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クレセンバカプセル100mgはどんな薬か?
クレセンバカプセル100mgは、深在性真菌症治療剤(アゾール系抗真菌剤)に分類されます。真菌(カビの一種)の細胞膜の構成成分の生合成を妨げることで抗真菌作用を発揮し、アスペルギルス症(侵襲性アスペルギルス症、慢性進行性肺アスペルギルス症、単純性肺アスペルギローマ)、ムーコル症、クリプトコックス症(肺クリプトコックス症、播種性クリプトコックス症、クリプトコックス脳髄膜炎を含む)の治療に用いられます。
クレセンバカプセル100mgを使う前に、確認すべきことは?
クレセンバカプセル100mgの禁忌患者:
- クレセンバカプセル100mgの成分に対して過敏症の既往歴がある人
- クレセンバカプセル100mgと併用禁忌の薬剤を使用している人
クレセンバカプセル100mgの注意患者:
- 肝機能障害がある人、またはその既往歴がある人
- QT延長を起こす可能性がある薬剤を使用している人
薬物間相互作用に注意が必要:
- クレセンバカプセル100mgは、特定の薬剤との併用時に血中濃度が影響を受けるため、併用が禁忌または注意が必要な薬剤があります。
クレセンバカプセル100mgの用法や用量は?
成人における通常の使用量は、アスペルギルス症およびクリプトコックス症に対しては初日は400mg(200mgを2回)を投与し、2日目以降は1日200mgを1回投与します。ムーコル症に対しては、初日は400mg(200mgを2回)を投与し、2日目以降は1日200mgを2回投与します。
クレセンバカプセル100mgの服薬中の注意点は?
- 肝機能障害のリスクがあるため、治療中は定期的に肝機能の検査が必要です。
- 重篤な皮膚反応が報告されているため、発疹等の症状に注意してください。
- クレセンバカプセル100mgを使用中に視覚障害が発生した場合は、直ちに使用を中止し、医師に相談してください。
クレセンバカプセル100mgの重大な副作用および初期症状は?
- 肝機能障害:黄疸、尿の色が濃くなる、皮膚や白目が黄色くなる等の症状が現れる場合があります。
- 重篤な皮膚反応:発疹、皮膚のはがれや水ぶくれが発生する可能性があります。
- QT延長:心拍のリズムが乱れる可能性があります。