厚生労働省は2024年3月25日付に、「新型コロナウイルスの感染拡大に伴う薬局及び医薬品販売業に係る特例的措置関係事務連絡の廃止について」を発出しました。
今回は、この通知により薬局で新型コロナ等の抗原検査キットの販売にどのような影響があるのか解説します。
目次
医療用抗原検査キットの販売ができなくなる?
まずは、厚生労働省からどのような通知がでたのか確認してみましょう。
なお日本薬剤師会からの通知文書がわかりやすいと思いますので、下記に示します。
医療用抗原検査キットについては、2024年3月31日までに購入した分は、2025年3月31日まで販売可能であることが記載されています。
るるーしゅ
この通知自体が3月26日なので、急に購入できるか?という疑問はありますが…
連携強化加算の要件に抗原検査キットの備蓄への対応は?
医療用の抗原検査キットが販売できなくなると、調剤基本料の加算のひとつである連携強化加算の要件を満たせなくなるのでは?という疑問があるかと思います。
上記にも記載のとおり、(9)要指導医薬品及び一般用医薬品の販売、検査キット(体外診断用医薬品)の取扱いとあります。
これはもしや、妊娠検査薬だけあればいいのでは?
メガネ
結論:一般用抗原検査キットを販売しよう
それでは、結論ですが一般用の抗原検査キットを販売しましょう。
今回の通知で販売できなくなったのは、医療用の抗原検査キットです。
具体的に一般用の抗原検査キットには、どのような商品があるかは、厚生労働省のページが確認ができます。
一方、今後薬局で販売ができなくなる医療用抗原検査キットの一覧はこちらです。
ラインナップみてもらえればだいたいわかるかもしれませんが、医療用でしかなくて困るというケースは少ない気がします(医療用の抗原検査キットのほうが納入価が安くて利幅がとれるってのはあると思いますが)
お手軽なテガルナスティックが医療用だけなんですね
メガネ