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タバリス錠はどんな薬か?
タバリス錠は、経口血小板破壊抑制薬および脾臓チロシンキナーゼ阻害薬に分類されます。脾臓チロシンキナーゼを阻害することで、抗血小板自己抗体が結合した血小板のマクロファージによる貪食および破壊を軽減し、慢性特発性血小板減少性紫斑病に処方されます。他の治療で効果が不十分な場合や副作用の忍容性に問題がある場合に使用されます。
タバリス錠を使う前に、確認すべきことは?
タバリス錠の禁忌患者:
- 過去にタバリス錠の成分で過敏症があった人
- 妊婦または妊娠している可能性がある人
タバリス錠の注意患者:
- 過去に血栓症や血栓塞栓症の既往がある人
- B型肝炎ウイルスに感染している人、または過去に感染したことがある人
- 肝臓に重い障害がある人
- 授乳中の人。
タバリス錠の用法や用量は?
成人では、タバリス錠100mgおよび150mgがあり、1回量は1錠、1日1~2回の服用です。初期投与量は1日200mgから開始し、必要に応じて最大1日300mgまで増量される場合があります。用量は、血液検査や肝機能検査の結果、血圧および副作用の状況を考慮して、医師が調節します。
タバリス錠の服薬中の注意点は?
- 血小板数が安定するまで、及びその後も定期的に血液検査、肝機能検査、血圧測定が必要です。
- 血圧上昇、好中球減少、肝機能障害、感染症の兆候があらわれた場合は、速やかに医師または薬剤師に連絡する必要があります。
タバリス錠の重大な副作用および初期症状は?
- 重度の下痢:何度も水のような便が出る、下腹部の痛み、体がだるい、発熱
- 高血圧:頭痛、肩こり、めまい、動悸、息切れ、顔のほてり、体がだるい
- 好中球減少:突然の高熱、寒気、喉の痛み
- 感染症:発熱、寒気、体がだるい
- 肝機能障害:疲れやすい、体がだるい、力が入らない、吐き気、食欲不振。