薬剤師を取り巻く環境が変化していくことは、薬局の現場で働く皆さんは肌でひしひしと感じているかと思います。
ただ病院薬剤師はどうなのでしょうか?
以前、どこかで書いた気がしますが病院薬剤師のかたには処方権がくると言われています。
(薬局のほうは某会長があまり乗り気ではなかったと…)
タスクシフトですね

メガネ

るるーしゅ
タスクシェアリングらしいよ。タスクシフトというと医師の仕事を奪く気か!みたいになって、揉めるかもなので。
この重鎮の話がどこまで本当かわからないけど、日本の医師の働き方改革で他国の医師より1.5倍働いているらしいので、薬剤選択は病院薬剤師に任せるでもいいのかもしれないね
目次
病院薬剤師はどのようなキャリア形成を思い描いているのですか?
このような薬剤師を取り巻く環境が変化している現状で、病院薬剤師の思い描くキャリア形成に変化があるのかを調べた研究がありましたので、今回紹介します。
石塚仁保, et al. “札幌厚生病院に勤務する薬剤師におけるキャリア形成と資格取得・研究活動に関するアンケートを用いた意識調査.” 日本農村医学会雑誌 69.1 (2020): 48-56.
研究概要
認定・専門薬剤師といった高度な職能を持つ薬剤師を安定的に育成・供給するためには,薬剤師のキャリアパスを明確に示す必要があるとされている。しかし,コンセンサスの取れた薬剤師のキャリアパスの構築は行なわれておらず,関連する意識調査もほとんど行なわれていない。また,これから専門的資質の向上を目指す若手の薬剤師にとって,各種認定・専門薬剤師が辿ったキャリアに関する調査は,理想とする薬剤師像を構築する上で有用な情報源になると考えられる。
お題論文の緒言より引用、強調等は私が作成



るるーしゅ
アンケート内容の学会、研究活動に関しては割愛してます。興味がある方は、原著をご確認ください。
今回の研究で見えてきたこと
多くの病院薬剤師は、将来的に認定・専門薬剤師を取得し専門性を高めていきたいと考えていることが見受けられた。もちろんこの研究は、ひとつの病院薬剤師を対象とした研究なので、一般化できるのかどうかは今後の研究結果によりますね。
若いうちは多くの価値観に触れ、知識の土台を作り、その上に専門性を学んで、とがらせていく。
これは、確かにそうだなと思いますね。

メガネ

るるーしゅ
うん、わたしもそう思う。
ちなみに薬局薬剤師はどうなんだろうね?
この研究を踏まえて、薬局薬剤師へ
先日の記事でも触れていますが、こういう研究をみると、どうしても考えてしまうのが、薬局薬剤師はちゃんと自分のキャリア形成について考えているのかな?ってことですね。
今回の紹介した論文の中でのアンケート項目を一部ピックアップしてみます。
- 現在、日々の業務で重視していることはありますか?
- 将来的に、日々の業務で重視していきたいことはありますか?
- 将来のキャリアイメージはありますか?
- 認定・専門薬剤師の資格取得は、自分の成長にどれくらい重要だと考えますか?

るるーしゅ
薬局が6万軒から半分の3万軒になる。ICT化、AIなどにより薬剤師の仕事内容も変化する。
その時に、必要とされる薬剤師はどんな薬剤師だろうか?
すこし、読んでいる薬剤師の皆さんも考えてもらえればと思います。

まずは行動してみよう
今の職場に将来がないことが分かっているにも関わらず、なんとなく決断を先延ばしにしていませんか?
もし、この記事を読んで少しでも、キャリア形成について考えてみようと思いましたら、まずは行動してみましょう。
- STEP
まず人と会ってみる
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転職、キャリアデザインなどの情報収集は、転職エージェントを利用
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るるーしゅ
薬剤師の売り手市場から変化しつつあるからね~今までのようにキャリアを考えなくても大丈夫って時代じゃないので一緒に頑張りましょう


選択が失敗かどうかは、あくまで事後的にしかわからない。失敗につながる唯一の条件は「覚悟を決めるべき時に覚悟を決められないこと」
転職における失敗とは?転職の思考法より