薬歴記載はAIで効率化!! 気になる方はこちらを!

「これパワハラ?」って悩んでる薬剤師へ:グレーゾーンの抜け方と自分を守る段取り

「これってパワハラ…?」と検索してこの記事にたどり着いた方、まず一つだけ伝えさせてください。悩んでいる時点で、もう十分しんどい状況にいます。

私の周りにも、「パワハラって言い切れないけど、毎朝出勤するのがつらい」と話してくれた薬剤師の友人が何人かいます。共通しているのは、みんな「証拠がない」「周りに伝わらない」「自分が気にしすぎなのかも」と、自分を疑うところからスタートしていたこと。グレーゾーンの厄介さは、まさにそこです。外から見えにくいから、我慢した人だけが静かに壊れていく構造になりがちなんですよね。

この記事では、パワハラのグレーゾーンで苦しんでいる薬剤師の方に向けて、「自分の感覚を信じていい根拠」「守り方の手順」「退職までの段取り」「次の職場で同じ目に遭わないための質問テンプレ」までを整理しました。法律の専門家ではない私の立場から書ける範囲で、でも現場のリアルには寄り添いたいと思っています。

グレーが一番しんどい理由——自分の感覚が壊れていく

パワハラには厚生労働省が定めた6つの類型(身体的攻撃、精神的攻撃、人間関係からの切り離し、過大な要求、過小な要求、個の侵害)があります。ここ、意外と知らない方もいるかもしれません。でも問題は、「典型的なブラック」よりも「どれにも微妙に当てはまらない気がするグレー」のほうが、本人を追い詰めるということです。

なぜかというと、グレーゾーンでは「自分の感じ方がおかしいのかもしれない」という疑いが生まれるから。殴られたわけじゃない。暴言も録音できていない。でも、特定の上司の前だけ胃が痛くなる。シフト表を見るたびに動悸がする。そんな状態、心当たりありませんか?

でも、「業務上の指導の範囲です」って言われたら反論できなくないですか? 自分がメンタル弱いだけかもって思っちゃうんですが…

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

その感覚、実はグレーゾーンの典型的な罠ですね。パワハラ防止法の判断基準には「平均的な労働者の感じ方」という尺度がありますが、グレーだからこそ個人差が出やすく、本人の苦しさが過小評価されやすいんです。しんどいという感覚そのものを否定しないことが、まず押さえたいポイントです。

薬キャリの調査によると、薬剤師の約39.5%が職場の人間関係に不満を持っており、28.4%が人間関係を理由に転職を決意しています。つまり、あなたと同じように悩んでいる薬剤師は、けっして少数派ではありません。

「パワハラかどうか」の判断は、最終的には第三者(労働局や弁護士)がするもの。あなたの仕事は、”判定すること”ではなく”記録して、逃げ道を確保すること”です。

この順番を間違えると、判定にエネルギーを使い果たして動けなくなります。私がよく友人に言うのもまさにこれです。

よくある”グレー”事例——言葉・評価・シフト・無視の4パターン

「具体的にどんなことがグレーなの?」という疑問に、ここで答えます。以下の4パターンは、薬剤師の現場でよく聞く話です。

パターン具体的な例なぜグレーになるか
言葉「薬剤師なのにそんなことも分からないの?」と患者の前で言われる「指導のつもりだった」と弁解が成立しやすい
評価同じミスでも自分だけ厳しく指摘される。他の人はスルー「個別指導の方針」と言われる余地がある
シフト希望休がなぜか毎回通らない。自分だけ連勤が続く「人員の都合」で片付けられる
無視質問しても返事が遅い・あいまい。情報共有の輪から外される「忙しかった」「伝えたつもりだった」と言われる

どうですか? 「あ、うちの職場これだ」と思ったものがありませんか。

正直、全部心当たりあります…。でも一つひとつは「そういうこともあるよね」で済まされそうで…

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

そこがグレーの怖いところです。単発なら指導の範囲かもしれません。ただし、同じ行為が繰り返されているかはパワハラ判定の重要な基準になります。1回なら指導、でも毎週・毎月続くなら話は別。だから記録が大事なんです。

