≫【2024年度版】薬剤師向け転職サイトの賢い使い方

これを知らないと後悔することも?!薬剤師のための求人情報の見方と確認すべきポイント

ある程度、経験のある薬剤師でしたら転職エージェントを利用して非公開求人も含めて探したほうが効率的です。

ただ薬剤師の中に転職エージェントを利用することに否定的な意見があるのは知っていますし、転職エージェント経由ですと紹介料を払えない薬局が見つけられないということはごもっともだと思います。

紹介料すら払えない薬局が、これからの薬局淘汰の時代に生き残っていけるのか不安なところもありますが…

そこで今回は求人情報の見方と求人情報のチェックすべきポイントを説明します。

求人情報の見方

まずは求人情報の見方です。下記のデータはハローワークより検索して見つけてきたものです。

職種薬剤師
仕事内容調剤、監査、服薬指導
雇用形態正社員
給与15万~35万
諸手当薬剤師手当5万、職能手当15万
住宅手当、家族手当
昇給年1回
1月あたり0円〜30,000円
賞与年2回
休日休暇年間75日、週休2日制
育児休業、介護休暇
勤務場所千葉
労働時間変形労働時間制
実働8時間シフト
研修制度
福利厚生社会保険、財形貯蓄制度
退職金制度
募集人数1人

求人票に記載されている内容を説明していきます。

給与・諸手当

給与

基本的に月の基本給が記載されています。

諸手当

基本給以外に支払われる賃金のこと、また、賃金は既定の労働時間に対して支払われる所定内賃金所定外賃金に分かれています。

  • 所定内賃金・・・基本給、諸手当(薬剤師手当、職能手当、家族手当など)
  • 所定外賃金・・・時間外手当、休日労働手当、深夜労働手当

昇給・賞与

昇給

年間の昇給回数が記載されています。ハローワークでは1月あたりどれくらい昇給しているかのデータも記載されています。

賞与

ボーナスのことです。年間の支払い回数とその時期が記載されています。また基本給の3.5倍などとおおよその金額が記載されている場合もあります。

休日・休暇

休日

法定休日(最低週1日)と所定休日(企業が定めたもの)の2種類があります。また週休2日制は、週に2回休みがあることではなく、1か月に週2日休みの週が1回以上あること。

週休2日制は、毎週2日休めるわけではないので間違えないようにしましょう。

休暇

法廷休暇(労働基準法で定められたもの)と任意休暇(企業が定めたもの)の2種類があります。1歳に満たない子を養育する労働者に対する育児休業や、要介護状態にある家族を介護する労働者に対する介護休暇は法律で認められています。

労働時間

1日もしくは1週間の標準的な労働時間が記載されています。労働基準法では法定労働時間と変形労働時間によって労働時間は異なります。

法定労働時間

原則、労働時間は1週間40時間、1日8時間。また8時間労働で1時間の休憩、6時間労働で45分の休憩を取らせる必要があります。

変形労働時間

一定期間(1週間、1カ月、1年)を平均労働時間が40時間/週を超えない範囲であれば、特定の週に40時間以上、特定の日に8時間以上の労働が可能

私の勤務先も変形労働時間制です。月末などは8時間以上勤務しても残業代が発生しないようにシフトを組みます。

時間外労働、休日労働

法定労働時間を超えたt労働を時間外労働、法定休日の労働を休日労働をいいます。時間外労働をさせるためには労使協定(36協定)を結ぶ必要があります。

研修制度

新人社員研修や資格取得にかかる費用、またeラーニングの費用を負担してくれるところもあります。若い方は研修制度がしっかりしているところのほうがいいかと思います。

福利厚生

福利厚生とは賃金以外の現金給付やサービスの提供のことで充実しているほど働きやすい環境といえます。法律で義務付けられている法定福利厚生と企業が独自に制定している法定外福利厚生があります。

