって私、大学時代、底辺にいたし就活もしないでテキトーに薬局選んで働いてたりするくらいだもん

本ブログの管理人も、薬剤師の仕事つまらない、向いていないと20代後半まで思っていました。ただブログを書き始めて(知識の向上および色々な薬剤師との交流)、薬剤師という仕事が面白くなってきました。

自分には向いていないと思って仕事をするよりも、もうすこし続ければ景色が変わって面白くなってくるかもしれないと思って仕事をしていたほうが、人生得すると思いますよ

好きを理由に仕事をする注意点

仕事選びの場面で誰もがハマリがつな定番のミス:好きを仕事にする

薬剤師に限らず、仕事をしていく中で得意なことや好きなことを見つけることが大切です。

しかし、『科学的な適職』という書籍によると、自分が好きなことだけを理由に仕事をしていると、仕事においてマイナス面(例えば、薬局であれば患者からの理不尽なクレームや医師への忖度など)があった場合には、よりストレスを感じやすくなるとされています。

「本当は薬剤師の仕事が好きではないのかもしれない」

「本当は薬剤師の仕事に向いていないのかもしれない」

という疑念にとらわれると、モチベーションが大きく低下し、死んだ魚の目になってしまい、スキルも身につかずに離職してしまうのではないかと思います。

るるーしゅ

るるーしゅ

薬局薬剤師については、学生時代の理想と現実のギャップによって、新人のうちにやめてしまう人がいると思われていましたが、薬剤師に限った話ではないようです

薬剤師免許にこだわりすぎなくていい?

薬剤師免許を持っていることは非常に重要ですが、それだけで全てが決まるわけではありません。

薬剤師として働くことは大変なことであり、免許を持っているだけでその仕事が適しているとは限りません。

業務にやりがいを持つためには、自分に合った働き方を見つけることが重要です。

例えば、医療現場で働くのではなく、薬剤師として企業に就職することもできます。

また、薬剤師の資格を活かしながら別の分野に転職することもできます。自分に合った働き方を見つけ、薬剤師としてのキャリアを築くことが、薬剤師免許を持つ人にとって重要なことです。

るるーしゅ

るるーしゅ

まぁ3割が使っていないと言ってもその半分近くが未定・未就職だったりするから、使い方が印象操作なんだけどね

ダメじゃないですか…

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

薬剤師免許を使わない道もあるのに、それを知らずにいる人には多少の印象操作も必要なのさ

富澤 崇, 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性, 薬学教育, 2020, 4 巻では薬剤師免許を使わずに働いている知り合いとして以下を挙げている

  • 弁護士
  • 弁理士
  • 鍼灸師
  • 中小企業診断士
  • 経営コンサルタント
  • モデルや俳優
  • 製造業
  • 総合商社
  • 出版
  • Web メディア
  • 人材紹介
  • ソフトウェア開発

またファルマスタッフのコラム記事の中で特殊なキャリアをお持ちの薬剤師の後町陽子さんが下記のことを述べています。

病院、薬局、もしくは製薬関連企業といった医療業界で、薬剤師の世界の中だけにとどまっていると、キャリアの情報はすごく限られているうえに偏っています。自分1人では限界があるので、うまく人に頼ったり人の手を借りたりすることがポイントだと思います。

薬剤師のキャリアデザイン「やりたいことは、なくてもいい」<後町陽子インタビュー 第1回>より引用

るるーしゅ

るるーしゅ

知らないだけなのに勝手に絶望していく若手の薬剤師さんは救ってあげたいなって思う

うまく人に頼ることができないのが、最近の若手かもしれないですね

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

それはあるかもしれないね…
まずは誰でもいいような気もするんだけど、以前こんなの書いたから参考にしてほしい

るるーしゅ

るるーしゅ

相談できる友人、知り合いがいない場合は、人材紹介会社でOK

\ 悪質な転職サイトは利用しないで /

薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?

現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。

るるーしゅ

るるーしゅ

悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。

このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)

薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。

薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。

悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。

るるーしゅ

るるーしゅ

どこを選ぶかも重要ですが、転職エージェントをどのように付き合うかも重要です。

まとめ

今回は、薬剤師の仕事を向いていないと思う若手薬剤師に向けて、どのような理由で、どのような時期に「薬剤師 向いていない」と思うのかを共有し、また先輩薬剤師としてアドバイスを紹介しました。

