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新人薬剤師がつかえないのは指導者側の問題かも?これだけは知っておきたい教え方の4段階

マジ、新人薬剤師が使えないんだけど…

メガネ

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このような新人への悩みや愚痴を持っている薬剤師はあなたは一人ではありません。

せっかく新人薬剤師が入社したと喜んでいても、彼らが思ったよりも仕事にできなかったりして、あなたの期待に応えられないことがあるかもしれません。

しかし、新人薬剤師があなたの期待に応えられない原因は、新人薬剤師だけではなく、指導者側にもあるかもしれません。

皆さんは、「仕事の教え方」というのをしっかりと習ったことありますか?

昔の「自分の背中を見て覚えさせる」スタイルを実践している薬剤師はほとんどいないでしょう。しかし、「言って聞かせるだけ」「やって見せるだけ」といった指導スタイルを採用している薬剤師の方もまだ多く存在していますよね。

仕事は気合いで覚えろ

メガネ

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るるーしゅ

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論外、消えろ

もちろん、ついてこれる新人薬剤師だけが生き残ればいいと考えているなら、この指導スタイルでもいいかもしれません。

るるーしゅ

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そして「新人薬剤師が全然仕事できない」とSNSに投稿し、いいねをたくさんもらって悦に浸っていればいいのだ

普通に考えれば、出来ない新人は切り捨てるというスタンスより、出来ない新人でも指導により出来るようにしたほうがいいに決まってますよね。

本記事では、新人薬剤師の指導において効果的な教え方の4段階について解説します。

これを活用すれば、新人薬剤師がスムーズに仕事に慣れ、あなたの悩みも解決し、組織からの評価も上がるかもしれません。

「言って聞かせるだけ」「やって見せるだけ」の問題点は?

「言って聞かせるだけ」「やって見せるだけ」の問題点についてまず解説します。

この二つは、指導者側としては、指導した気になるし、楽ですよね。

ただ新人側(学習者側)から見ると、非効率的で、出来るようになるまでにミスをしたりします。

るるーしゅ

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ミスして、リアリティショックになってしまうのも嫌ですよね

単に言葉で作業手順を説明しても、聞いている人が手順を頭の中で完全に理解することは難しく、情報の漏れも避けられません。

また、実際に動作を見せても、初心者には真似することが困難であり、重要なポイントを見逃すことが多いです。

その動作をできるようになっても、単に模倣しているだけで、作業に対する真の理解には至っていないことも多いです。

るるーしゅ

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出来ないからと、やらせないままにしておくと数年後に同期との差が激しくなってしまいます。

教え方の4段階について

それでは今回、紹介するのは教え方の4段階について解説していきます。

教え方の4段階というのは、米国の教育者で人材教育の専門家であるチャールズ・R・アレンが開発した指導法であり、TWI-JIと呼ばれていたりもします。

TWIとは「Training Within Industry」、 JIは「Job Instruction」の略となっていて、アメリカで開発され戦後日本に紹介された「仕事の教え方」がテーマで、教え方の4段階や作業分解を行い、自分の伝えたいことを正しく伝えるのに非常に有効であることが実証された指導者向けの教育訓練プログラムになっています。

るるーしゅ

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ちなみにTWI-JIを医療現場に応用させたプログラムがTEAMS-BIです。

このプログラムの基本概念は、「教えたはずなのに相手が覚えていない」のではなく、「相手が覚えていないのは、自分が教えなかったのだ」としています。

教え方の4段階

教え方の4段階は以下の4段階で構成されています。

第1段階:習う準備をさせる

  1. 緊張をほぐす
  2. 何の作業をやるかを話す
  3. その作業について知っている程度を確かめる
  4. 作業を覚えたい気持ちにさせる
  5. 正しい位置につかせる

第2段階:作業を説明してやって見せる

  1. 主なステップを1つずつ言って聞かせ、やって見せる
  2. キーポイントを強調する

第3段階:やらせてみる

  1. だまってやらせてみて間違いがあれば直す
  2. やらせながら、主なステップを言わせる
  3. やらせながら、キーポイントを言わせる
  4. やらせながら、キーポイントの理由を言わせる

第4段階:教えた後をみる

  1. 仕事につかせる
  2. わからないときに聞く人を決めておく
  3. 確かめ方を決めておく
  4. 質問しやすい雰囲気をつくる
  5. 指導はだんだん減らし任せていく

第1段階:習う準備をさせる

緊張をほぐす

新人は新しいことを学ぶ際に緊張するため、まずはリラックスできる雰囲気を作ることが重要です。くだらない会話から始めるなどして心のノイズを削除し、信頼関係を築く時間を大切にしましょう。

何の作業をやるかを話す

次に、習得してほしい作業内容を明確に伝えることで、新人が作業をイメージしやすくしましょう。急ぎすぎず、不安を感じさせないように説明することが大切です。

その作業について知っている程度を確かめる

指導者は、新人が今覚えようとしている作業について、過去のアルバイトや趣味で経験があるかどうかを確認しましょう。同じような経験があれば、習得時間が短縮されることがあります。また、新人が既に知っていることと比較して伝えることで、不安を軽減できます。

作業を覚えたい気持ちにさせる

覚えたい気持ちを喚起し、学習効率を向上させるために、作業の重要性を理解させましょう。新人が前向きに仕事に取り組み、細部にも注意を払うようになります。第一段階では、ここが一番重要です。