法定福利厚生

社会保険は病気やケガ、志望、勤務中の事故などに備える者。加入義務は労働時間により異なる。原則、保険料は使用者(企業)と従業員の折半で支払う。

社会保険の種類

健康保険、厚生年金保険、雇用保険、労災保険、介護保険

法定外福利厚生

企業が独自で定める福利厚生のこと。 会社によって内容は異なり、住宅手当(家賃補助)や通勤手当(交通費)、家族手当の支給、健康診断補助、社員食堂やフィットネスジムの利用など多岐にわたる。

求人情報のチェックポイント

それでは今度は求人情報のチェックすべきポイントを紹介していきます。求人情報だけでは不明なので面接の際などでしっかりと確認しておくべきことも含めています。

勤務場所について

勤務場所は求人情報に書かれている場所が最初の勤務地になることが原則ですが、転勤の有無は自分の生活環境にも関わってきますので、重要なチェックポイントです。

求人情報に転勤の有無の記載がない場合もありますが、チェーン展開しているかも含め、会社のホームページなどを確認して、どのような場所に転勤となる可能性があるのかを確認しておきましょう。

給与について

給与に関しては、やはり最重要なのは基本給の額です。最近は基本給の中にみなし残業代が含まれていることもしばしばありますので、基本給の全部が純粋な基本給なのかを必ず確認したほうがいいです。

また残業代も1分単位でしっかり出るところもあれば10分単位とかいうところもありますので確認するのが無難です。

昇給 年1回と記載されていたら、昇給する可能性があるタイミング(給与の改訂)が年1回あるという意味です。

労働時間について

勤務時間は、始業時間と終業時間を確認しましょう。自宅から勤務場所が遠い場合や、子どもの保育園への送迎がある場合などでは、しっかりと確認しておく必要があります。

休日・休暇について

休日については単に週休2日制と記載されている場合は、毎週、週に休みが2日あるとは限りません。完全週休2日制と書かれていれば、全ての週で週休2日です。

求人情報を完璧に把握するのは難しい

いかがでしたか?
求人情報を把握するのは案外難しいというのがよくわかったのではないでしょうか。

薬局業界で小さい所は、こういう求人情報や人事評価制度がしっかり出来ていない、どんぶり勘定になっているところが結構多いです。

ですので個人的には転職支援サイトを利用し、転職エージェントに苦手な分野は色々教えてもらうほうがいいと思います。魅力的な求人に見えても実は…みたいなことは避けられると思います。

非公開求人にいいのがあるかもしれないですしね

オススメの転職サイト

  • ファルマスタッフ

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待遇や年収を優先的に考慮して、多数の薬局やDgsの求人から選びたいときは、ファルマスタッフがおすすめです。その強みは全国、都市部から地方まで対応している点にあります。

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メリット
  • 薬局・Dgs求人に強い
  • 非公開の高待遇・高時給の求人が多い
デメリット
  • 企業の求人には弱い

転職エージェントを利用するのに否定的なのは、おそらく口車にのってしまうのでは?という不安からだと思います。

下記の記事を参考に、うまく転職エージェントをご活用ください。

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るるーしゅ

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今の職場で働き続けていいのか悩んだら、まずはファルマスタッフの専門家に相談してみることが大切です。

転職サービスに登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。

まずは転職市場に自分を出してみて、どのくらいの会社からオファーがもらえるのかを確認してみるといいです。

そのうえで魅力的なオファーがあれば転職を考え、見つからなければ現職でのスキルアップに注力するという選択もあります。

自分がどうなりたいのか、どうなれるのかを常に考えながら、目の前の仕事を通じてキャリアを形成していくことが大切です。

まずは目の前の仕事においてできることと、自分自身の市場価値を確かめることから始めてみるのがよいと思います

るるーしゅ

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私自身も不安があり、客観的な視点でプロに評価してもらい、選択肢が広がりました。(記事はコチラ

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今、国は悪質な転職サイトの規制を強化しています。転職サイト利用の際は、ファルマスタッフのような優良認定を受けているところを利用しましょう。

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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