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アトピー性皮膚炎にイトラコナゾール?ナシでもないけど、モヤモヤ…

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イトラコナゾールに眠剤混入発覚の経緯

今回はお勉強のコーナーですね。

件のイトラコナゾールへの睡眠薬混入事例が発覚した経緯として、岐阜県高山市の久保賢介医師がアトピー性皮膚炎の患者にイトラコナゾールを投与したことが紹介されていました。

どんなクリニックなのか調べてみると…

るるーしゅ

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脱ステロイドを謳っている医師が、イトラコナゾールを使用したことで発覚…

この医師がアトピー性皮膚炎での治療(脱ステロイド)の際にルーチンで使用していたから発覚できたのかと思いますが、少しモヤモヤしますよね。

本当にイトラコナゾールを服用する必要はあったのか?

とはいえ、この医師がまとまった量を処方しなければ、発覚できなかった気もします…
(そんなにイトラコナゾール毎日、調剤しないですよね…)

個別の事例では正しさがどうなのか分かりませんが、少しモヤモヤします…

それでは本題に入ります。そもそもアトピー性皮膚炎にイトラコナゾールを使用するのはどうなのか?

こちらのクリニカルクエッションを解決していこうと思います。

ちなみに私は皮膚科の門前で勤務していた経験もありますが、出会ったことはありません。

アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2018より

アトピー性皮膚炎の病態に対する真菌の関与については,アトピー性皮膚炎患者におけるカンジダやマラセチアに対する特異的 IgE 抗体の測定やプリックテストの結果から,皮疹の重症化に関して,これらの真菌に対するアレルギーがかかわっている可能性が示唆されてきた.しかし,病態との明確な関連性は不明である.アトピー性皮膚炎に対する抗真菌薬の治療効果については抗真菌薬の内服が有効であったとする報告,頭頸部の皮疹に対して抗真菌薬の外用が有効であったとの報告はあるが,大規模試験はなく,慎重な使用が望まれる.

Takechi, M. “Minimum effective dosage in the treatment of chronic atopic dermatitis with itraconazole.” Journal of international medical research 33.3 (2005): 273-283.

赤字の部分の引用文献は上記です。フリーではないため、アブストラクトだけではどの程度有効なのかなどはわかりませんね。

海外文献より

Weidinger S, Novak N. Atopic dermatitis. Lancet. 2016 Mar 12;387(10023):1109-1122.

Galli, Elena, et al. “Consensus conference on clinical management of pediatric atopic dermatitis.” Italian journal of pediatrics 42.1 (2016): 26.

Lintu P, Savolainen J, Kortekangas-Savolainen O, Kalimo K. Systemic ketoconazole is an effective treatment of atopic dermatitis with IgE-mediated hypersensitivity to yeasts. Allergy. 2001 Jun;56(6):512-7.

Dynamedでは上記論文を引用して、有効性があることを示していますね。

るるーしゅ

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効果はありそう、ただあくまでオプションという位置づけかな

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