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【薬剤師プラスアルファが必要?】薬剤師×〇〇についての個人的な見解

さて今回は薬剤師×〇〇というのが最近、目にすることが増えましたので薬剤師×〇〇について個人的にまとめようと思います。

まず私として、薬剤師×〇〇に対して否定的ではありません。ただ注意したほうがいいんじゃないかな~と思う部分もありますので、そのあたりも踏まえてまとめていきます。

薬剤師の雇用環境の変化

まず薬剤師の雇用環境の現状についてです。新型コロナの影響により、処方箋枚数は減少しています。特に地方と比較して都市部で影響が多いです。

そして薬剤師も都市部に偏在しているところから、都市部では薬剤師余りになっており、今までは転職しようとしてもすぐに次の職場が見つかっていましたが最近はなかなか転職するのは難しくなっています。

都市部では、今までは雇われる側が色々と職場を選べる立場にあったのですが、今は雇う側が選べるような状況に変わってきているわけです。これは売り手市場から買い手市場へシフトしたという言われ方をします。

ちなみに今までの薬剤師の雇用環境が状態が異常だったわけで、今後、コロナが終息したとしてもこの傾向は変わらないと言われています。

ここまでで薬剤師×〇〇、関係ないじゃん?と思うかもしれませんが、ここで伝えたいことは、薬剤師の雇用環境が変化し、買い手市場へシフトしています。

そのような時代では、どこでも評価される薬剤師になって、「自分が選べる人生」となるのが理想だと思います。

薬剤師×〇〇について

薬剤師×〇〇というのは、おそらく薬剤師+αの付加価値があるので、「薬剤師」単独の人より、評価されることを目的にしているのではないかと考えています。

この自分を商品として評価することはとてもいいことだと思います。自分が雇用主にどのような価値を提供できるかを意識するのは大切です。

藤原先生、これからの働き方について教えてください。 100万人に1人の存在になる21世紀の働き方 (ディスカヴァー21世紀の学校) (DISCOVER21世紀の学校)という書籍の中で、自らの付加価値を挙げて100万分の1のレアカードを目指すといいという記載があります。

これは3つの分野で100人に1人の存在になることで、100×100×100=100万分の1の希少性の高い人物になれるという考え方です。ちなみに各分野で100人に1人の存在になるためにかける時間は1万時間(5年~10年)と紹介されていました。

もちろん100万分の1の存在になるほど、希少性は目指していないでしょうが1000分の1の薬剤師(日本の薬剤師数は30万人くらいなので、300人しかいない薬剤師)くらいなら、頑張ればいけそうな気もします。

薬剤師×〇〇の注意点

薬剤師×〇〇で注意してほしいことが二つあると思っています。

1つはそもそもの薬剤師の能力がしっかりあるのかというところですね。なんとなくなのですが、SNSで出てくる薬剤師×〇〇のひとの薬剤師部分が1未満と感じてしまうことがあります。

掛け算なら肝心の薬剤師部分が1未満じゃダメじゃんってなりますよね。そして薬剤師×〇〇を謳う人は、薬剤師で自信がないから(もしくは周りに勝てそうにないから)、〇〇部分で優位に立とうとしているのではないかなと思ってしまいます。

それが悪いこととは思いませんが(自尊心大切ですし)、薬剤師×〇〇と名乗っている以上、薬剤師だけの人より目立つのでアホなこととか言っているとすぐメッキがはがれてしまいます。

るるーしゅ

るるーしゅ

自分のことは棚にあげておきますね

薬剤師×〇〇というなら、薬剤師の部分は1以上なきゃダメです。ちゃんと経験をつみましょう。3年働いたから1人前といえるほど、薬剤師の世界って浅くない気がします。

参考:「新人薬剤師は3年目で転職したほうがいい」という考えは大きな間違いで危険です

そして、もうひとつは〇〇部分がちゃんと需要があることですね。なんか〇〇部分に適当なものをいれても、そこに需要がなければ市場価値は高まらないですよ。

例えば、薬剤師×ブロガーと謳ったところで、組織や社会にどのような価値が提供できるのか?ということを示せなければ、〇〇に価値なんかないですからね。

薬剤師×〇〇ってなんかカッコイイ感じするかもしれませんが、若手の方はまず薬剤師として1になっていてほしいなと思います。

薬剤師×〇〇の注意点
  • 薬剤師の部分が1未満だと、目立つだけで恥ずかしい
  • 〇〇の部分が需要があるのかどうか考えましょう
るるーしゅ

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ちなみにSNSなどで自分の自己紹介的にやっている×〇〇は別にいいと思いますよ。この場合は趣味や得意なことを入れているだけでしょうから

薬剤師×〇〇を肯定してみる

注意点を挙げたところで、つづいて×〇〇について肯定してみようと思います。

転職などでは20代では、こういったポテンシャルを持っているというところだけで評価されることもありますが、30代になってくるとどんなことができるのか?といった具体的なことが求められます。

ここで×〇〇の部分が活きる可能性はあるかなと思っています。また×〇〇の部分は自分の強みになると思います。強みを伸ばしていくと、人間って欠点の部分をなんとか補正しようとするんですよね。

自分にラベルを貼るといった意味や自信をもつうえでも×〇〇とセルフブランディングしようと思うのは全然アリだと思います。

×〇〇で重要なのは?