薬剤師の仕事は責任ある仕事であり、自分に合わないと感じることもあるかもしれません。

そんな時には、自己分析をすることが大切です。自分がどのような薬剤師になりたいか、自分の強みや弱みを把握し、自分に合った働き方を見つけることができます。

また、ワークライフバランスを整えることや、薬剤師の仕事の幅広さを知ることも重要です。

自分のライフスタイルに合わせた働き方を見つけることで、過剰な労働やストレスを回避し、健康を保つことができます。また、薬剤師の仕事は多岐にわたり、自分に合った業務を見つけることができます。薬剤師としての視野を広げ、多くの薬剤師と交流することで、自分に合った業務を見つけることができます。

最後に、薬剤師免許にこだわりすぎず、自分に合った働き方を見つけることが重要です。薬剤師免許を持っているだけで全てが決まるわけではなく、自分に合った働き方を見つけ、薬剤師としてのキャリアを築くことが大切です。

  • 薬剤師免許を使わず働いている人はいっぱいいるので、薬剤師免許にこだわりすぎない
  • やってたら楽しくなってきたという偶然の産物で天職を見つける人は多い
るるーしゅ

るるーしゅ

これからの人生で今が一番若いんだから、死んだ魚の目をしないでやれることやっていきましょ♪
(個人的には一緒に薬局薬剤師盛り上げていってほしいけど)

るるーしゅ

るるーしゅ

とはいえ、精神的に追い詰められているなら、景色が変わる前に自分の体がもたなくなる可能性高いからしっかりと逃げてくださいね

調剤報酬が厳しくなり、薬局の売り上げが減少しているから各種算定をノルマ制などにしているところ増えてそうですね…

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

働ている人の満足度が低い会社が、患者満足度高くなるわけないからね

ノルマ制=ダメというわけではありませんが、うまく咀嚼できずネガティブな状態で仕事をしているなら、一度、転職活動をおこなってみましょう(転職活動≠転職)

るるーしゅ

るるーしゅ

転職活動で自分のことを知るんだ。
キャリアコンサルトの国家資格を持っている方と面談できるファルマスタッフがおすすめです。

\ 悪質な転職サイトは利用しないで /

薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?

現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。

るるーしゅ

るるーしゅ

悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。

このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)

薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。

薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。

悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。

参考資料

科学的な適職

富澤 崇, 薬剤師のキャリアデザインとキャリア教育の必要性, 薬学教育, 2020, 4 巻

薬剤師のキャリアデザイン「やりたいことは、なくてもいい」<後町陽子インタビュー 第1回>

るるーしゅ

るるーしゅ

転職したほうがいいのかな?と思ったら、まずは専門家にキャリア相談してみましょう。
おすすめとしては優良認定を受けているファルマスタッフがいいと思います。(転職サービスですが、無料でキャリア相談してもらえます)

\ 薬剤師の転職相談満足度96.7% /

るるーしゅ

るるーしゅ

私自身も今のままでいいのか不安があったけど、キャリア相談してもらって視野が広がりました。(記事はコチラ

ファルマスタッフに登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。

まずは登録して、転職市場の専門家と話してみるのがいい経験になり、視野が広がるはずです。

自分はこれからどのような生活を送っていきたいのか?

お金を優先するのか、やりがいを優先するのか、ライフワークバランスを優先するのか、など働き方は人それぞれです。

自分がどうなりたいのか、どうなれるのかを常に考えながら、目の前の仕事を通じてキャリアを形成していくことが大切です。

まずは目の前の仕事においてできることと、自分自身の市場価値を確かめることから始めてみるのがよいと思います。

ちなみにファルマスタッフなどの転職サービスの人たちは、転職させることで成果報酬を得る人たちですがキャリア相談だけでも問題ありません。

転職サービスの人たちは、キャリア相談などをすることで、今後、自分の転職サービスを利用してくれればいいやという長期的な視点で考えているところがほとんどだからです。

逆に短期的に転職をせかすような転職サービスのところは利用しないようにしましょう。

ファルマスタッフを利用する利点
  • キャリアカウンセリング
  • 自分で業界研究するより、質の高い情報を持っている
  • 専任担当者がつき転職をサポート
  • 未公開求人を持っている
  • 平日夜や週末も対応
  • 職務経歴書の書き方指導
  • 面接対策、企業との交渉代行など
るるーしゅ

るるーしゅ

これから先のどうなるかわからない業界だからこそ、情報量が多いキャリアに関する知識がある人に相談するのは、マイナスにはならないと思うんだよね。

無料で利用できるわけだし、使えるものはなんでも使ったほうがいいのではないかなと個人的には思いますよ

💊 ファルマスタッフ

公式 https://www.38-8931.com/

今、国は悪質な転職サイトの規制を強化しています。転職サイト利用の際は、ファルマスタッフのような優良認定を受けているところを利用しましょう。

るるーしゅ

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るるーしゅ

るるーしゅ

薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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