誤解されやすいので先に言うと、「パワハラかどうか」の線引きは本人の感覚だけで決まるものではありません。厚生労働省の基準では、①優越的な関係を背景にしていること、②業務上必要かつ相当な範囲を超えていること、③就業環境が害されていること、この3つすべてを満たす場合にパワハラとされます。

ただし例外もあります。人格を否定するような言動(「お前はクズだ」等)は、たとえ1回でもパワハラと認定される可能性が高いとされています。頻度だけが基準ではないことも、押さえておきたいポイントです。

まず自分を守る——記録・相談先・逃げ道の3本柱

「パワハラかも」と思ったら、まず動くべきは「告発」ではなく「自分の安全確保」です。私ならまず、この3つから手をつけます。

① 記録を残す(証拠づくり)

記録は「日時・場所・誰が・何を・どう言った/した」の5点セットで。スマホのメモアプリでも、手書きの手帳でも構いません。ポイントは事実だけを書くこと。感情は別の欄にわけて書くと、後から第三者に見せるときに整理しやすくなります。

現場だとここで詰まりがちですが、完璧じゃなくて大丈夫です。「今日もまたシフトのことで嫌な思いをした」程度でも、日付さえ入っていれば後から意味を持ちます。

記録に入れる5つの要素

  • いつ(日時を具体的に)
  • どこで(調剤室、休憩室、LINEなど)
  • 誰が(上司の役職名でOK)
  • 何を(発言・行動をそのまま)
  • どうなった(自分への影響:体調変化、業務への支障など)

② 相談先を確保する

相談先は複数持っておくのが安全です。以下に、薬剤師が使える主な外部相談窓口をまとめます。

相談先特徴注意点
総合労働相談コーナー(労働局・労基署内)全国約380ヵ所。無料。パワハラ含む労働問題全般に対応直接解決するのではなく助言・指導が中心
あかるい職場応援団(厚労省ポータル)ハラスメントの情報収集に便利。相談先一覧ありWebベースなので緊急時には向かない
こころの耳(厚労省)メンタルヘルスに特化した電話・メール相談法的な解決より心理面のサポート向き
法テラス弁護士への無料相談が可能(収入要件あり)具体的な法的対応を検討する段階向き
社内相談窓口パワハラ防止法により全企業に設置義務あり小規模薬局では形骸化している場合も

社内の相談窓口って、結局上に筒抜けになりそうで怖いんですけど…

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

その不安はもっともです。特に小規模の調剤薬局では、相談窓口の担当者と加害者が近い関係にあるケースもあります。そういう場合は最初から外部窓口に行くほうが安全ですね。総合労働相談コーナーは匿名でも相談できますし、会社に連絡が行くこともありません。

ただし、状況から個人が特定される可能性がゼロとは言い切れません。不安な場合は、複数の同僚と一緒に相談する方法も検討してみてください。

③ 逃げ道を作っておく

逃げ道とは「いつでも辞められる準備」のこと。具体的には、有給の残日数の確認、退職届のテンプレートの準備、転職エージェントへの登録(情報収集レベルでOK)。この3つを済ませておくだけで、精神的な余裕がまったく違います。

いまの状況だと「辞めたいけど辞められない」と感じやすいですよね。でも逆に言うと、逃げ道があるだけで「いつでも辞められる」と思えて、日々の耐性が上がることがあります。これは逃げではなく、戦略です。

おすすめ薬剤師転職エージェント 2選

用途が違う2社を並べておくと、読者が「自分に合う方」を選びやすくなります。

ファルマスタッフ

待遇・年収を優先して、薬局/ドラッグストア中心に「選択肢を広く比較したい」人向け。 地域密着で“求人票にない情報”まで確認しながら提案してもらえます。

地域密着 薬局・Dgsに強い 条件交渉サポート 安心材料:外部認定

こんな人におすすめ

  • 薬局・Dgsの求人を多数比較して、待遇アップの可能性を最大化したい
  • 職場の雰囲気や方針など、求人票に出ない情報も踏まえて選びたい

強み(要点)

