薬歴記載はAIで効率化!! 気になる方はこちらを!

【2026年版】英語が読めない?薬剤師がAI翻訳と要約で医学論文を「5分で掴む」技術

「医学論文、読まなきゃいけないのは分かっているけれど、英語の壁が高すぎる」
「業務が忙しくて、辞書を引いている時間なんてない」

現場で働く中で、こんなふうに感じることはありませんか?

2026年の現在、医学論文を読むハードルは劇的に下がっています。かつては「英語力」の勝負でしたが、今は「ツールの使いこなし」で誰でも最新のエビデンスにアクセスできる時代になりました。

この記事では、現役薬剤師である私が、「英語が苦手なまま、医学論文の要点を5分で掴む」ための現実的な方法をシェアします。根性論ではなく、テクノロジーを使った賢いサボり方(効率化)の話です。

この記事でわかること
  • 2026年現在の医学論文を読むためのAI活用術
  • DeepLと生成AIの具体的な使い分け方
  • 忙しい現場で「5分」で論文の要点を掴む3ステップ

もしあなたが「英語が理由で情報のキャッチアップを諦めている」なら、それはとてももったいない状況です。明日からの臨床が変わるツールと手順を、一緒に見ていきましょう。

薬剤師は医学論文を読んでいない?現場のリアル

かつての調査(2014年)では、多くの薬剤師が「論文を読む必要がある」と感じつつも、「時間がない」「語学の壁」を理由に読めていないというデータがありました。

あれから10年以上が経ち、2026年の今はどうでしょうか?

対人業務の充実、リフィル処方箋への対応、そして高度化する薬物療法。私たちに求められる知識レベルは上がる一方です。患者さん自身がAIを使って最新情報を検索してくる時代に、「英語だから分かりません」は通用しづらくなっています。

でも正直、現場は戦場ですよ。予製に在庫管理、対人業務…。論文なんて読む時間は物理的にない気がします。

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

その感覚、すごく分かります。毎日隅から隅まで精読するのは不可能です。だからこそ『全部読む』のではなく『必要な情報だけをAIに抽出させる』スキルが重要になります。

読める人と読めない人の差は「英語力」ではない

現場で医学文献を日常的に使いこなしている薬剤師を見ていると、ある共通点があります。それは「英語がペラペラ」なのではなく、「ツールを使って日本語で読むことに抵抗がない」という点です。

私ならまず、「完璧に翻訳して、一語一句理解しなければならない」という思い込みを捨てます。

臨床で必要なのは「この薬は、あの薬より本当に効くのか?」「副作用のリスクはどの程度増えるのか?」という結論(Outcome)です。ここさえ掴めれば、まずは合格点です。

2026年の標準:DeepLと生成AIを使い分ける

「翻訳サイト」といえば、昔は変な日本語が出てきて解読不能になることもありました。しかし、ここ数年の技術進化は凄まじいものがあります。

現在は、以下の2種類のツールを目的別に使い分けるのが正解です。

  • 高精度翻訳(DeepLなど): 正確なニュアンスを知りたい時
  • 生成AI(ChatGPT / Claude / Gemini): 全体を要約し、知りたい箇所だけ抜き出す時

1. 翻訳精度の王者「DeepL」

これはもう説明不要かもしれませんが、ドイツ製のAI翻訳ツールです。2020年頃から普及し始めましたが、その自然な日本語訳は今でもトップクラスです。

  • PC版アプリ/ブラウザ拡張機能: 必須です。Web上の英文を選択してショートカットキーを押すだけで、ポップアップで翻訳が表示されます。
  • ファイル翻訳: PDFをドラッグ&ドロップするだけで、レイアウトを崩さずに翻訳してくれます(無料版は制限あり)。

2. 時短の切り札「生成AI(要約・対話)」

2026年の今、最も強力なのがこちらです。単に訳すのではなく、「論文と会話」ができます。

PDFを読み込ませて、日本語でこう指示するのです。

  • 「この論文のPICO(対象・介入・比較・結果)を表形式でまとめて」
  • 「臨床現場で薬剤師が注意すべき副作用の頻度は?」

こうすることで、全文を追うことなく、知りたい情報に最短でアクセスできます。

「生成AIって嘘をつく(ハルシネーション)ことがあるって聞きませんか? 医療情報でそれは怖いです…」

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

鋭いですね。そこは絶対に押さえたい注意点です。AIは『あらすじ』を掴むのには優秀ですが、数値や細かいデータは必ず原文(一次情報)の図表を目で確認する必要があります。

ツール比較表:どう使い分ける?

