薬剤師過剰時代とか言われているのに、こんな感じでモヤモヤしている若手の薬剤師のかたって結構いませんかね?というわけで私自身の実体験も踏まえてちょっと作ってみました。
目次
今回、漫画の内容解説
今回の事例のように、薬剤師としてやるべきことと、薬局としてやるべきことがずれてしまっている環境で働いている人は少なくないんじゃないでしょうか?
薬剤師としてやるべきことは安全な薬物療法への貢献なのだが、この環境では安全な薬物寮への貢献を実施するには障害があります。
この事例では、管理薬剤師があまり薬の勉強していないマネジメントタイプ(上司からの評価はいい)の管理薬剤師で、自分の監査ミスを指摘されると機嫌が悪くなる、嫌がらせをしてくるみたいなことがある人を想定しています(程度問題はあれ、こういう管理薬剤師いますよね?)
るるーしゅ
こういう管理薬剤師の下で働いていて、メンタル病んでしまった薬剤師も知ってて、個人的にけっこう嫌悪感持ってます。
こういう環境で働いている場合はどうするべきか?
今後、薬剤師が過剰になりつつあるので、若手薬剤師としては成長できる環境で働いたほうが絶対いいと思います。30代以降では成長できる環境で~とか言うのは、正直甘えの部分がありますが、若手は将来の市場価値が高まる(=成長できる)環境で働くことをオススメします。
まずは理想論として理解してもらう
今回、紹介した女性の事例だと、今の職場で管理薬剤師をうまく行動変容させ、忙しい中でも質の高い医療を提供できる体制を作り上げることができるのが理想だと思います。
- 管理薬剤師と面談して話を聞いてもらう
- 周りの薬剤師やスタッフを味方につける
- 管理薬剤師より上の上司に相談する
ダメな場合は異動願いを出してみる
ただ、なかなかうまくいかないことも多いですし、立場的にやっかいなやつのレッテルを貼られてしまうこともあるかもしれません。ただチェーン薬局のいいところは転職しなくても環境を変えられることだと思います。
るるーしゅ
環境が変わっただけで水を得た魚のように、すごく活躍するっていうケースはよく目にします。今の職場で嫌々働くより、違う店舗に異動できないか相談してみることは大切ですよ
異動もできない、その場合は…
異動願いはだしてみたもの・・・異動ができない!!
この場合はどうするのがいいのでしょうか?
経営の神様のドラッカーさんが辞める時が正しい判断基準の「組織が腐っているとき、自分がところを得ていないとき、あるいは成果が認められないとき」に合致していますよね。
将来的にも環境の変化が望めない場合、自分の市場価値の向上も難しいと思いますし、なによりメンタルヘルス的にもあまりいい影響はないと思います。
この場合は、転職も視野に入れて自分の市場価値や強みなどの考えてみるのがいいと思います。いわゆる転職活動を実施し、自分の今後の薬剤師としての働き方を考えることです。
るるーしゅ
転職活動をすることで、視野が広がり、選択肢を広げること、自分の強みを認識することは今後の薬剤師人生で有用です。
そしてこれは早ければ早いほど、周りより有利にすすめることができます。
なお、初めての転職というのは敷かれているレールから自分で降りるイメージをもつと思うので不安が多いかと思いますので、以下の記事もよければ参考にしてみてください。
薬剤師としてどういう働き方をしたいのかを考えたほうがいいというアドバイスをしても、大概の人は自分自身では実践できないと思います。
そういった方は、まず自分のことを知るために(強みやどうありたいのか?など)、業界の情報に詳しい転職エージェントの方にキャリアカウンセリングをうけてみてはいかがでしょうか?
るるーしゅ
とりあえず、まず第一歩を踏み出してみましょう。
転職活動を検討する場合は以下のオススメの転職エージェントをのせてみますので登録してみてください。
\ 悪質な転職サイトは利用しないで /
薬剤師が転職する際に利用する人材紹介会社(転職エージェント)、どこも同じだと思っていませんか?
現在、国は医療の分野において紹介料目当てで頻繁な転職を促す悪質な人材紹介会社への対策を強化しています。
るるーしゅ
悪質な人材紹介会社の利用は、ミスマッチする可能性が高いです。
このような悪質な人材紹介会社には絶対に相談してはダメです!!(悪質とは言っても国の許可を得ているという矛盾もありますが…)
薬剤師が、キャリア相談や転職時に、転職エージェントを利用する場合は、適正な有料職業紹介事業者の認定を受けている転職エージェントを利用しましょう。
薬剤師の分野で優良認定を受けているところは、ファルマスタッフ、その他数社とまだ少ないです。
悪質な人材紹介会社がどこか分かれば対策しやすいのですが、そのような情報はなかなか表に出てきません。なので我々としては、優良認定を受けているところを優先するのが望ましいでしょう。
るるーしゅ
どこを選ぶかも重要ですが、転職エージェントをどのように付き合うかも重要です。
最後に
計画的偶発性理論を提唱していたグランボルツ博士は「人生には保証されているものはなにひとつありません。唯一確かなことは、何もしないでいる限り、どこにもたどりつかないということです」という言葉を残しています。
るるーしゅ
自分のキャリアには自分で責任持ちましょう。
とはいっても、能力はあるけど、うまく発揮できていない若手薬剤師を支援してあげてほしいと思っていますのでこれを読んだ先輩薬剤師の方は是非ともよろしくお願いします。(その場合は転職は言わずに、うまく社内でサポートして居場所を作ってあげたりできるとまた違うのではないでしょうかね)