ここまで書いてて思うのは、薬剤師×〇〇がダメなわけじゃないってことですね。ただ新人のうちから、今後薬剤師だけでは駄目だから、別のサブスペシャリティーを持たなきゃと頑張るのは違うんじゃないかなと思ってます。

薬剤師という資格自体も、今後細分化されていくんじゃないかなと思います。全領域の知識があるというのは難しいと思いますので×〇〇の部分は専門性を入れるのが王道ではないかなと思います。

るるーしゅ

るるーしゅ

薬剤師過剰時代で様々な働き方が出ているので、予測不可能な部分もあります。零売や在宅専門、今後は薬局にいかずに服薬指導も解禁されますし…

さいごに

今回は薬剤師×〇〇について、個人的な見解を書いてみましたが、いかがだったでしょうか。ちなみに私自身も9年くらい前に薬剤師×4コマ漫画みたいな感じで出てきた人間です(笑)

そしてブログ書き始めてた当初は、どう考えても能力が1未満の薬剤師でした(汗)

今風に言うなら、薬剤師×ブロガーなのかもしれませんが、別にブロガーの知識が今の立場に影響しているか?と考えてみると、「別にない」と思います。ブログで情報発信するために調べたことが、いわば薬剤師としての自己研鑽になっていただけで、私自身は薬剤師×ブロガーというより、薬剤師のみという認識です。

また薬剤師×〇〇と謳いたい人は、薬剤師という仕事が嫌っていう人もいるんじゃないかなと思います。また今回の記事を読んで自分はこのままでいいのか?と不安になる薬剤師もいるかと思います。

正直このあたりは正解はないと思いますので、自分自身の強みを速水に気づいたうえで、市場価値を意識しながら(どんな人材が必要とされているか?)、自己研鑽していくしかないかなと思います。

るるーしゅ

るるーしゅ

上記の記事もよければ参考にしてください。

るるーしゅ

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転職したほうがいいのかな?と思ったら、まずは専門家にキャリア相談してみましょう。
おすすめとしては優良認定を受けているファルマスタッフがいいと思います。(転職サービスですが、無料でキャリア相談してもらえます)

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るるーしゅ

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私自身も今のままでいいのか不安があったけど、キャリア相談してもらって視野が広がりました。(記事はコチラ

ファルマスタッフに登録したからといって、必ず転職しなければいけないわけではありません。

まずは登録して、転職市場の専門家と話してみるのがいい経験になり、視野が広がるはずです。

自分はこれからどのような生活を送っていきたいのか?

お金を優先するのか、やりがいを優先するのか、ライフワークバランスを優先するのか、など働き方は人それぞれです。

自分がどうなりたいのか、どうなれるのかを常に考えながら、目の前の仕事を通じてキャリアを形成していくことが大切です。

まずは目の前の仕事においてできることと、自分自身の市場価値を確かめることから始めてみるのがよいと思います。

ちなみにファルマスタッフなどの転職サービスの人たちは、転職させることで成果報酬を得る人たちですがキャリア相談だけでも問題ありません。

転職サービスの人たちは、キャリア相談などをすることで、今後、自分の転職サービスを利用してくれればいいやという長期的な視点で考えているところがほとんどだからです。

逆に短期的に転職をせかすような転職サービスのところは利用しないようにしましょう。

ファルマスタッフを利用する利点
  • キャリアカウンセリング
  • 自分で業界研究するより、質の高い情報を持っている
  • 専任担当者がつき転職をサポート
  • 未公開求人を持っている
  • 平日夜や週末も対応
  • 職務経歴書の書き方指導
  • 面接対策、企業との交渉代行など
るるーしゅ

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これから先のどうなるかわからない業界だからこそ、情報量が多いキャリアに関する知識がある人に相談するのは、マイナスにはならないと思うんだよね。

無料で利用できるわけだし、使えるものはなんでも使ったほうがいいのではないかなと個人的には思いますよ

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今、国は悪質な転職サイトの規制を強化しています。転職サイト利用の際は、ファルマスタッフのような優良認定を受けているところを利用しましょう。

るるーしゅ

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るるーしゅ

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薬局薬剤師です。
若手の薬剤師教育や学会発表、論文投稿などに興味があります。
m3や雑誌への寄稿や、某大学非常勤講師歴もあります。
ファクトベースで物事を話さない(=感覚でものを言う)人は苦手です。
今後の業界の変化に対応できるように、業界情報や専門的なスキル、そして薬剤師としての働き方などについて情報発信していきます。
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