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東京都内で処方箋1枚、調剤してもらう場合、一番安いのはどのチェーン薬局?

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保険薬局では同じ処方箋でも持っていく薬局によって、値段が異なることは周知の事実かと思います。この薬局ごとに値段が異なることは、主に薬局ごとの基本料の違いに由来します。

基本料は90円から420円の5段階あります。とはいえ一番多いのは一番高い420円です。

この基本料に地域支援体制加算(380円)と後発品調剤体制加算1~3(150円・220円・280円)という加算がつく場合があります。

つまり一番高いのは420円+380円+280円の1080円、一番安いのは90円で3割負担にしても300円程度の差があります。(実際、90円だけという薬局はほぼありませんので現実的には160円)

さらに細かいことを言うと減算もあるのですが、ややこしくなるので今回は考慮しません。

都内ではどこの薬局に処方箋を持っていくと安いのか?

今後、薬局は淘汰されると言われていますので、自分の薬局だけではなく地域での加算状況などを把握していることは重要です。(経営的な視点をもつこと)

どこの薬局に行けば安くおくすりもらえるのかしら?

上記のような質問への回答の需要は多いと思います。(安い薬局に行くことが患者ベネフィットにつながるのは不明ですが)

というわけで今回は、都内のチェーン薬局の算定状況から、どこに処方箋をもっていくと安いかを検討しようと思います。

対象となるチェーン薬局について

東京都内には7000弱(2021年4月時点)の保険薬局がありますがその中で下記のチェーン薬局にいった場合とします。
(屋号でどのチェーン薬局かわかること、クラフトのさくら薬局は個人でもつける名称のため除外)

  1. 日本調剤・・・152店舗
  2. アイン薬局・・・65店舗
  3. クオール薬局・・・100店舗
  4. そうごう薬局・・・48店舗
  5. アイセイ薬局・・・69店舗
  6. 薬樹薬局・・・42店舗
  7. マツモトキヨシ・・・65店舗
  8. ウエルシア・・・156店舗
  9. ココカラファイン・・・80店舗
  10. スギ薬局・・・148店舗

上記の店舗での調剤基本料、地域支援体制加算の有無、後発医薬品調剤体制加算の有無の合計を計算します。
代表的な屋号ではないが上記の所属の薬局については除外します。(把握するのが大変なためです)

結果発表(どのチェーンが安いのか?)

薬局チェーン調剤基本料の合計の平均
日本調剤863.4
アイン薬局751.7
クオール薬局829.8
そうごう薬局732.1
アイセイ薬局818
薬樹薬局845.2
マツモトキヨシ724.3
ウエルシア732.3
ココカラファイン864
スギ薬局736.1

東京都内で一番安かったのはマツモトキヨシ、一番高かったのはココカラファインでした。(あれ…この2つ合併したんじゃなかったっけ…)

ただ差額としては10割で140円ですので3割負担にしたら30~40円程度です。

2021年4月1日時点での届け出状況からです

番外編:個人薬局のほうが安いのか?

上記で紹介したのは、よく目にするチェーン薬局ですが個人薬局ではどうなのでしょうか?
というわけで、東京都内の「有限会社」という名前を有する薬局のデータ(n=89)を見ていこうと思います。

ちなみに有限会社とついていても、大手チェーンの傘下のこともありますがお遊びですので参考程度にしてくださいね

有限会社とつく薬局、89店舗の合計は578.3円でした。

大手チェーンと比較しても低いですね…

今回の内容としては、チェーン薬局の中ではマツモトキヨシが安いが、それよりも個人薬局のほうが安いことが多いかもしれません。(ただジェネリックの在庫状況がいまひとつで結果としてお薬代が高くなる可能性あり)

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

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アラフォーの薬剤師です。
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