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子どもの医薬品事故の内容を共有し、誤飲対策を実施しよう

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H28~H26の医薬品の誤飲事故の事例を共有

[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる01.jpg” name=”るるーしゅ” type=”l icon_blue”]それでは報告されている医薬品の誤飲事故の事例について考えてみよう[/voice]


H28年(2016)の医薬品の誤飲事故事例

医薬品等による誤飲は108件、38例に症状がみられ入院に至る20例あった。
[aside type=”boader”]◎事例1 【剤型:錠剤】
患者: 3歳 11 か月 女児
症状: ふらつき、転倒
誤飲時の状況: 19 時頃、女児は一人で 2 階の寝室にこもっていた。しばらくして、女児をトイレに連れていき歯磨きしていた時にずっとうがいをしていた。母が気になり寝室を見に行くと母の薬の空が落ちていた。70cm の高さのタンスの上、箱の中に母の薬を保管していた。
来院前の処置: なし
受付までの時間: 1時間~1時間 30 分未満
処置及び経過: 点滴(ソルアセト F)。入院(2日)[/aside]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg” name=”メガネ” type=”r”]えっと、あまり状況が良く分からないですが…[/voice]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる04.jpg” name=”るるーしゅ” type=”l icon_blue”]大丈夫、俺もだ…
とりあえず3歳11カ月の子がベンゾジアゼピン系の薬を誤飲したのでは?という気がする[/voice]

[aside type=”boader”]◎事例2 【剤型:錠剤】
患者: 12 歳6か月 女児
症状: 悪心・嘔吐、意識障害(眠気等)
誤飲時の状況: 外出先で突然、気分不快感、冷汗、転倒 午前中に自分の感冒薬と父の降圧剤をまちがえて内服してしまった。
来院前の処置: なし
受診までの時間: 4時間~6時間未満(症状が出るまで本人も家族も気が付かなかった。)
処置及び経過: 点滴(ソリタ T1 500ml)。帰宅。 [/aside]

[aside type=”boader”]◎事例3 【剤型:散剤】
患者: 4歳1か月 男児
症状: 嘔吐
誤飲時の状況: 13 時に兄(4歳、15kg)の風邪薬を祖母が間違えて児に飲ませてしまった。19 時 30 分頃より哺乳途中で嘔吐、あやしても常に泣いているため受診。
来院前の処置: なし
受診までの時間: 6時間~12 時間未満
処置及び経過: なし [/aside]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる14.jpg” name=”メガネ” type=”r”]これも年齢、おかしい気がしますね…
4歳で哺乳って[/voice]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる05.jpg” name=”るるーしゅ” type=”l icon_blue”]誤飲事故とは、こういうパニックを起こしてしまうってことだ[/voice]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる12.jpg” name=”メガネ” type=”r”](いや、いま読んでいるの事例報告だろ…)[/voice]

[aside type=”boader”]◎事例4 【剤型:錠剤】
患者:1歳6か月 女児
症状:意識障害(眠気等)、とろんとしている
誤飲時の状況: 8時 30 分頃母が洗面所にいて目を離していた所、キッチンの引き出しから女児が PTP シート(睡眠薬)を取り出して食べてしまった様子、2錠分空いていた。女児の口の中が白くなっていた。9時 30 分頃歩行のふらつきがあり、とろんとしていた。紹介され受診。
来院前の処置: 不明
受付までの時間: 1時間 30 分~2時間未満
処置及び経過: 点滴(VeenD、ソルアセト F)。入院(2日)。[/aside]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる11.jpg” name=”メガネ” type=”r”]1歳6カ月でキッチンの引き出しから…恐ろしい[/voice]


H27年(2015)の医薬品の誤飲事故事例

医薬品等による誤飲は48件、12例に症状がみられ入院に至るケースが5例あった。
[aside type=”boader”]◎事例5【原因製品:錠剤(向精神薬)】
患者:2歳0か月女児
症状:なし
誤飲の状況:母の財布で遊んでいたが、気がついたら中に入っていた薬をかじっていた。来院前の処置吐かせた。
受付までの時間:30分~1時間未満
処置及び経過:点滴。帰宅。[/aside]

[aside type=”boader”]◎事例6【原因製品:錠剤(解熱鎮痛薬)】
患者:3歳8か月女児
症状:なし
誤飲時の状況:午前8時15分に女児が椅子を使って戸棚の上に置いてあった母のポーチを取り、中に入っていた解熱鎮痛薬をかじっていた。口の中で粉々になっていた。来院前の処置かき出した、拭いた。
受診までの時間:1時間~1時間30分未満
処置及び経過:帰宅。[/aside]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる08.jpg” name=”るるーしゅ” type=”l icon_blue”]これは誤飲対策してあったけど、こどもの頭脳が…[/voice]