  • 全国対応・地域密着で求人情報の解像度が高い
  • 書類作成・面接調整・給与や休日の条件交渉まで手厚い
  • 日本調剤グループの教育ノウハウを活かした支援の訴求あり

注意点(デメリット)

  • 企業求人は相対的に弱め(企業志望が強い場合は併用が無難)

連絡頻度や希望条件は、最初に「ここまで」と決めて伝えるとストレスが減ります。

薬キャリAGENT

忙しくても効率よく進めたい/まず候補を短時間で作りたい人向け。 非公開求人や条件交渉、裏側情報の確認まで“スピード×実務代行”で進めやすいのが特徴です。

最短即日 非公開求人 交渉・調整代行 裏側情報の調査

こんな人におすすめ

  • 仕事が忙しく、転職活動の手間(調整・交渉)を減らして進めたい
  • 求人票だけでは判断できない点(働きやすさ等)も確認してミスマッチを減らしたい

強み(公式が掲示している特徴)

  • 最短即日で求人提案(最大10件/派遣は最大5件)
  • 非公開求人多数+市場に出ていない募集の有無も個別確認
  • 面接日程の調整や条件交渉を代行
  • 求人票に出ない“裏側”情報まで調査

※上記は薬キャリAGENT公式の特徴説明に基づく表現です。

注意点(デメリット)

  • 提案テンポが速いと感じる場合あり(連絡ペースは最初に指定がおすすめ)
  • 企業一本志望なら、企業特化サービスの併用も検討

退職までの段取り——揉めない・疲れない動き方

「もう限界」と決めたとき、感情に任せて勢いで辞めるのはおすすめしません。ここ、迷いやすいところです。退職のプロセスにも段取りがあります。

ステップ1:転職活動を先に始める

退職してから探すのではなく、在職中に情報収集→条件整理→応募の順で進めるのがラクです。友人の薬剤師たちに聞いても、この順番を守った人のほうが結果的に短期間で決まっています。

転職エージェントには退職理由を細かく言う必要はありません。「人間関係で消耗したので、体制が整った環境がいい」で十分伝わります。

ステップ2:退職のタイミングと伝え方

法律上は退職届を出してから2週間で辞められます(民法627条)。ただし、就業規則で「1ヵ月前に申し出ること」と定めている薬局も多いので、就業規則は先に確認しておきましょう。

伝え方のコツは、理由をシンプルにすること。「一身上の都合です」で法的には問題ありません。パワハラの詳細を退職面談で話す必要はないです。むしろ、話すと引き止めや揉め事の種になることがあります。

ただし、退職後に慰謝料請求や労災申請を検討する可能性がある場合は、記録と証拠の保全だけは退職前に済ませておいてください。ここは弁護士や労働局に事前相談しておくのが安全です。

ステップ3:引き継ぎは「最低限」でいい

パワハラ環境にいる場合、「引き継ぎが不十分で迷惑をかけたくない」という真面目さが退職を遅らせることがあります。でも、引き継ぎの完璧さに法的義務はありません。業務マニュアルや処方箋の注意点リストなど、書面で残せるものを残せば十分です。

でも、人手不足の薬局で辞めたら残る人に申し訳なくて…

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

その気持ちはわかります。でも人員の確保は経営者の仕事であって、あなたの責任ではありません。あなたが壊れてから穴が空くほうが、同僚にとってもダメージが大きいです。自分を守ることは、結果的に周りへの迷惑を最小限にすることでもあります。

退職までの3ステップまとめ

  1. 在職中に転職活動(情報収集→条件整理→応募)
  2. 就業規則を確認し、退職届を提出(理由は「一身上の都合」でOK)
  3. 引き継ぎは書面ベースで最低限。完璧を目指さない

