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【薬剤比較】花粉による眼のかゆみに効く医療用の点眼薬比較しました

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今回は病院で処方される花粉症の目薬を薬剤師の視点で比較します。
花粉症で使用される目薬は、主に抗ヒスタミン薬と呼ばれる分類のお薬で医療用で4種類あります。

医療用の花粉症の目薬(抗ヒスタミン薬)

  • パタノール®点眼液0.1%
  • アレジオン®点眼液0.05%
  • ザジテン®点眼液0.05%(GEあり)
  • リボスチン®点眼液0.025%(GEあり)

上記の4種類について、有効性、安全性、コストの面で比較していきます。

なんでアレジオン点眼が人気なんだよ(怒)

るるーしゅ

るるーしゅ

アレジオン点眼をバンバン使うんじゃない!!

あ~日経DIの記事にも、アレジオン点眼が人気~とか書いてありましたよね

メガネ

メガネ

るるーしゅ

るるーしゅ

あの記事も提灯記事だよね、アレジオンが二位なのにタイトルでアレジオンが人気~とか書くの・・・

わたくしの今回の記事が、すこしでも現場の薬剤師のかたに届いて、医師へ情報提供へつながればと思いますので、もっとこういう情報が欲しい等あれば遠慮なくコメント等ください。

各薬剤のコストについて

各薬剤の1本あたりの値段は下記になります。(2019.3.30時点)

商品名用法用量1本あたりの値段
パタノール®点眼液0.1%1回1~2滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼925円
アレジオン®点眼液0.05%1回1滴、1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼1820円
ザジテン®点眼液0.05%1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼610.10円
ケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」®1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼361.90円
リボスチン®点眼液0.025%1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼610円
レボカバスチン点眼液0.025%1回1~2滴を1日4回(朝、昼、夕方及び就寝前)点眼392円

上記の漫画とずれていますが、スイマセン・・・漫画のほうの値、間違えました

各点眼薬同士の比較試験について

パタノールVSアレジオン

アレジオン点眼液の第Ⅲ相試験にて

86人の症状の出ていないアレルギー性結膜炎患者に対して、パタノール+プラセボ(43人)もしくはアレジオン+プラセボ(43人)を投与した後、4時間後にアレルゲン投与した際の目のかゆみ、充血を評価した。
結果はパタノール、アレジオンの効果は同等だった

パタノールのメーカーの研究にて

50例のアレルギー性結膜炎の既往がある患者に、片目にパタノール、もう片方にアレジオンを点眼。5分後にアレルゲンを投与した後のかゆみ、充血を評価した。
結果は、パタノールのほうが優れていた
PMID: 25269854

るるーしゅ

るるーしゅ

まぁドングリの背比べ感はあるよね・・・ただ値段の高いアレジオンが優れているわけではないから、費用対効果は考えやすい

パタノールVSザジテン(ケトチフェン)

2000年の観察研究

アレルギー性結膜炎の症状が出ている患者80人に対してパタノール40人、ザジテン40人に投与した(ランダム化の記載なし)
結果は、パタノールのほうが改善したという人が多かった。
PMID: 11057352

DB-RCTのどっちがお好み?試験

80人の参加者に片目にパタノール、もう片方にザジテンを点眼して、どっちがいい?と尋ねた。また二施設で実施されており、片方の施設では有害事象も集めていた。
結果は80人、全員がパタノールがいいと回答。
有害事象を集めていた施設(35人)では34人(98%)がザジテン点眼後に軽度~中等度の刺激感を訴えた・・・
PMID: 11057355

るるーしゅ

るるーしゅ

この研究結果たち、微妙だね・・・なんかこの結果で評価は難しい

~まとめ~薬剤師のオススメの点眼は?