[aside type=”boader”]◎事例7【原因製品:錠剤(総合感冒薬(OTC))】
患者:1歳6か月女児
症状:顔面蒼白、悪心・嘔吐、意識障害(眠気等)
誤飲時の状況総合感冒薬を机の上に置いていた。瓶の中に2錠あったが、1錠しかなく、残り1錠もなめた形跡があった。
来院前の処置:なし
受診までの時間:3時間~4時間未満
処置及び経過:帰宅。[/aside]

[aside type=”boader”]◎事例8【原因製品:外用剤(皮膚治療剤)】
患者:1歳0か月女児
症状:なし
誤飲時の状況:午前8時40分に外用剤(保湿剤)のチューブをくわえているところを保護者が見つけた。口腔内に軟膏が大量にあった。拭きとった。午前9時に当院救命救急センターに受診した。来院前の処置かき出した。
受付までの時間:30分未満
処置及び経過:帰宅。[/aside]

H26年(2014)の医薬品の誤飲事故事例

医薬品等による誤飲は51件、14例に症状がみられ入院に至るケースが8例あった。
[aside type=”boader”]◎事例9【原因製品:錠剤(中枢神経系用薬)】
患者:1歳11か月男児
症状:神経症状
誤飲時の状況:母親が目を離したすきに、居間のソファーの上にあった母親のハンドバッグの小ポーチを男児が開け、中枢神経系用薬11錠及び他の精神神経用薬2錠をPTPシートごとしゃぶっていたのを母親が気付いた。様子を見ていたが男児にふらつきあり、救急要請し当院へ搬送。
来院前の処置なし:受診までの時間30分~1時間未満
処置及び経過:X線撮影(右肺門部に浸潤影あり)、血液検査(炎症所見軽度あり)、心電図(異常なし)、胃洗浄。入院(2日)。[/aside]

[aside type=”boader”]◎事例10【原因製品:錠剤(中枢神経系用薬)】
患者:1歳10か月女児
症状:悪心・嘔吐、ふらつき、元気がない、顔色不良誤飲時の状況テーブルの上に置いてあった中枢神経系用薬を女児が取って口の中に入れた(らしい)。ふらふらしているのを母が見つけて受診
来院前の処置:ジュースを飲ませて吐かせようとするも吐かず。
受診までの時間:30分未満
処置及び経過:胃洗浄。入院(2日)。[/aside]

[aside type=”boader”]◎事例11【原因製品:錠剤(総合感冒薬(OTC))】
患者:1歳5か月男児
症状:啼泣
誤飲時の状況:母親が10分ほど目を離したすきに総合感冒薬が散乱しているのを見つけた。
来院前の処置:なし
受診までの時間:30分~1時間未満
処置及び経過:X線撮影(異常なし)、血液検査(異常なし)、胃洗浄、輸液点滴、活性炭及びマグコロールにて吸着、胃管からムコフィリン投与。入院(5日)。[/aside]

[aside type=”boader”]◎事例12【原因製品:外用剤(皮膚治療剤)】
患者:2歳7か月女児
症状:悪心・嘔吐
誤飲時の状況:皮膚科から処方された外用剤(ゲル状)を外用しようとしたところ誤飲。悪心、2回嘔吐あり。来院前の処置口をゆすいだ。
受付までの時間:2時間~3時間未満
処置及び経過:帰宅。[/aside]

[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる11.jpg” name=”メガネ” type=”r”]医薬品の誤飲事故、怖いですね…
ていうか子ども怖いです[/voice]
[voice icon=”https://kuroyaku.tokyo/wp-content/uploads/2018/11/るる08.jpg” name=”るるーしゅ” type=”l icon_blue”]そうなんだよ、本当に目を離したすきに…って感じだからね。[/voice]
[box class=”black_box” title=”医薬品の誤飲事故対策についてのまとめ”]
誤飲事故は、両親の監督責任が不十分だから起こるのではないか?と思っている方がいるかもしれませんが、そんなことはありません。
子ども育てている方なら、わかると思いますが子どもって、ホント一瞬目を離したスキに消えます。
「事故は注意していても発生する」
という前提で、リスクを最小にするために出来ること(医薬品の誤飲対策)を行う必要があると思います。[/box]

[box class=”glay_box” title=”参考資料”]
家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告

赤ちゃん・子どもによる薬の誤飲を防ぐために | 健康情報サイト | 大日本住友製薬
(記事内でも伝えましたが定期的に検索したりして、検索上位にするお手伝いしていただけると助かります)[/box]

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