次の職場で再発を防ぐ——面接・見学で使える質問テンプレ

転職で一番怖いのは「また同じ目に遭うこと」ですよね。ここ、心当たりありませんか? 友人も「次もハズレだったらどうしよう」と何度も言っていました。

100%の保証はできませんが、リスクを下げるための質問テンプレを紹介します。面接や見学時にさりげなく使ってみてください。

面接で聞きたい5つの質問

  1. 「薬剤師の平均勤続年数はどのくらいですか?」
    → 離職率の高さは職場環境の健全度のバロメーター。答えをはぐらかされたら注意。
  2. 「新しく入った方へのフォロー体制はどうなっていますか?」
    → 教育体制が整っていない薬局では「自分で覚えろ」文化が根づいていることが多い。
  3. 「管理薬剤師の方はどのくらいの期間勤務されていますか?」
    → 管理薬剤師が頻繁に変わっている場合、組織に問題がある可能性がある。
  4. 「シフトの決め方や希望休の通り方について教えてください」
    → シフトの透明性は、権力の偏りを測る指標になる。
  5. 「直近1年で退職された方の主な理由は何ですか?」
    → 正直に答えてくれるかどうか自体が、その職場の誠実さのリトマス紙。

見学で見るべき3つのポイント

  • スタッフ同士の会話のトーン:ピリピリしていないか。目を合わせて話しているか。
  • 掲示物・マニュアルの整備状況:雑然としている薬局は業務管理にも余裕がないことが多い。
  • 管理薬剤師の対応:見学者にどう接するかは、部下への接し方のヒントになる。

そこまで聞いたら「面倒な人だな」って思われませんか?

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

質問の仕方次第ですね。「前職では情報共有の体制が合わなかったので、御社のスタイルを知りたい」のように、前向きな理由づけで聞けば悪い印象にはなりません。逆に、こうした質問を嫌がる職場は、入ってからも情報がオープンでない可能性があります。それ自体が判断材料になりますよ。

ただし、面接や見学だけでは分からないことも当然あります。転職エージェントに「その店舗の人間関係や離職の実態」を直接聞いてみるのも有効な手段です。エージェントは薬局の内部情報を持っていることが多いので、遠慮なく聞いて大丈夫です。

まとめ——「グレーで苦しい」は動いていい十分な理由

最後にもう一度、整理します。

  • グレーゾーンが一番しんどいのは、自分の感覚を疑ってしまうから。でも、しんどいという感覚は否定しなくていい。
  • まず守るのは自分。記録→外部相談→逃げ道の確保。この順番が大事。
  • 退職は「逃げ」ではなく「戦略的撤退」。在職中に情報収集を進め、段取りを踏む。
  • 次の職場選びでは、質問と観察でリスクを下げる。完璧は無理でも、確率を上げることはできる。

「パワハラかどうか分からない」という状態で動くのは勇気がいります。でも、分からないまま我慢し続けて壊れるよりも、「分からないけど、自分を守る」ほうがずっと健全な判断です。


いまの職場で頑張り続けるのも、もちろん選択肢です。

でも、比較対象がないまま耐えると「これが普通」と思い込みやすいんですよね。私の友人も「転職サイトで他の薬局の条件を見ただけで、自分の状況がいかにおかしかったか気づいた」と言っていました。

まずは転職サービスで相場と条件を見て、自分の状況を客観視してみてください。応募しなくても大丈夫。判断材料を増やすだけで、気持ちはかなり軽くなります。

エージェントには「人間関係で消耗したので、体制が整った環境を探しています」と伝えるだけで十分。理由を細かく説明する必要はありません。向こうはプロですから、それだけで話が進みます。


確認先(一次情報)

  • 厚生労働省「あかるい職場応援団」(パワハラ防止の総合情報サイト)
  • 厚生労働省「総合労働相談コーナー」:各都道府県の労働局・労基署に設置(電話相談可)
  • 厚生労働省「こころの耳」(メンタルヘルス相談)
  • 法テラス(日本司法支援センター):法的トラブルの無料相談
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


reCaptcha の認証期間が終了しました。ページを再読み込みしてください。

\薬歴、半分の時間で終わらせませんか? /
「薬歴、溜まってる…」を終わりにする
AI薬歴ディープインパクト
無料で試してみる