ここまで、読んでいただけたら分かるかと思いますが、わたしのオススメの花粉症用の点眼はケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」です。

理由は、安価なことと有効性がアレジオン、パタノールと比較しても遜色がない上、PF製剤のためコンタクトレンズ使用者にも使い勝手がいいというところです。ただケトチフェン点眼液は、目の刺激感が高頻度で起こりますのでそれがどうかによると思います。
(人によっては、刺激感があるものを好む方もいますので・・・)

薬局によって、後発品の在庫の問題もあるかもしれませんが、ケトチフェンPF点眼液0.05%「日点」を在庫し、医師へアカデミックディテーリングしてみてはいかがでしょうか?

なんかすごい煽り文句で記載しましたが、若い薬剤師の方々が自分のキャリアについて考えてほしいなと思っています。

それは、薬剤師免許だけあれば食べていけるというのも、今後は難しくなっていくからです。

東京などの大都市では、売り手市場から買い手市場へシフトしていて、今までのように何の実績もない薬剤師が好待遇で働き場所が見つかるということはなくなってきています。

もちろん数年で急に免許だけでは雇ってもらえないという事態になる可能性は低いですが、若手薬剤師の皆さんはあと20~30年は薬剤師として働きますよね?

新卒で入社した職場が、大学時代のインフルエンサー的な立場な人が勧めていたからという理由で決めたという若い薬剤師の方が最近増えたことも知っています。

わたし自身、それが悪いとは思いません(だって判断材料少ないですし、赤信号みんなで渡れば怖くないって思いますもんね)

ただ働いてみて、自分の薬剤師としての働き方をしっかりと考える機会が必要だと思います。

薬剤師としての働き方も十人十色で、色々あると思います。薬剤師としてのやりがいを重視する人お金を稼ぐための手段でしかないと割り切っている人など正解はないと思います。

自分がどの程度の生活水準で生きていきたいのか?(休みや食事、旅行、車、ブランド品など)、言い換えると自分の幸せとは何か?ということをしっかりと考えてください。

これをしっかり考え抜いたうえで、じゃあ今後、必要とされる(市場価値の高い)薬剤師はどうなんだろ?そのために今から出来ることは何だろう?と考えてみてください。

るるーしゅ

るるーしゅ

対人業務をしっかりと出来ている薬剤師は市場価値が高いと思います。(服用薬剤調整支援料の算定実績が内容を伴っている)

今いる職場はダメだから転職!と安易に思う方がいるかもしれませんがよく考えましょう。

環境を理由すると自分に非がないように思ってしまうかもしれませんが、その選択をしたのはあなた自身です。結局、転職先でも同じように環境を理由にして、転職を繰り返す薬剤師になってしまうかもしれません。

今いる職場で、自分をどう高めていけるかを考え抜いたうえで、やっぱり今の職場のままではダメだとなった場合に転職というのが頭に浮かぶことが望ましいです。

若いうちにキャリアビジョンを描いておくと、日々のこなす作業の見え方が変わってきます。こういう若手はよく成長し、周りと差がついてきます。
(私自身、そういう若手をまとめて指導する立場なので身をもって体感しています)

働いてから今まで、自分の働き方について考えたことがないという方は是非とも一度キャリアについて考えてみてください。
(参考:薬剤師のキャリアを考える上で知っておきたい10のコト

あと安易な転職はしないようにと言いましたが、自分の市場価値を調べたりする転職活動はしてもいいです(当たり前ですが…)

自分のキャリアの相談や、転職エージェントと仲良くなっていくことで有利になることがありますので、よければ利用してみてください。(下記にオススメの転職エージェントをのせます)

ただ転職エージェントの方にすべてお任せというのはダメですからね(汗)

オススメの転職支援サイト

その他にも薬剤師の働き方について記事を書いていますので参考にしてみてください

薬剤師の働き方について – KUROYAKU

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転職サイトの比較で、どこを見てもオススメしている2社新鮮味がないかもしれませんが、オススメなんてそんなもんです。

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アラフォーの薬剤師です。
若手薬剤師がもっと活躍できるようにタメになる知識や心構えなどを伝えていきます。
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