ツール得意なこと苦手なこと私のおすすめ用途
Google翻訳Webページ丸ごと翻訳専門用語の文脈理解サイト全体をざっと眺める時
DeepL自然で正確な翻訳要約・質問への回答AbstractやDiscussionをしっかり読む時
生成AI (GPT-4o等)要約、抽出、解説数値の正確性(たまに間違う)最初に「読む価値があるか」判断する時

誤解されやすいので先に言うと、「どれか一つ」ではなく「組み合わせ」が最強です。生成AIで全体像を掴み、重要な箇所をDeepLで精読する。これが私の定番フローです。

現場で実践!5分で論文を「掴む」3ステップ

では、実際に忙しい薬局の現場で、どうやって論文を処理するか。具体策をステップ化しました。体験談ではなく、誰でも再現可能な手順です。

ステップ1:Abstract(要旨)だけをAIにかける

論文の全てを読む必要はありません。まずは最初の「Abstract」だけで十分です。
ここをDeepL翻訳にかけるか、生成AIに「要点を3行でまとめて」と指示します。

チェックポイント
  • どんな患者さんが対象か?(日本人にも当てはまるか)
  • 何と比較したか?(プラセボか、既存薬か)
  • 結果はどうだったか?(有意差はあったか)

ステップ2:Results(結果)の図表だけを見る

Abstractで「これは使えそうだ」と思ったら、本文の文字は飛ばして「Table(表)」と「Figure(図)」を見に行きます。
英語が苦手でも、数字は万国共通です。

  • P値(p-value): 0.05未満か?
  • 信頼区間(CI): 1(または0)をまたいでいないか?

ここ、迷いやすいところですが、本文の英語を必死に追うより、表の中の数字を見たほうが、事実を正確に把握できます。

ステップ3:Discussion(考察)の結論部分を読む

最後に、著者がどう考えているかを確認します。Discussionの最初と最後の段落に重要な主張が書かれていることが多いです。ここもDeepLの出番です。

うーん、手順は分かりましたが、そもそも『何て書いてあるか』以前に、統計用語の意味が分からなくて挫折しそうです…

オカメインコ

オカメインコ

ポッポ先生

ポッポ先生

それこそAIの出番です!『ハザード比って何?中学生にも分かるように教えて』とAIに聞けばいいんです。恥ずかしがる必要はありませんよ。

例外:AI翻訳を過信してはいけないケース

逆に言うと、以下の場合は翻訳や要約だけに頼らず、原文や専門家の解説(二次情報)を慎重に確認する必要があります。

  • 投与量や単位: mg, g, mLなどの単位ミスは命取りです。必ず原文チェック。
  • 否定表現: “Not” や “Unlikely” をAIが見落とす(または訳し落とす)リスクがゼロではありません。

医学論文を読むことは「リスク管理」である

ここまで、ツールの使い方をお話ししてきました。

最後に、「なぜ私たちが苦労してまで論文を読むのか」という判断軸について触れておきます。
それは、「患者さんと自分を守るため」です。

添付文書はあくまで「承認された時点での情報」がベースです。しかし、医療は日々アップデートされています。「ネットニュースで見た副作用が怖いから薬を飲みたくない」という患者さんに、根拠を持って説明できるか。「昔習った常識」で指導して、実はそれが覆されていたら…。

医学論文を読むことは、攻めの姿勢に見えて、実は最大のリスク管理(Safety)でもあります。

どうですか?心当たりありませんか
「勉強熱心な薬剤師」と言われるためではなく、「今日の投薬に自信を持つため」に、まずは1本、Abstractを翻訳してみませんか?

まとめと次の一歩

英語が苦手でも、2026年のテクノロジーを使えば、医学論文は恐れる対象ではありません。

この記事のポイント
  • 読まない理由は「時間」ではない: AIを使えばAbstract把握は5分で可能です。
  • 二刀流で攻める: 正確さの「DeepL」、要約・対話の「生成AI」を使い分けましょう。
  • 完璧を目指さない: 全文翻訳は不要。Abstractと図表(数字)だけ確認すれば、臨床での活用度は格段に上がります。

次の一歩(Action):

PCのブラウザ(ChromeやEdge)に、「DeepL翻訳」の拡張機能を今すぐインストールしてください。そして、Google Scholarで気になる薬の名前を英語で検索し、最初に出てきた論文のタイトルを「選択→翻訳」してみましょう。

その小さなワンクリックが、情報の景色を変える第一歩になります。

参考資料・リンク

  • DeepL翻訳
  • Evidence Alerts (情報の洪水に溺れないためのメール配信サービス)
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2 件のコメント

  1. 翻訳の情報ありがとうございます!
    いかに時間を節約するかも大切ですよね。
    ちょっと面倒な作業をミニマムにして効率よく、かつ楽しく大学院生活を送るかに重きを置いていました。
    私は以前、自分の研究論文を翻訳会社さんに丸投げしてお願いしたことがあります。
    今は機械翻訳もありますが、やはり専門性の関わる分野なのでお金を出してよかったと思っています。
    翻訳会社はユレイタスに頼みました。リンク張っておきます(https://ulatus.jp/)
    お勧めです^^

    • >結城さん

      コメントありがとうございます。
      なるべく時間を節約して効率化を図ることを考えるのは重要ですよね。

      研究論文の翻訳ですね、けっこう日本語で投稿しても抄録は英語が必要というところも
      多いので参考にさせていただきます。
      (わたしも論文書かなきゃです)

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