正しい位置につかせる

最後に、新人が指導者の動きを適切に観察できる位置に配置することで、同じ視点で作業を学ぶことができます。(向かい合って手技を教えるのは非効率です)

例えば、新人が右利きの場合、指導者の左肩越しの位置が最適です。細かい点ではあるが、重要なポイントです。

第2段階:作業を説明してやって見せる

主なステップを1つずつ言って聞かせ、やって見せる

新人に作業を教える際、まず「作業分解」を行い、主要なステップとキーポイントに分けて情報を正確な順序で伝え、情報過多による混乱を避けることが重要です。

主要なステップを1つずつ伝え、実演し、作業分解シートを参考にしながら手順を説明します。

この段階で、新人が説明や実演を理解していることを確認するために、アイコンタクトを取り、随時質問を行います。

キーポイントを強調する

次に、再度実演しながらキーポイントを強調することで、新人は重要なポイントを把握し、コツを掴むことができます。

ほとんどの人は一度見ただけでは作業を覚えられないものの、全体の流れは理解しているため、次に何をするかが分かります。

さらにキーポイントの理由も説明することで、重要性の強弱がわかり、早くコツをつかむことが出来ます。

特に、「キーポイント」は熟練者になるためのスキルと知識であり、新人がこれを習得するには数週間、数か月、または数年かかることがあるため、繰り返し、理由とともに強調することが必要です。

第3段階:やらせてみる

だまってやらせてみて間違いがあれば直す

最初は新人に黙って(指導者も黙って)作業をさせ、指導者はよく観察します。間違った動作があればすぐに作業を止め、指導者が再度実演し、説明します。

やらせながら、主なステップを言わせる

次に、新人に正しい手順で作業をさせ、主要なステップを言いながら行うように指導します。忘れている場合はヒントを与えます。

やらせながら、キーポイントを言わせる

新人におもなステップごとのキーポイントを言わせながら、もう一度、作業をやらせましょう。

これによって、新人が作業を正しく行うための重要な要素を理解しているか、確認することがで
きます。

やらせながら、キーポイントの理由を言わせる

最後に、指導者がステップとキーポイントを言い、学習者はやりながら1つずつ理由を言います。

ステップ、キーポイント、理由を区別して理解できるなると、しっかり作業を理解したと判断できます。

第4段階:教えた後をみる

仕事につかせる

実際に業務をやらせてみましょう。

わからないときに聞く人を決めておく

新人は、新しい仕事を始めたばかりで質問があることが当然です。質問相手をあらかじめ決めておくことが重要です。

そうでないと、新人が適切な指導を受けられない人に質問してしまい、逆効果になることがあります。

るるーしゅ

るるーしゅ

聞く人によって、答えが違うんです!これは新人薬剤師の振り返りの際によく耳にする言葉です。

確かめ方を決めておく

マニュアルなど、分からなくなった場合にどこを見れば確認することが出来るか確認しておきましょう。

質問しやすい雰囲気をつくる

多くの新人は、質問することにためらいがあることがあります。指導者は、新人だけでなく、職場全体に積極的に質問することを奨励するべきです。

質問が問題の発生を防ぐ可能性があることを伝え、質問を推奨しましょう。

指導はだんだん減らし任せていく

新人が作業に慣れてきたら、徐々にチェックする数を減らしていきましょう。

まとめ

今回は、教える側の合理的な指導方法として教え方の4段階を解説しました。

指導者側はこの教え方の4段階は、コピーして常に肌身離さず持っておくことをオススメします。

第1段階:習う準備をさせる

  1. 緊張をほぐす
  2. 何の作業をやるかを話す
  3. その作業について知っている程度を確かめる
  4. 作業を覚えたい気持ちにさせる
  5. 正しい位置につかせる

第2段階:作業を説明してやって見せる

  1. 主なステップを1つずつ言って聞かせ、やって見せる
  2. キーポイントを強調する

第3段階:やらせてみる

  1. だまってやらせてみて間違いがあれば直す
  2. やらせながら、主なステップを言わせる
  3. やらせながら、キーポイントを言わせる
  4. やらせながら、キーポイントの理由を言わせる

第4段階:教えた後をみる

  1. 仕事につかせる
  2. わからないときに聞く人を決めておく
  3. 確かめ方を決めておく
  4. 質問しやすい雰囲気をつくる
  5. 指導はだんだん減らし任せていく

この方法を用いれば、どんな新人でも必ずできるようになりますとまでは、自信をもっていえません。(どうしても難しい新人いますよね…)

新人に対して「教えたじゃないか」「何度言えばわかるんだ」という言葉が出てきそうになったら、「相手が覚えていないのは、自分が教えなかったのだ」と自分の教え方がまずいのではないかと振り返ってもらえれば幸いです。

るるーしゅ

るるーしゅ

オマケとしてSNSで公開した4コマ漫画です。

教え方の4段階のイラスト
参考資料
  • 医師のためのノンテク仕事術
  • 山田, 紀昭. (2020). 仕事の教え方: TWIの仕事の教え方の4段階(解説). Clinical Engineering, 31(7), 602-606.
るるーしゅ

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るるーしゅ

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るるーしゅ

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るるーしゅ

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るるーしゅ

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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