薬剤師がインフルエンザの流行をいち早く収集する方法

新型コロナが流行してから、インフルエンザがまったく流行しませんでしたが、今年度はどうやらインフルエンザも流行するのでは?と想定されています。

根拠としては、南半球のオーストラリアが過去2年間は全然流行しなかったのに、今年は新型コロナ以前と同等以上のインフルエンザの流行がみられたからです。

つまり、日本でもインフルエンザが流行する可能性が高いということです!!

オーストラリアのインフルエンザの流行は、①新型コロナ対策の緩和②みんなかかっていなかったら免疫持っている人が減った、③インフルエンザワクチン接種する人が減った、というのが要因ではないかと言われています。

ポッポ先生

ポッポ先生

日本はまだマスクしている人も多いから、そこまで流行しないかもな…という気持ちもありますが、インフルエンザの対応は必要だと思います

今シーズン、インフルエンザは流行しそうだけどまだよくわからない状況だと思います。

なのでいち早くインフルエンザの流行しているかどうかの情報を収集し、患者さんへ情報提供することでワクチン接種しなきゃとか、手洗いしなきゃ新型コロナとの見極めのために抗原検査キットや対症療法のくすりなど対応してほしいと思っています。

インフルエンザの流行をいち早く察知する方法

まずインフルエンザの流行をいち早く察知する方法としては、薬局サーベイランスがあります。

薬局サーベイランスは、全国約1万か所の薬局から、日々の抗インフルエンザウイルス薬の処方数のデータをオンラインで集めて集計・解析し、結果を翌日の朝にホームページ上に推定患者数として情報発信しているものです。

ポッポ先生

ポッポ先生

多分、定点あたりの発生数が1を超え始めてくると流行しはじめという感じだと思う。

薬局サーベイランスはリアルタイムな情報を収集することができますが、より一般的なのはインフル
エンザ定点(小児科約3000,内科約2000箇所)からの週報ですね。

全国的な流行開始の指標は,全国の定点当たり報告数が1.0を上回った場合とされている。また保健所ごとの1週間の定点当たり報告数が10以上で注意報、30以上で警報を発生する仕組みのようです。

コロロ

コロロ

前任者がブログを閉鎖すると聞き、直接ご連絡させていただいた上で、私が引き継ぐ運びとなりました。臨床現場での実践経験を背景に、エビデンスに基づいた薬学情報や最新の業界動向、実用的なスキルをこれまで以上に分かりやすくお伝えして参ります。

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